国会12日間延長を決定、参院選は7月29日に(読売新聞) - goo ニュース
前にも紹介した江川紹子さん。
いろんな意見、とっても共感できます。
つい先日の贈る言葉というコラムです。(部分的に引用します。)
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安倍内閣が迷走している。
年金問題と松岡農相の自殺で内閣支持率は急落。かつて安倍氏は、支持率低迷について、「一喜一憂しない」「私は、コップの水をこれだけ減ったとは考えず、まだこんなにあると考える」などと泰然自若を装っていたが、相当に無理をしている感じがした。今回は、一時的に支持率が上向いて強気になっていた後だけに、予想外のダブルパンチを二発くらって慌てふためいているのだろう。
本当に心配だ。
ただし、心配なのは、安倍氏の評価やその内閣の命運ではなく、こういう人に導かれている日本とそこに暮らす私たち国民の命運の方。
<中略>
安倍さんとその側近の頭の中は、次の参院選のことでいっぱいのようだ。
そんな彼らに贈って差し上げたい警句が、我が恩師、故内田満・早稲田大学名誉教授の最後の著書『政治の品位』(東信堂)の中に、いくつも引用されている。
「小政治家は次の選挙を考え、大政治家は次の時代を考える」
(アメリカの評論家、ジェームズ・F・クラーク)
「再選されることばかり考えていると、再選に値することがきわめて難しくなる」
(ウッドロー・ウィルソン元米大統領)
<中略>
まさに月明かりもない闇夜のまっただ中という感のある今の日本の政治状況。
このような暗闇を形成している議員のセンセイ方、とりわけリーダーの地位にいる安倍氏には、日本の政治を少しでも夜明けに近づけるために、ぜひともこの本を読んでいただきたい。
え? 選挙対策で忙しくて、そんな暇がない?
同書には、こんな警句も紹介されている。
「権力の座にいる人には、本を読む時間がない。しかし、本を読まない人は、権力の座に適さない」
(マイケル・フット元英労働党党首)
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また、タレント候補が話題になっています。
いつまでたっても変わらないですね。
日本って、ずーーーーっと、こんな風情のままで行くんですかね。
成長しないんですかね。
政治が変わった、庶民のための、生活者視点の政治になったね、って死ぬまでに一度でいいから、言ってみたいよね。
まあ、政治家の資質だけの問題でもないわけだし、僕ら自身が変わって行かないと、結局は何も変わらない、ってことです。
なんかね、上の言葉を見ていて、仕事との共通点がある、って思った。
所謂、企画コンペって、ありますよね。
そういうのしょっちゅうやってるわけだけど、
コンペに勝とうと思うと、
競合とどう差別化するか、
プレゼに凝る、パフォーマンス的に印象付ける、
というちょっと本末転倒的な色合いが強くなり、
クライアントが本来すべきこと、って視点からはどんどんずれてくる。
クライアントのための企画ではなくなり、
自分が勝ち残るためのジコチューな企画にどんどんなっていく。
クライアントのために、クライアントの将来を深く考えて、
一番いいと思う企画では、目立たない、インパクトに欠けるので、
結果、競合に勝てない。
クライアントのためにはいいと思わないけど、
いや、こんな企画を実際にやったら、めちゃくちゃなことになるかもしれないけど、
コンペに勝つためには仕方ない。
コンペに勝たなきゃ、クライアントのためもなにもない。
目先の生き残り。
そんなことを日頃している僕らは、政治家の選挙運動のこと、何も言えない。
選挙に勝たないと、何もできない。
勝つことがすべて。
そのためには、実際にやりたいことよりも、
選挙に勝てる公約、パフォーマンス。
(当選した後)実際にやるかどうか、できるかどうかは、さておいて、
受けそうなマニフェスト、おいしそうな言葉をちりばめた公約、を発表する。
こぎれいにして、しゃべり方かっこよくして、イメージを大事にして、たくさんの人と話して、握手して。。。
こうやって考えると、いろいろ難しいです。
選ぶ側として考えても、本質よりもイメージで判断しちゃうこともある。
(先日の週刊文春の話と同じ?)
