いまさらながらの原点回帰
あの世に聞いた、この世の仕組み
修行
※初めての方はこちら「プロローグ」、「このblogの趣旨」からお読みください。
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(´・ω・`)v─~~ 「真理を求めて修行をしております。」
…
シッダッタ王子の家出を決意させてしまった、あの修行者。
玄奘三蔵が残した経典、般若心経では「夫慈鴻」の名で登場します。サンスクリット語の「フジコー」からの漢訳ですね。
…
,一-、
/ ̄ l | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■■-っ < んなこたぁない。
´∀`/ \________
__/|Y/\.
Ё|__ | / |
| У.. |
…
はい。すみませーーん。ちゃんとやりまーす。
冗談はさておき、北門で出会った修行僧の、世俗の苦や穢れを一切感じさせない清らかな姿を見て、すっかり感化されてしまったシッダッタ王子。
家族の大反対を押し切り、これまでの生活の全てを投げ捨てて家出をしてしまいます。
( ̄д ̄;) 『さて…こうして家出したものの、これからどうすれば良いのやら…』
(  ̄.. ̄) 「じゃ、とりあえずバッカバ仙人の所にでも行ってみたら?」
Σ( ̄д ̄;) 『あっ!あなたはあの時の!』
(  ̄.. ̄) 「修行僧、梵如琉(サンスクリット語:ボンジョル)です。」
( ̄д ̄;) 『…』
(  ̄.. ̄) 「様々な苦行をされている、バッカバ仙人という方がいらっしゃいます。まずは、その方を訪ねられてみてはいかがですか。」
ヾ( ̄д ̄ ) 『これはこれは、アドバイスありがとうございます!早速行ってみます!で、仙人の所へはどうやって行けば?』
(  ̄.. ̄) 「この道を行けばどうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし 行けば分かるさ。」
( ̄д ̄;) 『なんか、使い方を間違っているような気がしますが…』
(; ̄.. ̄) 「細かいことは気にするな…。」
はい。すみませーーん。ちゃんとやりまーす。
そんなこんなでバッカバ仙人のもとへ辿り着いたシッダッタ。
しばしその苦行の様子を観察したのですが…
( ̄д ̄;) 『…。なんか、この人めっさ胡散臭いんですけど…。』
どう贔屓目に見ても、悟れそうにありません。
( ̄д ̄;) 『だめだこりゃ…。さっさと他の師を見つけよう。』
そうしてシッダッタが次に向かったのは、ヴァイシャリー城外に住むという阿羅邏迦蘭(サンスクリット語:アーラーラ・カーラーマ)という思想家のもと。噂によれば300人余りの弟子を率いているとのこと。これは信頼できるかも…
<(_ _ )> 『アーラーラ・カーラーマ先生!お噂によりますと、先生は最高の境地を得たとのこと。是非、弟子にしてください!』
(  ̄Д ̄) 「うむ。おぬしの目つき、相当の心構えで来られたと見える。よろしい。私が瞑想を通して会得した“空無辺処(くうむへんしょ)”の教えを説いてしんぜよう。」
<(_ _ )> 『ははっ!よろしくお願いいたします!!』
(  ̄Д ̄) 「“空無辺処(くうむへんしょ)”とは、物質的存在がまったく無い空間の無限性についての三昧の境地である。物的存在たるこの肉体を厭い、虚空を自在にコントロールし、空無辺の理(ことわり)を解し、修行して生ずる処である。欲界と色界とにおける全ての物質的な束縛を離れ、一切の作意のない、果てしない“空(くう)”を観じる禅定。これこそが空無辺処の境地なり。まずは、瞑想。すべてはそこからだ。」
<(_ _ )> 『はいっ!早速始めてみます!』
…
(  ̄_ゝ ̄) 『…(※シッダッタ瞑想中)』
ポクポクポク・チーーン!
