雪の朝ぼくは突然歌いたくなった

2005年1月26日。雪の朝、突然歌いたくなった。「題詠マラソン」に参加。3月6日に完走。六十路の未知の旅が始まった…。

060302 日々歌う

2006-03-02 02:06:10 | 日々歌ふ
音もなく大海原を駆け巡る電子の波に託せる歌は

手紙書く右手に替ふる左手でいつしかメール打ちてしをりぬ

聴き較ぶ<涙そうそう>のヤマトゥグチ、ウチナーグチを子らと授業で
(涙そうそう=なだそうそう)

澄みし声<ざわわざわわ>とくりかへす歌を聴きたり戦世悼み

菜種油の匂ひ包める雲南に今年も黄に咲け菜花の畑よ

台所・厨・厨房・キッチンの順にぞ馴染む言の葉にして

―<敬愛する詩人茨木のり子の早すぎる死を悼みて詠める>
倚りかかる椅子の背もたれ要らぬ日の詩人に早く訪ふも悲しく

祖母好む<ヒエツキ>節に出でこせる<サンシュ>の花のかく美しきとは
(美しき=はしき)

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