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私のモーツァルト愛聴曲⑧:4手のピアノのためのソナタ ニ長調 K.381

2006年06月24日 | モーツァルト
この曲は、モーツァルト15歳、ザルツブルクで姉ナンネルとのピアノ連弾の共演のために書かれた作品。
第1楽章、みごとに息のあった連弾が始まると途中で<フィガロの結婚>の<恋とはどんなものかしら>の旋律が現れてちょっとびっくり、第2楽章は大変穏やかで美しい旋律で、私の大好きな楽章である。
モーツァルト姉弟の楽しい共演のもようが目に浮かんでくるようだ。15歳の時にあたためていた旋律が後年オペラ<フィガロの結婚>で開花したことを思うと、モーツァルトは自分が作曲した旋律を心の引き出しに大事にしまって、それを時々口ずさみながら新しい作曲を作る上でのバネにしていたのではないかと推定される。
私の愛聴CD:マルタ・アルゲリッチ、アレキサンダー・ラビノヴィチ(ピアノ)
現代最高の女流ピアニストといわれるアルゲリッチと盟友ラヴィノヴィチの何とも余裕のある楽しい演奏である。
<TELDEC 4509-91378-2>

(写真はモーツァルト姉弟のピアノ連弾を描いた絵画の複製)


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