たんぽぽのいつだってキープスマイル!

笑って笑ってのんびりいこう♪

緩和ケアの現実

2024-01-21 21:05:12 | 日記
亡くなった職員が、次の薬で効果がなければ緩和ケアになると言ってから、
緩和ケアやホスピスについて色々調べた。
ネット社会なので、情報はたくさんある。
ある人のブログを見た。
最期の時を、緩和ケア病棟で過ごしていた。
『生まれ変わってもがんで死にたい』と彼は言う。
がんは亡くなるまでに時間があるから、自分が亡くなった後の事等色々
話す事が出来る。
自分の思いを伝えられる。
ブログには、そんな言葉がたくさんある。
彼自身もご家族も悲壮感はなく、温かなブログだった。
彼のチームがあり、彼が気持ち良いと思う事をかなえる。
入浴、足湯等々。
飲酒も出来たりする。
彼は痛みなく、穏やかに旅立った。
そのブログをずっと読んでいたり、鎌田先生のブログから諏訪中央病院の
様子を見て、勝手に緩和ケアのイメージを持っていた。
『尊厳。最期までにその人がその人らしく生きる時間。』
緩和ケアは、そのイメージだった。
みんなが一つの命を完全燃焼させるための温かな時間…。
当然私の仲間も、同じような時間を持てると思っていた。
そしてその時、私に出来る事を考えていた。
でも、現実は全く違い、壮絶なものだった。
口から飲み食い出来なければ、そのまま。
それに代わる点滴はしない。
亡くなるその瞬間が来るのを痛みに耐えながら待つ。
最期の最期まで痛みと闘って、苦しんで…。
私が想像していたのとは全く違った。
そんな想像は微塵もなかった。
こんなはずじゃない。
本人もそう思ったはず。
私の私の大切な仲間、そういう時間を過ごしてほしかった。
その病院のHPにはとても良い事ばかりが書かれていた。
最期の病院選びは、慎重にすべきだと痛切に感じた。
見学に行ってじっくり話を聞いて本人も家族も納得して。
大切な人には、穏やかな表情で空に旅立ってほしい。
そうでないと残された人の心はいつまでも癒えない。


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ほっ!♪ | トップ | まだこんな世の中… »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事