むじな@金沢よろず批評ブログ

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悪質!「りんご日報」などが統一派抗日闘士子孫を「元緑の支持」と歪曲!

2008-02-27 02:16:28 | 台湾政治
馬英九が「抗日運動闘士」の子孫の一部からなる「台灣抗日親屬協進會籌備會」の招きを受け、支持を獲得した、という報道が25日付けの「聯合報」と「りんご日報」などに載っていた。
しかし悪質なことに「元民進党支持だったのが、民進党政権が自分たちの父祖の抗日活動を重視せず教育で教えないことに不満で、国民党も嫌いだが、馬英九は支持する」と報道していた。

ところが、その名前を見ると、
先烈抗日事蹟
李友邦 (蘆洲)
莫那魯道 (南投)
蒋渭水 (宜蘭)
林祖密
羅福星 (苗栗)
丘逢甲 (台中)

このうち、莫那魯道と蒋渭水の子孫は、民進党支持者のほうが多いが、今回はそちらは含まれていない。
李友邦にいたっては、共産主義者であり、ほかも日本統治時代に「祖国派」として活躍した人物で、いずれもその子孫は反国民党ではあったが、統一左派であって、民進党支持では有り得ない。

戦後国民党に弾圧されても、共産党系の人物は中共支持で、一部は中国に逃げたが、台湾にいた家族は反国民党ではあっても、夏潮などの統一左派支持であり、夏潮が90年代からは中華民族主義から反動路線に傾斜して国民党に近づいたこともあって、これらの抗日闘士子孫たちも国民党に近づいていた。
事実、取材した記者に聞いたところ、「海峡評論」からの花輪もあったという。

これを「民進党支持だった」というのは、「民進党支持層が流失している」という印象操作を行いたい悪質かつ意図的な誤報、歪曲というしかない。

また、日本人記者が何人か取材に行ったことから、馬英九が早速それを利用して「私は反日ではなくて、知日になりたい」などとリップサービスしたようだ(だったら、「抗日統一派」に呼ばれてヒョコヒョコ出かけるなよw)。
口先だけのキレイゴトは相変わらずの馬英九。むしろ陳水扁と似ているかも知れない。


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