虚空見つ国・・・終わりなき物語

遥か古代からの遺伝的エトランゼ。
一人だけの幻想国開拓日記。

十五年前の夢のはなし

2016年10月20日 | 約束の地
途中から見たからなんともいえないが、十三人がいっぺんに移り住んだとは稀にみる楽しい話だ。
写真家だから、他の職業の者達に比べれば動きやすい。
私は裕福な者に集まってもらいたかったわけではなく、それはむしろ逆だったが、
ごく普通にはこちらのほうは理解されやすい。
あの頃も一度の違いは三百五十九度の違いが分からない者ばかりだったが、
こちらには貧しい者たちもついて行きたがることだろう。
私も自分が関知しなければそれはそれで結構なことだと思う。
私の見果てぬ夢は原っぱの上にパッと国を創る様なことだから、
この世に慣れている者達は目を丸くするし、
それを面白がるのは昔々のあいつ達以外にはいないのだろう。

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