先週、テレビ朝日のスーパーモーニングで取り上げた福島県のある高校の問題をご存知でしょうか?
ご存知ではない方に、簡単に説明しておきます。
三年前、柔道部に所属していた一人の高校一年生の女学生が、柔道部の部長(キャプテン)にリンチ同然の仕打ちを受けた。脳に損傷を受けたため、今なお植物人間として入院中。
学校の管理不行き届きのためによくある話。
しかし、この学校はその時の対応が悪かった。
この問題をクラブ活動の事故として処理をしようとしたのである。
事故が起こった後、柔道部に所属していた生徒の父兄だけを集めて、説明会を開いた。
その場では、校長から、「幼い頃から、この子は頭に損傷を持っていた。」、と言い、決して学校の責任ではないことを強調しようとした。
ところが、そのリンチの様を見ていた生徒は納得いかず、「おかしい」、と申し出た。
それに対し、教頭は、「」そんなことをしたら君達は県の大会には出場できなくなる」、と脅しを入れるのである。
その後問題が大きくなるのを見て、学校側は、生徒にこのときの説明文をくばる。
そこには、他の生徒の父兄が、さもいっていたこのようは話ばかりが書かれていた。
事実無根の話ばかり。
その点を校長に説明を求めると、
「父兄の言った言葉は事実です」の一点張り。
この校長の話を聞くと、責任逃れの対応ばかり。
これが教育者なのかと疑問に思う。
素直に、被害を受けた女性との前で謝罪し、両親の前で謝罪する方が余程、気分がいいと思うし、教育者として取るべき態度ではないかと思う。
今日のレポートではこの問題は、市議会でも問題になったという。
だんだん、問題が大きくなり、自分のとった行為が悪意の目で見られるようになってきた。
どん詰まりになる前に、全てを明らかにして、謝罪をすべき。
行き着くところまで行くと、あなたは袋のねずみ。
柔道技に横四方固めというのがある。そんな寝技で動きが取れなくなるか、あるいは、関節技で十字固めがある。
これは、
「アイタタタタァ・・・」、で参ったと言わされる。
いずれにしても、校長の監督責任は免れないにしても、事実の隠蔽こそが最もまずいことくらいわかりそうなものなのに、馬鹿ですね。