(  ̄_ゝ ̄) 『…先生。』
(  ̄Д ̄) 「なんだね?」
( ´_ゝ`) 『「空無辺処」、会得しちゃいました。』
Σ (゜Д゜;)!! 「早っ!!」
修行を始めるやいなや、早々と先生と同じ境地に達してしまったシッダッタ。
(; ̄Д ̄) 「こんなに早々と証得してしまうとは…。シッダッタ、今後は私とともに、この300人の弟子達に教えを説いてはくれまいか。」
<(_ _ )> 『先生、申し訳ございません。先生はこの境地を最高の悟りと思われているようですが、私は、この境地は真の悟りではないと感じるのです。この程度では、人の煩悩を救う事はできません。私はここを離れ、さらなる修行を行いたいと思います。』
(; ̄Д ̄) 「そんなぁ…。」
アーラーラ・カーラーマ先生の教えに見切りをつけたシッダッタは、当時アーラーラ・カーラーマ先生と同じぐらい知られていた思想家、優頭藍子(サンスクリット語:ウッダカ・ラーマ・プッタ)のもとへ修行に行きます。
<(_ _ )> 『ウッダカ・ラーマ・プッタ先生!お噂によりますと、先生は最高の境地を得たとのこと。是非、弟子にしてください!』
(  ̄Д ̄) 「うむ。おぬしの目つき、相当な修行を積まれて来られたと見える。よろしい。私が瞑想を通して会得した“非想非非想処(有頂天)”の教えを説いてしんぜよう。」
<(_ _ )> 『ははっ!よろしくお願いいたします!!』
(  ̄Д ̄) 「“有頂天”とは、仏教の世界観の1つであり、天上界における最高の天をいう。有(Bhava=存在)の頂(agra)を意味しており、三界(上から無色界・色界・欲界)のうち、無色界の最高の処を指す。“非想非非想処天”とは、この天に生じる者は、下地の如き麁想(そそう)なきを以て「非想」、または「非有想」といい、しかも、なお細想なきに非ざるを以て「非非想」、または「非無想」という。非有想なるが為に、この天処を以て真の涅槃処とする。これこそが有頂天の境地なり。まずは、瞑想。すべてはそこからだ。」
<(_ _ )> 『はいっ!早速始めてみます!』
…
(  ̄_ゝ ̄) 『…(※シッダッタ瞑想中)』
ポクポクポク・チーーン!
(  ̄_ゝ ̄) 『…先生。』
(  ̄Д ̄) 「なんだね?」
( ´_ゝ`) 『「有頂天」、会得しちゃいました。』
Σ (゜Д゜;)ノノ゛!! 「うそっ!? めちゃっ早っ!!」
修行を始めるやいなや、またもや早々と先生と同じ境地に達してしまったシッダッタ。
(; ̄Д ̄) 「こんなに早々と証得してしまうとは…。シッダッタ、今後は私の後継者となり、この僧団を率いてはくれまいか。」
<(_ _ )> 『先生、申し訳ございません。私は、この境地は真の悟りではないと感じるのです。私はここを離れ、さらなる修行を行いたいと思います。』
(; ̄Д ̄) 「そんなぁ…。」
…
( ´_ゝ`) 『さーて。今度はどこへ行こうかな…。』
当時、最高の境地に達したと言われていた2人の聖者の教えを、難なくクリアしてしまったシッダッタ。
それでも、求めていた安らぎの境地は得られず、今度は長い長い「苦行」の道へと入っていきます。
←そこの方、このボタンを押してはくれまいか。
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(´・ω・`)v─~~ 「真理を求めて修行をしております。」
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シッダッタ王子の家出を決意させてしまった、あの修行者。
玄奘三蔵が残した経典、般若心経では「夫慈鴻」の名で登場します。サンスクリット語の「フジコー」からの漢訳ですね。
…
,一-、
/ ̄ l | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■■-っ < んなこたぁない。
´∀`/ \________
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はい。すみませーーん。ちゃんとやりまーす。
冗談はさておき、北門で出会った修行僧の、世俗の苦や穢れを一切感じさせない清らかな姿を見て、すっかり感化されてしまったシッダッタ王子。
家族の大反対を押し切り、これまでの生活の全てを投げ捨てて家出をしてしまいます。
( ̄д ̄;) 『さて…こうして家出したものの、これからどうすれば良いのやら…』
(  ̄.. ̄) 「じゃ、とりあえずバッカバ仙人の所にでも行ってみたら?」
Σ( ̄д ̄;) 『あっ!あなたはあの時の!』
