車は入れなくて、通りは広くて、人はちょうど良いくらい歩いていて、
実に気持ちのいい参道でした。
紅葉のはまだまだでしたが、こんな気持ちのよい参道ははじめてです。
その昔は大変な山奥だったんでしょうが、
流石、西国三十三箇所の終の参道であります。
ガレージの向こうの水色夢殿のような建物はなんでしょう?
しかし、私の目的は菊化石です。
探して切って研磨して、そんなことは金持ちの道楽ですから
私は石屋を探します。
それにしても、石切さんほどではないけれど、
柿や栗、しいたけ、里芋、さつまいも
ちらほら骨董、曼荼羅図会に幾多の数珠。
趣のある商店街です。
それに石屋なんか探す必要もないくらいあちらこちらにあるいい商店街です。
いろいろ見た挙句、
姉が入り口にデンと飾ってあるのを買って欲しいと言い出しました。
↓ これです。
いささか遅すぎて、今からでは金満家になるべくもないけれど、
ひやかしに300万と当たりをつけて金額を聞いてみると
150万でいいとおっしゃる。
あまりの安さに振り返って見てみると、裏にちょこんと280万の値札。
いい線いっていたのか、値切られることを承知の値段か。
石の値段なんて難しい。
へぇといったきりじっとしていると、
足の悪いおばば様、これはいかがと仰る。
それがこれ。 ↓
うまく作ってある。
いやしかし、我が家は洋館である。
130万が高いとは思わないけれどもいかにも庭に不似合いである。
いやいやそうでもないか。。。とも思いつつ、
やっぱり金満家にならねばと思いながら店を後にした。
それから後、もっと質の高いものを置いている店も、
買いやすそうなものばかりを置いている店もあったが、
磨かれたものより・・・
やっぱり掘り出したままの原石や採集が一番だと思った。