NHK「JAPANデビュー」第1目の「アジアの”一等国”」に言いがかりをつけているウヨク。最初は台湾人の発言を歪曲して反日イメージを作り上げただのいっていたのが、最近ではなぜか「サブリミナル効果」と番組に出てきた「人間博物館」用語使用の是非に焦点が摩り替わりつつあるw。
さすがに、出てきた台湾人も「プラス50%、マイナス50%」とかマイナスも指摘していることに「絶賛だけを期待する」右翼がだんだん困ってきたのか、焦点ずらしを始めたようだw。
そこで持ち出したのが「番組ではサブリミナル効果が使われていた。日本の支配に悪いイメージを持たせる映像がさりげなく挿入され、視聴者を洗脳している」などという論理だ。
どうやら「台湾の声」一派は、サブリミナル効果に、洗脳効果があると思っているらしいw。
ところが社会心理学なり心理学の勉強を少しでもしたことがあれば常識だろうが、サブリミナルに洗脳効果があるというのは、懐疑的な意見が主流である。そもそも「人間が視覚的に認知できないのだったら、認知による洗脳の問題は発生しない」からだ。
もちろん日本の放送業界ではサブリミナルを好ましくないとして禁止事項にしている。しかし、それは道義的によくないというだけであって、洗脳効果があるからではない。台湾の声は「洗脳効果がある」とキメツケテイルが、何か妙な陰謀論にとらわれているだけではないか?
それから、「人間動物園」という表現を使ったことに関してもしつこく追及している。
2009/06/12-08:50に配信の「「台湾の声」【お願い】フランス語のわかる方へ」
では番組に出てきたパスカル・ブランシャールが「人間動物園」について「ルモンド・ディプロマティーク」に書いた論文のURLを提示して、「「人間動物園」についておおよそ何と書かれていますか。1910年当時、そのような言葉が使われたといっていますか。ご教示いただければ幸いです。http://www.monde-diplomatique.fr/2000/08/BANCEL/14145.html」といっている。
しかし、この手の論文調のフランス語は、英語と酷似している。「おおよそ」だけでいいなら、歴史学の知識があって、さらに英語で論文が読める人間なら、フランス語の論文の読解はそれほど難しいものではない。私も「おおよそ」ならわかる。
というか、私自身もかつてはオードリクールのオーストロアジア諸語に関する歴史言語学論文だとか、アラン・トゥレーヌの社会学の文献、モーリス・デュヴェルジェの憲法学、政治学の文献なども、フランス語で読みこなしてきたから、知悉している専門領域だったら、およそどころかちゃんと読解できる。ただし、やはり基礎固めをしていないから、すべての仏文が読めるわけでなく、逆に普通の新聞・雑誌、聖書や小説など人文的な著作、英語との距離が大きい子供向けの本(プチ・ニコラとかでも)などは、読むのにかなり骨が折れる。
しかし、ブランシャールが書いた論文は、歴史学のセンスと英語論文が読めるレベルであれば、それほど困難のものではない。
フランス語で書かれているからといって、「フランス語がわかる方」を探すのは、アホだ。フランス語がわかったところで、歴史学の専門知識がなければ、それこそフランス人でも専門論文は読めないからね。東京のインターナショナルスクールのギャルは、教養のない英語ならぺらぺら話せるが、NYTをろくに読めないように。フランス語だからといってフランス語ができれば読めるわけではない。それがわからん台湾の声は、やっぱり阿呆だ。
それと不思議なのは、台湾の声一派には、東大大学院博士課程で言語学を専攻した人物もいるはずだ。言語学専攻だと言語学史をいろどってきたフランス語、ドイツ語、ロシア語の歴史的名著に目を通していて当然であり、まして台湾語を専攻とする人間ならマスペロやオードリクールも読んでおかないといけない。それができるなら、歴史の教養知識もあるわけだから、ブランシャールの論文も「おおよそ」程度なら十分わかるはずだ。東大の文科系の「博士」のくせにフランス語も読めないとは、帝国大学も地に落ちたものだw。小川尚義が草葉の陰で泣いているだろう。