これから暑い夏に向かって、熱い選挙戦が繰り広げられるんですね。
お祭り好きだし、なんだかんだ言っても、選挙って面白い。
だけど、過去の選挙の事例、思い出すと、空しくもなる。
松坂も渡辺竜王もがんばっている、土曜の昼下がり。
なんで梅雨なのに、こんなにいい天気で暑いんだろ。
前にも紹介した江川紹子さん。
いろんな意見、とっても共感できます。
つい先日の贈る言葉というコラムです。(部分的に引用します。)
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安倍内閣が迷走している。
年金問題と松岡農相の自殺で内閣支持率は急落。かつて安倍氏は、支持率低迷について、「一喜一憂しない」「私は、コップの水をこれだけ減ったとは考えず、まだこんなにあると考える」などと泰然自若を装っていたが、相当に無理をしている感じがした。今回は、一時的に支持率が上向いて強気になっていた後だけに、予想外のダブルパンチを二発くらって慌てふためいているのだろう。
本当に心配だ。
ただし、心配なのは、安倍氏の評価やその内閣の命運ではなく、こういう人に導かれている日本とそこに暮らす私たち国民の命運の方。
<中略>
安倍さんとその側近の頭の中は、次の参院選のことでいっぱいのようだ。
そんな彼らに贈って差し上げたい警句が、我が恩師、故内田満・早稲田大学名誉教授の最後の著書『政治の品位』(東信堂)の中に、いくつも引用されている。
政治の品位―日本政治の新しい夜明けはいつ来るか東信堂このアイテムの詳細を見る |
「小政治家は次の選挙を考え、大政治家は次の時代を考える」
(アメリカの評論家、ジェームズ・F・クラーク)
「再選されることばかり考えていると、再選に値することがきわめて難しくなる」
(ウッドロー・ウィルソン元米大統領)
<中略>
まさに月明かりもない闇夜のまっただ中という感のある今の日本の政治状況。
このような暗闇を形成している議員のセンセイ方、とりわけリーダーの地位にいる安倍氏には、日本の政治を少しでも夜明けに近づけるために、ぜひともこの本を読んでいただきたい。
え? 選挙対策で忙しくて、そんな暇がない?
同書には、こんな警句も紹介されている。
「権力の座にいる人には、本を読む時間がない。しかし、本を読まない人は、権力の座に適さない」
(マイケル・フット元英労働党党首)
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また、タレント候補が話題になっています。
いつまでたっても変わらないですね。
日本って、ずーーーーっと、こんな風情のままで行くんですかね。
成長しないんですかね。
政治が変わった、庶民のための、生活者視点の政治になったね、って死ぬまでに一度でいいから、言ってみたいよね。
まあ、政治家の資質だけの問題でもないわけだし、僕ら自身が変わって行かないと、結局は何も変わらない、ってことです。
なんかね、上の言葉を見ていて、仕事との共通点がある、って思った。
所謂、企画コンペって、ありますよね。
そういうのしょっちゅうやってるわけだけど、
コンペに勝とうと思うと、
競合とどう差別化するか、
プレゼに凝る、パフォーマンス的に印象付ける、
というちょっと本末転倒的な色合いが強くなり、
クライアントが本来すべきこと、って視点からはどんどんずれてくる。
クライアントのための企画ではなくなり、
自分が勝ち残るためのジコチューな企画にどんどんなっていく。
クライアントのために、クライアントの将来を深く考えて、
一番いいと思う企画では、目立たない、インパクトに欠けるので、
結果、競合に勝てない。
クライアントのためにはいいと思わないけど、
いや、こんな企画を実際にやったら、めちゃくちゃなことになるかもしれないけど、
コンペに勝つためには仕方ない。
コンペに勝たなきゃ、クライアントのためもなにもない。
目先の生き残り。
そんなことを日頃している僕らは、政治家の選挙運動のこと、何も言えない。
選挙に勝たないと、何もできない。
勝つことがすべて。
そのためには、実際にやりたいことよりも、
選挙に勝てる公約、パフォーマンス。
(当選した後)実際にやるかどうか、できるかどうかは、さておいて、
受けそうなマニフェスト、おいしそうな言葉をちりばめた公約、を発表する。
こぎれいにして、しゃべり方かっこよくして、イメージを大事にして、たくさんの人と話して、握手して。。。
こうやって考えると、いろいろ難しいです。
選ぶ側として考えても、本質よりもイメージで判断しちゃうこともある。
(先日の週刊文春の話と同じ?)
これから暑い夏に向かって、熱い選挙戦が繰り広げられるんですね。
お祭り好きだし、なんだかんだ言っても、選挙って面白い。
だけど、過去の選挙の事例、思い出すと、空しくもなる。
松坂も渡辺竜王もがんばっている、土曜の昼下がり。
なんで梅雨なのに、こんなにいい天気で暑いんだろ。
「政治制度に関する研究会」
記
早稲田大学名誉教授、内田満先生追悼
東京専門学校建学125周年祝賀
公開講演会
論 題「制度改革の政治学-1994年の選挙制度改革が日本政治に与えた影響」
基調講演 成田憲彦(駿河台大学学長、元総理大臣政務秘書官(細川内閣))
討 論 者 吉野 孝(早稲田大学教授)
司 会 今村 浩(早稲田大学教授)
と き 2007年10月20日(土)、午後2時開演
と こ ろ 早稲田大学 西早稲田構内 14号館 1040教室
東京都新宿区西早稲田1-6-1
地下鉄・東西線 早稲田駅 徒歩5分
スクールバス 高田馬場駅 - 早大正門 徒歩2分と15秒
JR山手線・西武新宿線 高田馬場駅 徒歩20分
案内図 http://www.waseda.jp/jp/campus/nishi_up.html
ひ よ う 聴講無料
主催・連絡先 「政治制度に関する研究会」 seijiseido@yahoo.co.jp
聴講ご希望の方は、電子メールでお知らせください。
以 上
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