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死後の世界

※初めての方はこちら「プロローグ」「このblogの趣旨」からお読みください。

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引き続き、「Reader's Choice」でのコメント大募集中!

ご協力のほど、よろしくお願いいたします!


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さて、今日からは、お釈迦様シリーズのお話を補足する展開で進行していこうと思っております。

話のベースが「お釈迦様シリーズの補足説明」なので、どうしても「仏教」という印象が強くなりそうですが、他の宗教や精神世界全般のあれこれと「表現の仕方は違えど、言ってることは結局同じ」ということになりますので、そこら辺を考慮のうえ、ご覧頂きたいと思います。


と、いうわけで、新テーマは、ヘンゼルとグレーテルさんのリクエストにお応えしまして、ズバリ、『死後の世界』です。


◎人間は死んだらどうなるの?

◎死後の世界は、あるの?ないの?

◎「前世」や「来世」は、そもそも「魂」というものは、あるの?ないの?


いろんな人が、いろんなこと言ってるけど、ホントの所はどうなのさ!って…

ねぇ。速球ストレートど真ん中なテーマでございましょ?

この疑問、当然2500年前にもありました。

教典にもお釈迦様がこの内容を聞かれるエピソードがありましてね、阿含経の『十無記(十四無記)』に残されています。

マールンクヤプッタというブッダのお弟子さんが、ある日こんな疑問を持ってしまいました。

◎人間は死んだらどうなるの?

◎死後の世界は、あるの?ないの?

◎「前世」や「来世」は、そもそも「魂」というものは、あるの?ないの?

この他に「世界は無限か有限か。」とか「肉体と霊魂は同一か、それとも別か」とか…

あれやこれやと色んな疑問が湧いてきます。


(`⌒´)ノ 「よし、わからないからブッダに聞いてみよう。ブッダが本当のブッダ(真理を得た人)であれば、同然全てのことを知っているはず。答えられないはずがない。」


ということで、マールンクヤプッタさん、早速ブッダに聞いてみました。

でも、ブッダはこの質問に答えてくれなかったんです。

で…

ヾ(`⌒´メ)ノ″ 「なんだよ!こんな大事な質問に答えられないなんて!ブッダは本当に悟ってるのか?自分では“全てを知っている”とか言ってるけど、嘘なんじゃねーの?ペテン師を師匠にするなんて事はしたくないからさ、この質問にきっちり答えてくれるまで、俺、修行ボイコットするから。」

( ̄д ̄ ) 『そうですかぁ。それは困りましたね。』

ヾ(`⌒´メ)ノ″ 「別に困ることじゃないでしょう。答えてくれればそれでいいんです。ねぇ、どうなんですか?死後の世界はあるんですか?ないんですか?」

( ̄д ̄ ) 『あるでもなく。ないでもなく。』

ヾ(`⌒´メ)ノ″ 「そんな曖昧な答えはいりません!ハッキリ答えてください!」


…というお話なんですけどね。これ、やっぱり「通約不可能性」のお話なんです。

 
まずは先に挙げた疑問の数々。


◎人間は死んだらどうなるの?

◎死後の世界は、あるの?ないの?

◎「前世」や「来世」は、そもそも「魂」というものは、あるの?ないの?


とてもまっとうな疑問のように見えるのですが、この話を理解するためには、「その疑問の持ち方自体が、そもそも間違い」という所からご説明しなければなりません。

上の質問、仮にマールンクヤプッタさん以外の人がお釈迦様に聞いたとしたら、お釈迦様はなんて答えると思います?

それはね、やっぱり

( ̄д ̄ ) 『答えられません。』

なんです。

でも…

(;゜ д゜)エェッ!? 「まさかまさか!お釈迦様に答えられない事があったなんて!」

なんて思うのは早とちりです。

これは、そういう意味の「答えられない」ではないんです。

「わからないから答えられない」でも「説明が難しいから答えられない」でも「答えたくない」でもないんです。

「質問そのものがナンセンスだから、答えようがない」というのが正解。


質問がナンセンスだから答えられない。

これ、身近なところで一例を出してみたいと思います。


Q.自動車は、安全な乗り物ですか?