さすがに、出てきた台湾人も「プラス50%、マイナス50%」とかマイナスも指摘していることに「絶賛だけを期待する」右翼がだんだん困ってきたのか、焦点ずらしを始めたようだw。
そこで持ち出したのが「番組ではサブリミナル効果が使われていた。日本の支配に悪いイメージを持たせる映像がさりげなく挿入され、視聴者を洗脳している」などという論理だ。
どうやら「台湾の声」一派は、サブリミナル効果に、洗脳効果があると思っているらしいw。
ところが社会心理学なり心理学の勉強を少しでもしたことがあれば常識だろうが、サブリミナルに洗脳効果があるというのは、懐疑的な意見が主流である。そもそも「人間が視覚的に認知できないのだったら、認知による洗脳の問題は発生しない」からだ。
もちろん日本の放送業界ではサブリミナルを好ましくないとして禁止事項にしている。しかし、それは道義的によくないというだけであって、洗脳効果があるからではない。台湾の声は「洗脳効果がある」とキメツケテイルが、何か妙な陰謀論にとらわれているだけではないか?
それから、「人間動物園」という表現を使ったことに関してもしつこく追及している。
2009/06/12-08:50に配信の「「台湾の声」【お願い】フランス語のわかる方へ」
では番組に出てきたパスカル・ブランシャールが「人間動物園」について「ルモンド・ディプロマティーク」に書いた論文のURLを提示して、「「人間動物園」についておおよそ何と書かれていますか。1910年当時、そのような言葉が使われたといっていますか。ご教示いただければ幸いです。http://www.monde-diplomatique.fr/2000/08/BANCEL/14145.html」といっている。
しかし、この手の論文調のフランス語は、英語と酷似している。「おおよそ」だけでいいなら、歴史学の知識があって、さらに英語で論文が読める人間なら、フランス語の論文の読解はそれほど難しいものではない。私も「おおよそ」ならわかる。
というか、私自身もかつてはオードリクールのオーストロアジア諸語に関する歴史言語学論文だとか、アラン・トゥレーヌの社会学の文献、モーリス・デュヴェルジェの憲法学、政治学の文献なども、フランス語で読みこなしてきたから、知悉している専門領域だったら、およそどころかちゃんと読解できる。ただし、やはり基礎固めをしていないから、すべての仏文が読めるわけでなく、逆に普通の新聞・雑誌、聖書や小説など人文的な著作、英語との距離が大きい子供向けの本(プチ・ニコラとかでも)などは、読むのにかなり骨が折れる。
しかし、ブランシャールが書いた論文は、歴史学のセンスと英語論文が読めるレベルであれば、それほど困難のものではない。
フランス語で書かれているからといって、「フランス語がわかる方」を探すのは、アホだ。フランス語がわかったところで、歴史学の専門知識がなければ、それこそフランス人でも専門論文は読めないからね。東京のインターナショナルスクールのギャルは、教養のない英語ならぺらぺら話せるが、NYTをろくに読めないように。フランス語だからといってフランス語ができれば読めるわけではない。それがわからん台湾の声は、やっぱり阿呆だ。
それと不思議なのは、台湾の声一派には、東大大学院博士課程で言語学を専攻した人物もいるはずだ。言語学専攻だと言語学史をいろどってきたフランス語、ドイツ語、ロシア語の歴史的名著に目を通していて当然であり、まして台湾語を専攻とする人間ならマスペロやオードリクールも読んでおかないといけない。それができるなら、歴史の教養知識もあるわけだから、ブランシャールの論文も「おおよそ」程度なら十分わかるはずだ。東大の文科系の「博士」のくせにフランス語も読めないとは、帝国大学も地に落ちたものだw。小川尚義が草葉の陰で泣いているだろう。