即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

恵まれていること

2007年11月22日 23時44分19秒 | 雑感

田坂広志さん
鼎談会に行きました。

この鼎談会は、ニューヨークを拠点に、世界の社会起業家の写真を撮り続けている
渡邊奈々さんの著書
『社会起業家という仕事 - チェンジメーカーⅡ』の出版を記念して開催されました。
社会起業家という仕事 チェンジメーカーII
渡邊 奈々
日経BP社

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2005年に上梓された『チェンジメーカー』は、日本における社会起業家のブームになったようですが、それから2年の歳月を経て出版された続編です。

この続編には、田坂さんも「解説」を寄稿していることから、田坂さんと渡邊奈々さん、そして、社会起業家フォーラム副代表の藤沢久美さんの3人が、社会起業家について、示唆に富んだトークセッションが行われ、頭の中は、刺激と気づきと納得とで、いっぱいいっぱいになった夜でした。

凡人さん書かれてますが、いろいろ感じること多かったので、何回かに分けて記事にしようと思います。

今、日本は、皆高等教育を受けている、健康で長寿社会になっている、数十年も戦争が無い、などなど、世界でも稀有な存在だという話。

あっと驚く《リッチサイト》、ぜひやってみてください。

自分の年収を入れると、世界の67億人の中で、何番目なのかが出てきます。

ちなみに年収300万と入れてみると、
TOP 9.44%になります。

すげええーーー!

100万でも、
TOP 13.59%。

へ~~~!

つまり、86%の人は、年収100万以下。

いかに、自分は世界中の人々の中で、恵まれているかがわかります。

このことを認識するだけで、日々の考え方、行動の仕方が変わってきます。

同期のあいつが、少し給料がいい、とか、隣のあのうちは金持ちですごい家に住んでいる、などなど、そんなの関係ないですよね。

アフリカであれ、中国であれ、インドであれ、世界は広いわけです。
日本とまるで違う世界は、日本とまるで違う機軸で回転してるわけです。

NYに住んでいる渡邊さんは、あまりにも日本は特殊すぎる、世界と繋がってない、と評する。

日本だけは、超鎖国バリアで、閉ざされている。

こんなに恵まれた境遇にいる我々は、普通にのうのうと、暮らしているだけでいいのか。
収容所とか、難民キャンプ、とか、戦争孤児とか、明日の食料もない、とか、数限りない人々が存在しているこの現実。
日々、大きな苦痛と苦悩の中で苦しんでいるたくさんの人々。
マラリアだの、銃撃だので、明日の命の保証などまるでない。

社内の軋轢も、満員電車も、メタボリックも、赤福も、山田洋行も、世界バレーもそんなの関係ないわけです。

大勢の人の痛みを自分の痛みとして感じられること。
感謝の気持ち。
そして、豊かだからこそできること。

日々の仕事や暮らしの中で、その向こうに何を見出していくのか。

そういうちょっとした思いが、社会起業となり、社会貢献に結びついていく。

それも肩肘張らずに、ゆるゆると、サステイナブルで。

この感覚を感じられただけで、この場に来た甲斐があったというものです。

また次回に続きます。
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