うん。一見、とてもまともな質問に見えますよね。

でも、やっぱりナンセンスなんです。

「自動車は、安全な乗り物ですか?」と聞かれても、「安全です」とは言い切れない。死亡事故だって毎日のようにあるし。

かといって「危険です」とも断言できない。「危険」だとしたら、何だってわざわざ危険なものに乗らなきゃいけないのさってなっちゃうし。

だから、「安全ですか?」と聞かれても、正確に答えようとすると「答えられません」「どちらとも言い切れません」ってなりますよね?

つまり、そもそも答えようがない事を質問している、という事なんです。



今回はこの辺で。続きは後日。



←曖昧な態度はいりません。シッカリ押してください。

コメント ( 8 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
しっかり (えじ)
2008-09-08 13:43:36
押しました


漠然と全てを肯定しているけど
根拠はありません

。。。。。
 
 
 
成る程 (m)
2008-09-08 17:46:04
 わかりました。今までの問いに一つ、答えが出せたようです。

 有難う。
 
 
 
Unknown (寝ぼけ)
2008-09-08 18:42:22
ここまでが現世、
ここからが死後の世界...
と言うような、
境は無いんだなぁ...
 
 
 
はじめまして (ハッピー☆ラッキー)
2008-09-08 23:50:18
ずっとこちらのサイトをお気に入りに入れていたのですが、ようやく昨日から「プロローグ」から読み始めさせていただきました。現在2周回遅れの2006年12月というところです。(近々追いつくよう顔晴ります☆)
守護霊様との貴重なお話をこうしてシェアしていただいておりますことに心より御礼申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
 
 
 
記事タイトルがモロでビクッ(@_@) とした気が小さい僕です(笑) (ヘンゼルとグレーテル)
2008-09-09 02:06:54
わああ、なんだか申し訳ないというか恐れ多いような……。初めはコメント欄でかるーく答えてもらえれば、と思ってたからなぁ^^;
もし黒斎さんが次書きたいと思ってたことが他にあったのならゴメンナサイ。
別のリクエストを胸にしまい込んでいる方がいたらゴメンナサイ。でも死後について知りたい人も多いよね?( *‘Å’* )



でもすごいワクワクします。
1番知りたかったことですから。
ありがとうございます( *‘∇’*)
 
 
 
父ちゃんと会話できるよ (ぽん)
2008-09-09 12:00:34
なんて言うと、
「いい病院紹介するから」
とか言われそうだけど、いい病院にもう通ってるんで大丈夫です。

頭の中でちゃんと聞いたら答えてくれるもの。
口にはださないし、人にも言わないけれど。

この人ならこういうだろうってレベルのものじゃないんです。

どう言ったらいいんだろう。

自動車の話だけど、
誰も事故を起こそうと、また遭おうとして交通事故にあうわけではないと思うんです。
気をつけて道路にでてる。
でも、遭うときはあう。

だから、死ぬ時も死ぬ時は、死ぬ。
何をもって死というかの定義がこの場合、医者が死んだと断定したときに限るけど。

 
 
 
Unknown (どん)
2008-09-09 13:04:01

Q本当に神様はいますか?
 (→あなたの言葉を信じたら、本当に幸せになれますか?)
A理解するのと、信じるのは違います。

Q証明してください
 (→本当に私が幸せになれるか保障してください)
A無理です。理解すると、信じる必要がなくなり、幸せか不幸か問うこともなく、それはすなわち、幸せ。

とか?
 
 
 
レス遅くなりました~ (雲 黒斎)
2008-09-10 18:00:09
>漠然と全てを肯定しているけど
>根拠はありません
それはあまり感心できないなぁ。w

mさん
いえ。どういたしましてぇ。

寝ぼけさん
ウンウン。

ハッピー☆ラッキーさん
ども!はじめまして。
こちらこそよろしくです。<(_ _ )>

ヘンゼルとグレーテルさん
>初めはコメント欄でかるーく答えてもらえれば、と思ってたからなぁ^^;
連載をご覧の通り、かるーく答えられる様な内容じゃないんですもん。w

ぽんさん
>どう言ったらいいんだろう。
これ、僕の口癖ですね。w

どんさん
うんうん。そうですね。
 
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