論文番号 | 著者名 | 論文タイトル名 | 発表雑誌名 | 巻、号 | ページ | 出版年 |
論文#21 | Teruya H, Tomita M, Senba M, Ishikawa C, Tamayose M, Miyazato A, Yara S, Tanaka Y, Iwakura Y, Fujita J, Mori N. | Human T-cell leukemia virus type I infects human lung epithelial cells and induces gene expression of cytokines, chemokines and cell adhesion molecules. | Retrovirology. | 5 | 86 | 2008 |
指摘項目No.15 (琉球大学)
論文#21のFigure1の左パネルのβ-actin mRNAの画像は、
同じ実験条件の論文#21のFigure2Aのβ-actin mRNAの画像と類似しています。
一方、論文#21のFigure1の左パネルのTax mRNAの画像は、
同じ実験条件の論文#21のFigure2AのTax mRNAの画像と異なっており、不自然です。
Figure1の方のTax mRNAの画像では、7レーン目に比べ、2レーン目と5レーン目のバンド画像は薄いですが、
Figure2AのTax mRNAの画像では、2レーン目と5レーン目と7レーン目のバンド画像の濃さはほぼ同じであるかのようなデータとなっています。
これは、論文5ページ目の本文中に記載されている「The expression level of Tax mRNA was equivalent in A549 cells cocultured with MT-2 cells at 3 and 5 days, but the expression level of Tax protein was suppressed at 5 days (Figure 2B).」という結果を述べるために、
都合のいい画像をFigure2AのTax mRNAの画像として恣意的に取捨選択したものと推測されます。