活用

※初めての方はこちら「プロローグ」、「このblogの趣旨」からお読みください。

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前エントリをご覧になった方の中には、少なからずこのように解釈された方もいらっしゃるようです。

…

黒斎さん、あなた嘘つきだ。

だってそうじゃないか、あなたの仮説は矛盾に満ちている。

「関心」の大きさが才能の開花に比例しているだって！？

馬鹿なこと言わないでくださいよ。

なぜなら、その仮説は、私の人生がそのまま反証しているんだもの。

こう言ったらなんだけど、私は、人一倍「いい人との出会い」に関心を寄せてきた。

それなのに、ちっともいい人との出会いなんてありゃしない。

出会う人出会う人、ろくでなしばかりですよ。

それに…こう言ったらなんだけど、私は、人一倍「お金」に関心を寄せてきた。

なのに、私は現に貧困に窮している。


だからほら。あなたの仮説は間違っている。

…


あはは。

確かにそれも一理ある。

…ように見えるんだけど、、、


ごめんなさい。気を悪くしないで聞いてくださいね。

それとこれとでは、やっぱりちょっと話が違うんです。

あなたが仰っているのは、関心を寄せている「対象」のことですよね。

だけど、僕がお話しているのは、関心の「寄せ方」。その「方法」の側なんです。


仮に、あなたの仰っている「いい人との出会い」でご説明します。

「いい人との出会い」を望んでいるあなたが、実際に「人付き合いを楽しんでいるか否か」が問題なんです。

まぁ、「出会う人出会う人ろくでなしばかり」なんて仰るぐらいですから、あまり楽しんでいるとは言えませんよね。

で、なんで楽しめないのかと顧みたときに問題となるのが、「人間関係をどのように捉えているか」という事。

人付き合いの「良い面」を見る生き方をしているのか、それとも「悪い面」を見る生き方をしているのかが問題なんです。

つまり、人付き合いが「好き」なのか、それとも「わずらわしい」のか。

また、その人の「個性」を「長所」と捉えるか「短所」と捉えるかによっても、世界が変わるんです。

例えば、何か新たな行動を起こす際に「すぐに行動を起こさず、時間がかかるタイプの人」がいたとします。

これを、「長所」というフィルターで見れば、「慎重・思慮深い」という個性になります。

これを、「短所」というフィルターで見れば、「臆病・いくじなし」という個性になります。

逆に、「速やかに行動を起こし、スピーディーに実行するタイプの人」がいたとします。

これを、「長所」というフィルターで見れば、「活動的・積極的」という個性になります。

これを、「短所」というフィルターで見れば、「軽率・無鉄砲」という個性になります。

同じ一つの「個性」が、捉え方で「真逆」になる。

これ、先日の「疎通」と同じ話ですね。

自分の「人を見る」という能力が、「長所」を捉える方で習慣化されていれば、出会う人出会う人、みんな、いい人になります。

逆に、「短所」を捉える事が習慣化されていれば、どんなにいい人に出会っても、みんな、ろくでなしになっちゃうんです。


お金に関しても同じ事なんです。

お金そのものではなくて、それとの関わり方の問題なんです。

お金を、使えることに「感謝」しているのか、それとも、使えないことに「嘆いて」いるのか。

いい方、悪い方、どちらを捉える能力を活用しているのかで、世界が変わるんです。


物事は、いい方を向いていれば、いい方に進みます。

悪い方を向いていれば、悪い方に進みます。

どちらか意識せずに進み、その結果を「よし」としないのであれば、何が悪かったのか（どういう捉え方をしていたのか）を顧みればいい。


それでは最後に、雲さん語録から関連事項をご紹介して、お開きにしたいと思います。


（ ￣Д￣）　

殺すことは、簡単だ。

生かす（活かす）ことは、大変だ。


壊すことは、簡単だ。

作ること（なおすこと）は、大変だ。


嘆くことは、簡単だ。

歓喜するのは、大変だ。


けなすことは、簡単だ。

褒めることは、大変だ。


堕落することは、簡単だ。

努力することは、大変だ。


諦めることは、簡単だ。

継続することは、大変だ。


人はつい、「楽しい方」ではなく、「楽な方」を選びたがる。


自分の選択が、結果を引き寄せる。

「結果」はいつでも、「後についてくるもの」だ。

「先立つもの」ではない。


良い「結果」が欲しいのなら、方法はただ一つ。「今を活かす」ことだ。



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