虚空見つ国・・・終わりなき物語

遥か古代からの遺伝的エトランゼ。
一人だけの幻想国開拓日記。

誕生日はふたりで

2010年03月27日 | 約束の地
こういう時のさりげなさはいいなぁと思う。最近は忙しかったし、赤ちゃんも三匹いるし、お休みばかりだったのだけどこういう時は一緒に行ってくれる。
母が死んだ時もそうだった。そういう時のこの人の物言わぬ思いやりは「ああ、いいな~」と思う。

今日はいい天気だった。火を燃やすにも、竹を切るにも。
地主さんが考えなしに滅茶苦茶に切った少し大きめの竹林のほう、一番最初に日除け場所を作ろうとした場所の散髪をした。
竹の散髪?
ちょっと美男美女。うん、私達くらいかな?





それから幾時間かがたって私はようやく掘り返していた所にじゃがいもを植えた。




あの人は向こうでまたなんやかんや悲鳴をあげながら蔦の根っこ掘り。あの鍬をいっぱい使いたいのがミエミエ。うんせこらせ。
力を入れたいなら穴という穴はすべて閉じる。締める。これ鉄則。なのにこの人はそういう時は絶対いっぱい喋る。注意すると「掛け声ないと気合が入らん!」と。
「エンヤコラセードッコイセー、アーコリャコリャ?」
まーそういう手合いもいますわいな。これ多いかな?
誰かが見てくれる、聞いてくれなきゃなにもしない手合い。
そうか、上司が来たら仕事するとか、自習はサボるとかいうのはこういう手合いか。
向こうは超短波、こちらは超長波だからな~、こういう対極。


満月すぎても一緒にいる。








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自分だけに分かる経過写真(3)

2010年03月24日 | 約束の地


あまり暑い日は竹を焼くのに適さない。
よって仕事ははかどる。しかしここの竹は一体何本あるのかな~。







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鍵の不思議

2010年03月15日 | 語りつぎ・・・六次元講義
久しぶりにゆっくりの夜。

夜景を見ながらメールを書き終え、さて『現代の迷信』を手に取った。
石占い、十二支、風習、邪教・・・開いたところが青森の金木町での話だったから、さっきまで見ていたアカデミー賞の『ヴィヨンの妻』とも相まって、誰かが一目惚れしたという『ルパン』での太宰の写真を思い出した。
そこに上の子がやって来て後ろにボソッと立った。

 鍵が全部なくなった。

 鍵?キーホルダー?

太宰の時代には鍵はあまり使わなかったに違いない。私の子供の頃はまだ出かける時に家に鍵を必ずかけなければいけないというようなことはなかったと記憶する。『パパラギ』ではないけれど、あんなのは金持ちの悲劇でもあったろう、などと思う。
息子はまだボサ~っと立っている。

 それが~~探しまくってもなかったのに、すぐそこにあった。。。
 誰でもわかるところにあった。。。

ははぁ、なるほど!それでそうして立ってるわけだ。
エドガー・ケーシーもスエーデンボルグも嫌いな息子。しかし『リング』という漫画を高校の時寄越したのはこのこだ。先生の所ではそんなことは頻繁にあった。座布団は空間を飛んだ。私はミトコンドリアにもなった。しかし・・・だ!??

あ!私はつい三日前、下の子の会社の世話焼きの上司が緊急入院したことを思い出した。
血圧が異常に高くて即刻病院送り、調べたら腎不全で、もしかしたら人工透析をしなくてはならないというのに、血圧が上がろうが下がろうが自覚症状はまったくないらしいと聞く。普段から血圧については医者にやかましく言われていたとかで、健康にはずっと十分注意をはらってきていたし、勿論色々勉強もしていたというが。。。。。


私は部屋に行って『神秘の六次元』を取ってきて次男の前に置いた。
ただの一回わずか一分あっただけの理事長に、一人で位山に登っていた時声をかけられたということもあってか、「お母さん、ありがとう!」とイヤな顔どころか明るい声で言った。
「お母さんの本?」
「お母さん、この本はたくさん買ったから。戦争の本は100冊買ってね、中国に行った人にいっぱいあげた。気に入るかいらんかは本人の勝手やから色々いわんときや」


あそこで鍵がなくなる時は、先生を好きでも奇跡を信じない人がいる時だ。
息子が福来を好きでも嫌いでも関係なし。チャネラーもどき。
その人の病気が治ればそれでいいのだ。
「癌が治った人もいるよ。勿論治らない人もいる。でも・・・わかるやろ?」
息子はもう一回礼を言って明るい顔で部屋に帰った。


ところで・・・私はずっと精神統一をさぼっているのですが・・・・・






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自慢の左目負傷

2010年03月13日 | 約束の地
目を怪我してしまったおかげか、今日は色んなことを思った。
私はなぜこういうことをしているのだろうか、とか。
人は私が農業をしたがってると思う。私は農業なんか嫌いだというのに。
自給自足に憧れてるんだと思う。私はお金を出して買う方が好きだというのに。
説明は面倒臭い。説明したところで判ったか判ってないのか、「変わってますね」と言われるがオチだから本音なんかどうでもいい。


色んなことを思った。
義姉はなぜあんなに母にいじめられたと思ったか。
わずか二年か三年か一緒にいただけなのに、母は子孝行だと思ったけれど、
なぜそうも深い傷を負ったか、それは姉の言うようなことではなかったのだと思った。
それは、すぐ上の姉がしばしば母ともめただろうことと同じなのだということに、今日はじめて思い当たった。。。。。。
きっとそうなのだ。

