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松戸 金ケ作の森 森めぐりツアー

2012年05月13日 | 散歩
 「第1回オープンフォレスト in 松戸」が12日(土)から20日(日)まで開催されている。
今日は森めぐりツアー”金ケ作の森”に参加した。
常盤平駅から金ケ作自然公園-三吉の森-立切の森を巡るツアーだ。


常盤平駅前 10時集合。
天気が良いせいか、100名を超える参加者が集まった。

<金ケ作自然公園>
 ここは私有地だが松戸市に委託されて公共の公園になっているところ。
長い間管理されていなかったため、樹木が上に伸びすぎ痩せているのが目立つが、自然林を利用した公園である。


金ケ作自然公園入口付近


案内人による説明
里山の整備は楽しいが反面大変な苦労がつきまうものと感じた。


自然公園の木立


自然公園、子供の遊び場


<三吉の森>
 金ケ作自然公園の東方に位置する。
小嶋家の私有地だが、ボランティア団体”三樹の会”が森の整備活動を委託されている。ケヤキとシラカシの巨木が茂る屋敷林を骨格として作られた森である。


入口


御神木
これはシラカシの大木のようだ。


御神木にかけられた説明版を指しながら、ここの地主の小嶋氏が説明していた。
「金ケ作の地名」について
 ”徳川家康公が北総の一帯を野馬の生産地にするべく小金牧(五牧)を開いた。第八代将軍吉宗は、新田開発に力をいれる一方、鹿狩りを好み、小金牧に江戸近住の百姓一万三千人も借り出しての大掛かりな狩をした。五牧の一つ中野牧に狩りの為の陣屋に金ケ作陣屋(現在の常盤平陣屋前)の名が、歴史上初めて出てくる。・・現在の金ケ作は江戸時代「川越の森」と呼ばれ、川越藩の飛び地であった。”
「小嶋家」について
 ”吉宗の推し進めた新田開発の奨励は川越藩でも、天明元年(1781)川越藩の飛び地である川越の森(現在の金ケ作)に川越藩の庄屋石川彦次右衛門と庄八(粕谷家)による開発、その後、小嶋家、岡田家、加藤家、本国石川家分家筋等七家による入植がなされた。小嶋家は古くは紀州に先祖を持ち、代々川越藩の豪農で、この地の開拓は(初代)又兵衛氏が川越藩の親元の資金援助のもと入植する。・・現在の当主は九代目に当たる小嶋功氏である。”


御神木の札


大きなかまど


竹笛で遊ぶ


竹炭作り


しなちくを作っていた


竹を使った遊び道具 竹馬・竹ポックリ


園内散策をする。
 随所に竹林も目立つ。里山ではかつては竹はかごの材料などに使われたため、適時伐採がなされていたため、竹の繁殖が抑えられ里山も維持されていた。しかし、現在は竹材料として使う頻度が減ったため、放置しておくと竹がたちまちにはびこり、里山をだめにしてしまうようだ。竹の除去と竹の利用がボランティア活動のポイントのようだ。


里山の整備で大事なのは、下草に日が射すように樹木を間伐すること、これを行うと昔から埋まっていた種が芽をだすので、種をまかなくても、いろいろな野草が芽生えてくるようだ。


キンランを発見


ギンランも見つかった

 しかし、発見場所が明らかになると、誰かが掘り起こして持ち去ってしまうことがあるという。キンランもギンランもその土地の蘭菌がないと生きていけないランであるのに。

<立切の森>
 金ケ作自然公園の隣接地にあり、道路きわに東西に細長いのが特徴。


入口付近


園内


シュンラン、花は終わっていた

12時30分森めぐり終了。
今日は半日程のここちよい森林浴を体験した。

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