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ルフィ、バギー、Mr3の3人は、スフィンクスが床を突き破った勢いで、レベル3へと落下した。
LV3は、かつて懸賞金5千万以上を誇った屈強な犯罪者達が、階下LV4「焦熱地獄」から立ち上る高熱と、水も食糧も与えられない飢餓の責め苦で汗すら出ない半死半生状態になる『飢餓地獄』であった。犯罪者に人権など認められてはいない。
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レベル2を任されている、牢番長・ブルゴリ指揮官の「サルデス」は、行き先の意見の食い違いで言い争う3人を、海楼石入りの鉄の網の罠で一網打尽に捉えた。
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だが捉えたのも束の間、一緒に檻に入ったスフィンクスが暴れて網を破り、3人は無事に網から逃げ出した。
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ルフィは下へ、バギーとMR3は上へと行き先が異なった為、ルフィは素直に二人にここまで案内してくれた事を感謝して別れた。
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ルフィと別れたMr.3は、この地獄で、聴きなれたバカっぽいオカマの唄声を聞いてがっくりした。
アラバスタで捕まった、かつての「バロックワークス社」の同僚であるMR2 、おかまのボン・クレーがここレベル3に収監され、飢餓地獄をものともせずにおかまウェイを貫いて唄い踊っていたのだ。
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Mr.3は面倒くさいヤツに会ってしまったと思ったものの、昔のよしみでMr.2を檻から解放した。
これが、孤軍奮闘するルフィにとっての強力な味方となった。
Mr3から事情を聞いたボン・クレーは、脱獄するとまっすぐに親友の"麦ちゃん"救出に向かい、スフィンクスを倒すと、レベル5まで案内して一緒に行くと言ってくれた。
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実はボン・クレーにもLV5に命を賭けてでも会いたい人がいた。
その人の名は通称「奇跡の人、イワさん」。グランドラインの桃色の楽園、カマバッカ王国の女王!!!
世界中のオカマ達が憧れる史上最強のオカマ王だが、謂われなき罪で捕らえられてるいるのだと言う。
王女なのか王なのかはっきりしないその伝説の人に、一目会って、できるならお助けしたかったのだ。
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