すぐ上の姉は年端もいかないまだ子供の頃から私にあたった。
「お前には醜いものがみえない!醜いものもある!」とか、
「お前は綺麗なものしか見ない、見えない!」
「お前はいつも正しいことしかせえねん!」
「お前は何でも気に入られる」

私は、姉がことさら私のあたる理由が子供の頃にはよく判らなかったけれど、年を重ねるたびによく判ってきた。だから・・・母は醜いものを許容しなかったという事が言いたいのだ。
そして・・・私と義姉はよく気があうのだ。安心していられる間柄なのだと言ったこと。
おそらく・・・・そうだったのだろう。
義姉は・・・・母の潔癖症に傷ついていた・・・・。



それから・・・それから まー色々考えた。
またいつか書こう。


今日は切った竹の本数を数えてみた。
二時間半で二千本。やっぱりいつもは三千本から四千本といったところかな~。

やっぱり目が痛い。
よく血が出なかったもんだ。少しかすんでいるかな~。






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切ない眼差し

2010年03月08日 | Weblog
今日は晴れていたね。
おっきいお腹なのに塀に隠れて、虫を狙っていたね。
名前を呼ぶと耳を立てて、それから・・・あぁぁぁと言って駆け寄ってきた。
寝転んで頭を突き出した。長いkissをした。

私はお前を抱いた。
お腹がおっきいから十分に気をつけて、腕に包むように抱くんだ。
そうしたらお前の顔と私の顔が同じ高さになって、みつめあってまたkissをした。

膝を組むと喉をぐるぐるいわせて寝転がった。
髪結いの亭主みたいになるの。大好きな櫛。お前は美人で、やんちゃで可愛い。
でももう母親になるんだ。
いい赤ちゃんを産みなさい。お母さんになるよ。
私は耳元でまた言ってやる。
だ~い好き!だいだ~い好き!
お前は目を細めてグルグル言う。


夕方になって私はストーブを消す。
だけど今はもう玄関に走らない。わかっているのか・・・そうだよね。
この間もそうだった。
目をまんまるにして見つめるの。
坐ってみつめるの。
泣きもしないの。

いい赤ちゃんを産みなさい。
お母さんになるんだよ。

まんまるお目目。

泣かないで、ただ見つめるの。


お前は昨日のあのお母さんのように子供の気持ちわからない親にはならないよね。


まんまるお目目。

ただ見つめるの。


なんでも知ってるみたいに・・・・。







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雨ニモ負ケズ

2010年03月06日 | 約束の地
黒と白の毛糸を編みこんだようなあの鳥の名はなんと言うんだろう?
さっきからやたらと庭の桜の枝に裏側からしがみついて?いや鳥だからなんなく止まって新芽かな?枝かな?何かを啄ばんでいる。
山で鳴いていたのはあれと同じ鳥だったんだろうか、雨の中でも元気に飛び回る声がした。

私もまーまー元気な方。胃が痛くても一時期に比べれば。何より生きてる。
生きてるほうがいいともいえないけれど、人が一日長く生かされているには一日長く生かされている意味があるのだけど、その意味を私は知っているけれど、これでいいのか・・・
などと考えつつ、雨の中、竹を切った。
どろどろ。。。。 。。。



お迎えはまだきそうにもないから私なりには頑張ってますよ。

竹を切ったら昔生えていた草達だろう・・・雨に濡れて育っていた。
私の植えたものとの共生。




今年は蕾もつけなかったけれども、梅はなんとか生きていた。
五月は、今年やっと蕾をつけていた。
さくらんぼも梨も生きてはいたから、なんとか共生出来るかな?
それにしても雨。
ヤッケなんかなんの役にもたたなかった。
でも冷たくはなかった。体は熱で熱い。




朝。
最近は法隆寺も通らないで(どうせ六角の夢殿は夢のまた夢だし・・・)広陵町を通るから櫛玉比女命神社に寄ってきた。櫛玉と聞けば寄らずばならないでしょう!
かのお方の奥方様だもの、ね。
鳥居大橋傍の赤い大きな鳥居さんから歩く。





前方後円墳の後円墳部にあって、古墳と神社が同じ所にある珍しいものだとか。
う~ん、この古墳や御陵の多いこの地域に、前方後円墳があったってなんということもないし、堺だったかどこだったか、その前方後円墳内に集落があったって一向おかしくもないが、はて?どこからどこまでが前方後円墳なんだか。。。
天気の日にはあちらこちら散策したいところがまたまた増えてしまった。



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春まだき山

2010年03月02日 | 約束の地
当初の私の考えといえば、まず一ヶ月に一回か二回山の整備をやることで、それが・・・毎週毎週になって、二週間か三週間ぶりかで行ったらやけに懐かしい気さえした。

春めいてきてはいても山はまだ冬。それでも今年の冬はここも暖かい。
雨が降っていても、上がっても、動き回る身にはちっとも寒くない。しかし、一日何千本もの竹を切るとさすがに指はパンパンで、一日に何千冊もの本を毎日さわったあとではもう指は曲がらない。ぷくぷくしい人の指はこんなだろうか。。。と、指を眺める。


畑の上で木や竹を燃やすから、これで白菜は全部採ってしまう。
うまく巻かなかった白菜だけど、なんとか、まずまず。
上の方を全部かじったのは鹿だろうか?
鹿さん、食糧なくなるけどね、我慢してね。
人間様はこれで鍋物、漬物。おまえのように生でかじられたらいいのに、ね。



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