ブーゲンビリアのきちきち日記

神奈川の米軍基地のある街から毎日更新。猫と花と沖縄が好き。基地と原発はいらない。

個人にとって国家とはなんなのか「中国残留邦人」とは

2008年08月02日 19時49分50秒 | その他いろいろ(原発)
中国残留孤児については知っているつもりだった。しかし、残留婦人という存在に気がつかなかった。13才以上は残留婦人だという。その残留婦人、鈴木則子さんにお話を伺うことができた。感想をひとことでいえば、この日本という国はサギだと思う。国策により「満蒙開拓」という名の下に「満州」へ行ったのだ。そして、置き去りにされた。この国の責任を明らかにすべきだ。

まだこれから、読まなければならない本が2冊ある。

中国残留邦人ー置き去られた60余年  岩波新書 井出孫六

国に棄てられるということー「中国残留婦人」はなぜ国を訴えたか  岩波ブックレット


駅から歩いて帰ってきたら、汗が噴き出している。すぐにシャワーを浴びて着替え、涼しい夜風に当たっている。心が痛むのでバッハを聴いている。グレン・グールドのピアノでゴールドベルク変奏曲。慰められるけれど、では日本に帰国した日本人である残留婦人たちはどうしているだろうか。いただいた資料を読むとびっくりする。
「死ぬ前に一度でいいから、銭湯じゃなく家のお風呂に入りたい」83才でひとり暮らしの乙坂幸子さんはいう。三鷹の古びたアパートの一室で。市が支給する銭湯券は年に60枚だけ。

鈴木則子さんは国を相手に「国家賠償請求訴訟」裁判を起こし闘っている。この国の怠慢を知りながら見過ごすなら、この国と同じ無責任な人間ということになる。そういう人間に私はなりたくないと思う。なぜか、すごく悔しい。もっと知らなければ・・

 

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2 コメント

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ありがとう (李 エンハ)
2008-08-02 21:32:34
中国帰国者の会の李です。今日ありがとうございました。これからもお願いいたします。
李 エンハ様 (ブーゲンビリア)
2008-08-02 23:44:29
こちらこそ、ありがとうございました。
暑い中を、おつかれさまでした。
また、お会いしましょうね。
これから、もっと勉強しますので、よろしくお願いします。
暑いですが、いっしょに、がんばりましょうね。
ケーキ、おいしかったですね(^^)