自由民主党 柏市議会議員・円谷のりひと 公式ブログ

千葉県柏市議会議員 円谷のりひとの議会・活動報告、政策提言など。記事には政治活動以外の内容(雑記)も含まれます。

ホームタウン規制緩和 柏市とレイソルへの影響は

2022年04月11日 13時45分32秒 | スポーツ政策
Jリーグは21年10月、ホームタウン外でのサッカークリニックやイベントの開催、ショップなどの事業展開を可能とする規制緩和を発表しました。「クラブはホームタウンにおいて、地域社会と一体となったクラブ作り(社会貢献活動を含む)を行い、サッカーをはじめとするスポーツの普及および振興に努めなければならない」というJリーグ発足以来の理念に踏み込んだ規制緩和は、各所で様々な議論を生みました。そこで、柏レイソルのホームタウンである柏市にとってどのような影響があるのか、そして今後のクラブとの連携についてどのように考えているのか質疑いたしました。以下はその要旨。

――2021年10月、Jリーグがホームタウン制度の規制緩和を発表した。地域密着の理念は堅持するとのことではあるが、Jリーグ発足以来掲げられてきた最も大きな御旗に対するこの規制緩和を、われわれサポーターは衝撃を持って受け止めている。特にクラブが広域的な活動にシフトしていくことでのクラブとホームタウンの関係の希薄化が懸念されている。柏市とレイソルへの影響は考えられるのか。

地域づくり推進部長「柏市において、柏レイソルは平成7年のJリーグ昇格当初からホームタウンチームとして活動しており、プロサッカークラブの枠を超えて地域活動や経済活動をはじめとした様々な分野で市民同士のつながりをつくるきっかけとなり、地域社会の中心的な役割を果たしている。こうした中、議員の指摘のように広域的な活動が可能になることによって、クラブとホームタウンの関係が希薄になるのではという懸念の声があることも理解しており、市としても今後の動向を注視していきたいと考えている。
一方で、チームの広域的な活動を一つのきっかけとして、近隣自治体との様々な連携の可能性も期待できることから、新たに本市の活力や魅力をアピールしていく機会であるともとらえている。今後については、柏レイソルはもちろんのこと、Jリーグや全国のホームタウンとなっている自治体とも情報共有を図りながら、これまで築いてきた関係性をより一層深め、さらなる地域の発展に向けた連携を進めてまいる」

――1問目では、私もかなりネガティブな解釈で話をしたが、答弁にあったようなポジティブな面もあって、クラブの営業やプロモーションの幅が広がれば、当然レイソルの活動の幅も広がり、柏市のPRにもなっていくし、もしかしたらそれがプロスポーツチームの正しい姿なのかもしれないとも思う。ただ、地域密着を旗印にやってきたJリーグが規制緩和するということで、不安感を持つ方がいらっしゃる。例えばこの一連の報道の中では、「あくまでも検討のための検討」という(Jリーグの)説明ではあったが、クラブ名のネーミングライツという話も出ている。(クラブ名に)企業名をつけてもいいよということになると、最悪の場合は都市の名前がなくなるということもある。それがもし柏だったとしたら、すごく嫌だなと思う。そういったことも考慮しながら、ぜひクラブとの信頼関係を深めていっていただきたい。
 21年シーズン(J1リーグ15位)は苦しい中でも、一生懸命応援する市民がたくさんいた。やっぱり柏レイソルというのは、柏市民にとって大きな存在なんだなというのを再認識した。様々な形で連携を深めていってほしい、信頼関係を深めていってほしい。


地域づくり推進部長「地域密着という基本的な理念としては残ると思ってはいる。何でもコロナのせいにしてはいけないが、コロナ禍において、やや低迷しているチームと行政の関係もコロナ明けに向けて、新たにいろんなアイデアを出しながら進めていきたい。株式会社日立柏レイソルと柏市の関係というのは非常に大事にしていきたいという気持ちも、担当部署で確認できました。そうしたこと(ホームタウンの規制緩和による影響)も踏まえながらしっかりと連携強化をしてまいりたいと考えている」

2021年12月6日 同年第4回定例会質疑並びに一般質問より

■関連リンク
【レイソル】サポーターとの意見交換会開催、柏市からも要請を!
レイソルJ2降格……柏市ができる支援は⁉





レイソル関連の議会活動をまとめた広報誌(2019年作成)

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