ちょい不良ゴーシュの豪酒録

何年やってもビギナーチェリストの日記

第11回アルモニコ室内合奏団演奏会

2009年11月29日 19時17分43秒 | 演奏会
11月29日(日)に婦中ふれあい館ホールでアルモニコ室内合奏団の第11回目の演奏会がありました.

パンフレットによると,この合奏団の出発点は,昭和36年に参納純三先生,常楽明男先生,大沢和夫先生らが中心になって結成した弦楽四重奏団であるらしい.
先生方の活動がふくらみ弦楽合奏団に発展し,第9回まで定期演奏会を行った.
その後,一時活動を休止したが,平成20年に若手も加えて再開し,今回が通算11回目の演奏会.
生涯学習も見据え,ゆったりとした気持ちで音楽を楽しむことを主眼にしたアマチュア合奏団とのこと.

合奏団代表の参納先生がMCをつとめ,短いお話を加えながら演奏会が進んだ.

1曲目はパッヘルベルの「カノン」.
参納先生はチェロの先生なので,チェロ弾きの立場からお話をした.
「この曲のチェロ・バスは8つの音を繰り返し弾くだけなので,忍耐が要求される曲だけれど,初心者でも弾ける」と言って,会場から軽くウケていた.
チェロ・バス以外の弦楽器奏者は椅子に座らず,全員立って演奏.
このスタイルは,音も伸びるし,見ていても気持ちいい.

2曲目はコレッリの「クリスマス協奏曲ト短調 Op.6-8」.
約350年前のバロックの曲.
バロックはよく分からないし・・・.
Vn2人とVc1人の三人のソロを合奏団が追いかける感じ.
時代が古い曲って,自分で実際に音を出すと少しは理解できるけれど,聴くだけでは,やっぱりよく分からない.

3曲目はモーツアルトの「フルートとハープのための協奏曲」.
フルートの城宝さんとハープの川村さんという美人のソリストだったので,音楽よりもソリストばっかり見てました.
オケの音も明るく,ソロとの絡みもバッチリでした.
フルートのソロって,生で聴くとオペラ歌手みたいな迫力があって,ちょっと驚いた.

休憩をはさんで,グリーグの「2つの悲しい旋律」から後半がスタート.
この曲の聴きかたはいろいろあるけれど,過ぎ去った青春を回想するような旋律が切ない.
シベリウスやグリーグの弦の響きをきれいに表現することは,プレーヤーにとってかなりキツイと思う.

最後にモーツアルトの「交響曲第29番 K.201」.
モーツアルトが18歳の時に,パリへ就職旅行へした時の作品.
はつらつとした歯切れのよいテンポが印象的.

来年も,演奏会をやる気マンマンのアルモニコ室内合奏団でした.











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