(  ̄.. ̄) 「修行僧、梵如琉(サンスクリット語:ボンジョル)です。」
( ̄д ̄;) 『…』
(  ̄.. ̄) 「様々な苦行をされている、バッカバ仙人という方がいらっしゃいます。まずは、その方を訪ねられてみてはいかがですか。」
ヾ( ̄д ̄ ) 『これはこれは、アドバイスありがとうございます!早速行ってみます!で、仙人の所へはどうやって行けば?』
(  ̄.. ̄) 「この道を行けばどうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし 行けば分かるさ。」
( ̄д ̄;) 『なんか、使い方を間違っているような気がしますが…』
(; ̄.. ̄) 「細かいことは気にするな…。」
はい。すみませーーん。ちゃんとやりまーす。
そんなこんなでバッカバ仙人のもとへ辿り着いたシッダッタ。
しばしその苦行の様子を観察したのですが…
( ̄д ̄;) 『…。なんか、この人めっさ胡散臭いんですけど…。』
どう贔屓目に見ても、悟れそうにありません。
( ̄д ̄;) 『だめだこりゃ…。さっさと他の師を見つけよう。』
そうしてシッダッタが次に向かったのは、ヴァイシャリー城外に住むという阿羅邏迦蘭(サンスクリット語:アーラーラ・カーラーマ)という思想家のもと。噂によれば300人余りの弟子を率いているとのこと。これは信頼できるかも…
<(_ _ )> 『アーラーラ・カーラーマ先生!お噂によりますと、先生は最高の境地を得たとのこと。是非、弟子にしてください!』
(  ̄Д ̄) 「うむ。おぬしの目つき、相当の心構えで来られたと見える。よろしい。私が瞑想を通して会得した“空無辺処(くうむへんしょ)”の教えを説いてしんぜよう。」
<(_ _ )> 『ははっ!よろしくお願いいたします!!』
(  ̄Д ̄) 「“空無辺処(くうむへんしょ)”とは、物質的存在がまったく無い空間の無限性についての三昧の境地である。物的存在たるこの肉体を厭い、虚空を自在にコントロールし、空無辺の理(ことわり)を解し、修行して生ずる処である。欲界と色界とにおける全ての物質的な束縛を離れ、一切の作意のない、果てしない“空(くう)”を観じる禅定。これこそが空無辺処の境地なり。まずは、瞑想。すべてはそこからだ。」
<(_ _ )> 『はいっ!早速始めてみます!』
…
(  ̄_ゝ ̄) 『…(※シッダッタ瞑想中)』
ポクポクポク・チーーン!
(  ̄_ゝ ̄) 『…先生。』
(  ̄Д ̄) 「なんだね?」
( ´_ゝ`) 『「空無辺処」、会得しちゃいました。』
Σ (゜Д゜;)!! 「早っ!!」
修行を始めるやいなや、早々と先生と同じ境地に達してしまったシッダッタ。
(; ̄Д ̄) 「こんなに早々と証得してしまうとは…。シッダッタ、今後は私とともに、この300人の弟子達に教えを説いてはくれまいか。」
<(_ _ )> 『先生、申し訳ございません。先生はこの境地を最高の悟りと思われているようですが、私は、この境地は真の悟りではないと感じるのです。この程度では、人の煩悩を救う事はできません。私はここを離れ、さらなる修行を行いたいと思います。』
(; ̄Д ̄) 「そんなぁ…。」
アーラーラ・カーラーマ先生の教えに見切りをつけたシッダッタは、当時アーラーラ・カーラーマ先生と同じぐらい知られていた思想家、優頭藍子(サンスクリット語:ウッダカ・ラーマ・プッタ)のもとへ修行に行きます。
<(_ _ )> 『ウッダカ・ラーマ・プッタ先生!お噂によりますと、先生は最高の境地を得たとのこと。是非、弟子にしてください!』
(  ̄Д ̄) 「うむ。おぬしの目つき、相当な修行を積まれて来られたと見える。よろしい。私が瞑想を通して会得した“非想非非想処(有頂天)”の教えを説いてしんぜよう。」
<(_ _ )> 『ははっ!よろしくお願いいたします!!』
(  ̄Д ̄) 「“有頂天”とは、仏教の世界観の1つであり、天上界における最高の天をいう。有(Bhava=存在)の頂(agra)を意味しており、三界(上から無色界・色界・欲界)のうち、無色界の最高の処を指す。“非想非非想処天”とは、この天に生じる者は、下地の如き麁想(そそう)なきを以て「非想」、または「非有想」といい、しかも、なお細想なきに非ざるを以て「非非想」、または「非無想」という。非有想なるが為に、この天処を以て真の涅槃処とする。これこそが有頂天の境地なり。まずは、瞑想。すべてはそこからだ。」
<(_ _ )> 『はいっ!早速始めてみます!』
…
(  ̄_ゝ ̄) 『…(※シッダッタ瞑想中)』
ポクポクポク・チーーン!
