父のその後

2013-11-18 01:52:33 | Weblog
さて脳出血で倒れた父のその後だが、それなりに順調に回復してるようだ
リハビリセンターからの退院の話も出てるらしい
まだ今日の日付を言えなかったり自分の年を間違えたりするそうだが、
何とか自宅に戻ってこられるレベルまで来たらしい

しかし病院を退院してリハビリセンターに移ってからは1度も会いに行かなかった
倒れてから約3ヶ月が経過したが会いに行ったのは2回だけである
本当にとんでもない息子である、長男である
しかも遠いならいざ知らずその気になればすぐ行ける距離である

ただここでも俺の外見が邪魔してると言っていい
リハビリセンターだと常に看護士が付いてるようなのだ
そこで俺のような容姿の男が行くというのは気が引ける
この考え方自体が馬鹿なんだが対人恐怖症というのも大きい
そういうところにポンと飛び込んでいけないのである

自分の親がお世話になっており長男がお礼も兼ねて訪れるのは当然だろう
そして何より自分を育ててくれた父が日々懸命に頑張ってるわけである
まして近い距離であり時間的余裕もたっぷりある
このシチュエーションでも気持ちが動かない俺は最低の息子である
病院関係者も長男が1度も来ないことに驚いてるのではなかろうか
もちろん自宅に戻れば頻繁に帰るつもりである
しかしその前に自然に体が動いてなければダメだろう
本当に俺はダメ人間である

80歳を控えた母1人に対応を押し付けて現状から逃げ続けてたわけだ
その母も心身ともに疲れが限界に来てるようだ
それはそうだろう
3人の息子がまったく機能していないのである
毎日のように1人で電車で往復してたわけで体もクタクタだろう
そう考えると本当に母が居てくれて助かった
離婚してたり先に亡くなってたりしたらと考えると恐ろしい

しかしそれも近いうち現実のものとなるであろう
どちらかが先にいなくなるのもそう遠くはないはずである
そのときに俺が果たして対応できるのか不安である
40代半ばまで生活のすべてを親に頼ってきたツケが回ってきた感じである
本当に1人では何も出来ない無能な50歳である

50歳と言えば世間では20歳過ぎの息子が複数居てもおかしくない年齢である
自分が子供たちに頼られる立場である
それがこの有様である
本当に情けないがこれが今の俺なのである

そして自宅に戻れたら一安心というわけではない
杖を使わなければ歩けない状態だし徘徊の可能性もあるらしい
風呂やトイレなどどうなるのか分からないが、
今後は自宅に極力戻って出来る限り母をサポートしていこうと思う

しかし世の中には同じような境遇、いや、それ以上の境遇の人たちが大勢いるはずだ
親1人子1人で親が倒れるケースもあるだろう
自宅に戻れるレベルまで回復しない人もいるはずだ
本当に大変だと思う
そしてそれに立ち向かってる人が大勢居るわけである
下手すると経済的な理由で入院すらできない人もいるだろう

今までは介護疲れの事件とかあってもどこか他人事だったが今は違う
本当に切なく悲しく辛くなる限りである
何と言っても親である、親を見捨てることなど出来ないのである
とにかく同じ境遇の人たちも頑張ってほしいし俺たち家族も頑張るしかない
コメント
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