武 順子(Take Junko) ひとり語りのひとりごと

わがままな朗読家の我がままなひとりごと。「縁側の猫を枕に日向ぼこ」…猫が好き。詩を書く人でもあります。

三月になると読みたくなる『八郎』

2023年03月04日 11時08分02秒 | Weblog

3月は朗読会がふたつある

17日の地元の印西文化ホールで「ロビーコンサート」

25日の亀戸梅屋敷「よんの会」

 

まずは17日の朗読会

ロビーコンサートとはホールの外のホワイエ

ロビーでのイベント総称

ホール主催なので全部お任せだ

ありがたいのである

さて

3月になると『八郎』が読みたくなる

なので

他のメンバーと毛色の違う読み物で申し訳ない

山川方夫『箱の中のあなた』

志賀直哉『真鶴』

向田邦子『犬小屋』

なんとも奥行きのある話のあとの八郎

もちろんこの物語もいい話ではあるけれど

雰囲気が違っちゃいそうで申し訳ないのだ

地元サークルのメンバーなので

こんなわがままを許してもらえる

これもまた

ありがたいことだ

 

私たちは朗読を楽しむことを旨としている

でも

聴いていただくとわかるのだが

なかなかのハイレベル

 

みなさんそれぞれ

苦労と努力を重ねてご披露する

汗を流したあとの本番は

清々しくもあり

読む本人の喜びが大きくなるのである

 

朗読を聴くのは楽しいけれど

自分で朗読するのは

もっともっと楽しい

 

朗読で求めるべきは

美しい朗読ではない

訴える力のある朗読なのだと実感する

初めての朗読者

訴えたいことのある人の朗読

これに勝るものはない

これ

断言できると思っている

 

これ読みたいの!

この最後の一行読んでみたいの!

 

この気持ちを持って

あなたも一緒に朗読を始めてみましょ

私も

3月になったら八郎が読みたい!

その心持ちでがんばりたいと思います

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