(  ̄_ゝ ̄) 『…先生。』
(  ̄Д ̄) 「なんだね?」
( ´_ゝ`) 『「有頂天」、会得しちゃいました。』
Σ (゜Д゜;)ノノ゛!! 「うそっ!? めちゃっ早っ!!」
修行を始めるやいなや、またもや早々と先生と同じ境地に達してしまったシッダッタ。
(; ̄Д ̄) 「こんなに早々と証得してしまうとは…。シッダッタ、今後は私の後継者となり、この僧団を率いてはくれまいか。」
<(_ _ )> 『先生、申し訳ございません。私は、この境地は真の悟りではないと感じるのです。私はここを離れ、さらなる修行を行いたいと思います。』
(; ̄Д ̄) 「そんなぁ…。」
…
( ´_ゝ`) 『さーて。今度はどこへ行こうかな…。』
当時、最高の境地に達したと言われていた2人の聖者の教えを、難なくクリアしてしまったシッダッタ。
それでも、求めていた安らぎの境地は得られず、今度は長い長い「苦行」の道へと入っていきます。
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コメント ( 10 ) | Trackback ( )
« 家出 | 五比丘 » |
ところで、修行羊の舎阿李居(サンスクリット語:シャーリー)は・・。
あ・・食われましたか、そうですか・・。
ついに、禁酒も決意しました!
少し彼氏に伝授してもらえないかな。。
いえ、決してチロウなんてことを言ってるわけじゃないです、はい!
もう少しメールの返事が早くくればいいだけです。
けして、けして、ち○うなんてことに不満をいだくようなはしたない女じゃないです、はい!
って、結局気にしてるんじゃん。。。
そのうちマジで本になりそう
著者名は雲黒斎で。。。
何でこんなに早く会得できるのかな~
でも、早く会得できても傲慢にならなかったとこが
良かったのかな。。。
選ばれし子???
普通はこの人は、神の子、不思議な偉い人って
事になれば、その人に弟子入りして学ぶでしょうが
ねェ~~そこが それ・・・・・・・
やはり、悟りをひらく人ともなれば違うんだ。
お釈迦様ってすごいなぁ~
悟りの境地ってどんなカンジなんだろうなぁ~と酔っ払いは思ってる~~
@( ̄(ェ) ̄群)@ ←は食べられたのぉ???
真の悟りではなく途中経過だったから?
代数を理解出きる高校生のとって
一桁の掛け算ならスグ習得できるもんね
お釈迦様に生まれる前の前世で
既に、そこら辺までは会得してたから
更なる高みを目指せたのかな。。。
って今日友達と話しててわかりました
>ころで、修行羊の舎阿李居(サンスクリット語:シャーリー)は・・。
どうしましょうね。
花らいおんちゃん
おお!禁酒ですか。
禁煙・禁酒のコツは、「禁じない」ことです。
「禁じる」ってことは、そこに「執着(未練)がある」って意思表示だから。^^
ぽんさん
_(*_ _)ノ彡☆ギャハハハ!!バンバン!!
Unknown(2008-06-17 23:36:20)さん
天才っていうか、尋常じゃない努力家だったらしいですよ。
えじさん
楽しんでいただき光栄です。
mさん
努力の賜物でしょうね。
夢さん
そうですね。
kameさん
>悟りの境地ってどんなカンジなんだろうなぁ~
あはは。
自分が悟ってみるしか知りようがないですよね。
えじさん
ナイス ( ̄一* ̄)b