武 順子(Take Junko) ひとり語りのひとりごと

わがままな朗読家の我がままなひとりごと。「縁側の猫を枕に日向ぼこ」…猫が好き。詩を書く人でもあります。

朗読を聴きにいらしてくださったみなさま、ありがとうございます。

2012年12月25日 10時00分28秒 | Weblog

今年もたくさんのみなさまに私の朗読を聴いていただいて、また、場を提供していただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。この感謝をどのようにお返ししていけばいいのだろうと考えるのですが、私には朗読しかありませんので、もっときちんと読むことができるように鍛錬することしかないのです。ただ読むだけなら、誰でもできます。でもそれだけじゃ、つまらないですものね^^)

 

さてさて。

今年もまた、平均すると週一回ペースで朗読をした。

ただ、旅行期間が長かったので、その分忙しさが際立ってしまった。

新しい演目も、挑戦した。『羅生門』『アイヌ神謡集』『文字禍』・・・

ああ、私の演目の欠陥は、さわやかな作品が少ないこと!

照れくさくなって、稽古の途中でいくつ投げ出したことか。

 

そうそう!

年末の反省会!反省かい?

新年早々に、アクシデントが起きたなあ。

ひとつのくだらぬアクシデントのために、たくさんたくさんのものを失った。

一番大切なものまでも、失いつつある。

ま、でもしかたないことさ。良くあることさ。

もちろん、たくさんの出会いもあったから、良しとする。

毎年毎年、そんなことの繰り返しなのかもしれないね。

 

  よどみに浮ぶうたかたは かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし

 

のんびりと、のんびりと、じぶんの道をのんびりと歩いていくしかない。

焦りの気持ちだけは、持ちたくない。焦ると、ころぶもの。

 

おととい23日、今年の本番がすべて終了し、昨日はのんびりクリスマスイブ。

イブの夕飯は、友人と二人、イオンの屋台村で、299円のうどんを食べた。独りでは行かない、寂しすぎる!

色気よりも食い気。ついでにたこ焼きを食べて、噂に聞いていた大蛸があまりにも小さくてがっくりしながら帰宅した。

 

来年は、どうなることやら。考えずに年を越そう。

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年を重ねるごとに年末年始の騒ぎから遠ざかりつつ・・・そら庵、大川端 語りの会はあります

2012年12月14日 09時16分10秒 | Weblog

毎年細々と、ですが、そら庵での「大川端 語りの会」は、今年もあります。

柚季純さんの歌とともに楽しんでいただきます。

 

演目は、柚季さんの楽器と一緒に、「アイヌ神謡集」と、そして

宮沢賢治『やまなし』を、蟹の兄弟を柚季さんと二人で掛け合いつつ読みます。

やまなしコラボは、「ねねね!やまなしで遊ぼうよ」という会話から誕生しました。

日ごろから、けっこうきちきちうつうつとしがちな武ではありますが、いったん弾けると、けっこう激しく愉快です^^;

 

アイヌ神謡集は、明日15日のガス燈が初演です!

20日には、本厚木のなよたけで読みます。

そして23日のそら庵で読みます。

場所が変わって、回数を重ねていくことで、少しずつ読みも変化していくと思います。

ご都合に合わせて、お出かけくださいませ。

 

この年末も、ふらりと旅に出ようかと計画を練っております。

車で、そこここを走っているかもです。

どこぞのドライブインで見かけたら、お声をかけてくださいませ^^)v

 

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アイヌ神謡集を読むということ

2012年12月11日 08時32分19秒 | Weblog

今週末、定例の二人会があります。

千葉県市川市、JR総武線本八幡駅下車7分くらい。京成八幡、都営新宿線の駅から5分くらいのところです。

マンションの一階にある小さなカフェ「ガス燈」の情報↓

https://plus.google.com/117259958768218791636/about?gl=jp&hl=ja

http://tabelog.com/chiba/A1202/A120202/12007117/

今月は、15日(土)15時開演。

私は知里幸恵編『アイヌ神謡集』から、少しだけ読ませていただきます。

「アイヌに生まれアイヌ語の中に生い立った私は、雨の宵、雪の夜、暇あるごとに打ち集まって私たちの先祖が語り興じたいろいろな物語の中 極小さな話の一つ二つを拙い筆に書き連ねました」(序 より抜粋)

私はアイヌ語を話すことができません。アイヌの文化について学んでも、学びきることはできません。

でも、「こんな話があるのですよ」という紹介は、私にもできると思いました。

ぜひ聴いてください。そして、聴いたかたが、アイヌのことに、ほんの少しでも思いを馳せてくださったら、幸せです。

また、聴いていただくとおわかりになると思いますが、アイヌのことが書かれてはいるけれども、アイヌのことだけに留まらない、人の世のすべてを感じることもできるような気がしてなりません。

 

稽古を始めたころ、さてどんな風に料理しようかと不遜なことを考えておりました。しかし、物語の力とは恐ろしいものです。作ろうとすればするほど、薄っぺらく軽いものになっていきます。このように悩んだのは、初めてです。たいていの場合は、文章が私を導いてくれるようなところがあるのですが、この物語から、私は拒絶をされたような気がしました。何様だと思っているんだ。傲慢なお前に資格はない。そんなことを言われているような気にさえなります。何度も、やめようかと思いました。悩んだ末の朗読です。お金を払ってまで、そんな自信のないような朗読を聴きたくはないさ、との声が聞こえてきそうですね。

アイヌのおはなしを、ぜひ聴いてみてくださいませ。武順子ではなく…。

 

 

心から、お待ちしております。

 

追記

 ・・・とはいうものの、どうしても稽古すればするほど、武順子になってしまいます。自分じゃなくなりたい…って、無理なのかしらねえ。

 

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もうすぐ銀座並木通りでの二人会。絵画や工芸品の中での朗読のこと

2012年12月05日 10時14分01秒 | Weblog

ついつい、前回アップした動画とブログやプロフィールなどに使っている写真を見比べてしまった。

2年3年で、こんなにも違うものかと…(泣)

若すぎるぞ!とのご意見もおありかと存じますが、その辺は健気な女心…とお許しを(*^。^*)

 

さていよいよ明日は銀座での二人会です。

池田陽子さんのバイオリンとは2度目のコラボです。時が経ち、お互いの成長が生み出す相乗効果を期待して、ぜひお出かけくださいませ。

たくさんの展示物の中で読むときは、それらが発する「気」のようなものと闘いになります。ですので、明日はバイオリンとたくさんの展示物と私の生んだ相乗効果のたまものをたっぷりと味わってくださいませ。もちろん、このような闘いは勝っても負けても良くありません。絶妙なバランスを保つことのできた瞬間の幸福感を味わうことのできるのが、ギャラリーライブの醍醐味でもあります。

      

 

左の立派なチラシは、ギャラリーで作っていただいたもの。右は、ハガキ大で、私が作りました。

ご案内のハガキをご要望のかたは、メールにて。take5@coffee.ocn.ne.jp

 

今日は地元で、「よだかの星」を読みました。

地元では、クリスマスのころにも同じ演目を読みますので、今日は方言での朗読。クリスマスには、標準語で読もうかと思います。

しかし・・・!方言がとても良かったから、クリスマスも方言で読んでほしいとのリクエストが^^;

大丈夫ですよ!標準語でも、十分になまります。賢治は自分の作品を声に出して読み、また読み聞かせもしていたとか。ですので、文体が、標準語では読み辛くなっているようです。少し訛ると、だんぜん生き生きとしてきます。不思議不思議、です。

明日はどうなることやら。明日考えることにします。

ではまた明日☆

 

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