即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

猛暑

2010年09月01日 10時19分14秒 | 音楽と美術
今日から9月だというのに、ちっとも秋らしくなんかならないですね。
ほんと、どうしちゃったんでしょう、今年の夏は。

ということで、今日は落語ネタです。

先日、小三治独演会に行ってきました。

あの独特の間(ま)がたまらなかったです。

先日夜中にテレビで志の輔の落語をやってたのだけど、いやあ、味が違いますね。
うまいことはうまいし、惹きつけられるのだけど、まだまだ一味も二味も違いますね。
ダシが違うというのか、隠し味の違いというのか、風格ですか。

最初に出てきた雰囲気だけでもうすっかりその世界に惹きこまれている。
知らず知らずにもうペースにはまっている。

メモを取っていたわけでもなく、うる覚えの記憶から適当に書いてるので、本物の良さは伝わらないだろうけど、とりあえず、こんな感じのマクラが始まりました。

『これだけ暑いとねえ。
こんなに暑かったらこの場所に来られなくても仕方ないです。
来られなくても、皆さん納得するでしょ。
あー、こんなに暑くちゃ、来られないのも無理ないなあ、まあ仕方ないよなあ、って。

皆さんもこの暑さの中、私の話を聞こうなんてことで、よくまあがんばってここまで来ましたよねえ。
今日はこうして見渡すと、どうも若い人ばかりだから(そんなこたあない。まるで正反対。場内笑いの渦。)、暑さは堪えないんですか。

私の話を聞いたところでなんのためにもならないですよ。

まさかなんかのためになりたいってことでここに来た人、いないでしょうね?』

『残暑、残暑なんて言いますけどね。

実は残暑の方が厳しいんです。

本暑よりも厳しい。

本署よりも所轄の取り調べの方が厳しいのと同じです。』

なんて、こんな感じの枕を10分以上やってたでしょうか。

そして始まったのが品川心中

休憩を挟んでもうひとつ、粗忽長屋

円熟の話芸ですっかり満たされた夏の夜。

小三治の口調や表情を思い出しながら、キュンと冷えたビールは、たまらなかったぜい
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