麻生の失言

麻生という男は、しゃべるととんでもないことを言ってしまう。
数日前、自民党総裁選で名古屋を訪れた。
そこでしゃべったのは河川工事のこと。
基本的には長良川の河川工事が、環境問題という理由でストップしていることを言っているのであろう。

8月のゲリラ豪雨では1時間に140mmもの雨が降った。
そのため、岡崎市、安城市は大水害にあってしまった。
死人も出た。

そのことを演説でぶったのだ。
「まだ、岡崎や安城だから良かったが、名古屋にあれだけの雨が降っていたら、この名古屋市は大変なことになっていたんですよ・・・」

このことがテレビで放映されるやいなや、岡崎市長、安城市長はすぐさま、麻生に抗議文を出した。

軽率な発言である。
この男、正直であるが、おっちょこちょい。
また、庶民感覚を持ち合わせていない。
それはそうであろう。

吉田首相の孫で、麻生セメントの御曹司。
金の問題はないし、権力の中枢にいた人間。
わがまま放題に育ってきた人間であろう。

庶民感覚は漫画を読んでいるから持ち合わせている？
とんでもない！
自分は新聞は見ない、と豪語する。
これも政治家の態度とは思えない。

そんな人間が自民党の総裁、また、日本の首相になろうとしているのだから、恐ろしい話。

元自民党の幹事長の野中広務は麻生のことを、
「彼だけは総裁にすべきではない。自民党をだめにし、果ては日本をだめにする」
と言っているそうだ。

この麻生は昔から外務大臣のコメントとして、中国の大虐殺についても、持論では「あれは、中国の誇張に過ぎない、根拠がない。
などといった失言も言った男。

政治家は言葉を選ぶより、チャンとした理念を持つべきだ。
軽率な言葉というよりも、理念が薄っぺらだと思う。