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市川真間 手児奈まつり

2011年10月09日 | 散歩
 市川市真間にある手児奈霊堂の秋の行事、今年で17回目を迎える「手児奈まつり」を訪ねた。

手児奈霊堂は万葉時代の手児奈伝承の奥津城と伝えられるほとりに建てられたお堂である。
昔、葛飾の里に手児奈という美しい娘がいて、彼女は自分と結婚しようと男たちが相争ったことに悩み耐えかねて、真間の入り江に身を投げてしまった。里人は彼女を哀れみ、入水した辺りに塚をつくって葬ったという。この物語が広く使えられ都にも伝播し、万葉集にいくつか歌われたのである。

松戸駅から市川駅行きバスに乗る。


バス停「真間山下」で下車
この国道14号線はほぼ当時の海岸線といわれている。道路を隔てて江戸川が流れている。


かつての真間の入り江(江戸川) 真間川への分岐口が見える。


真間川を歩き、真間の手児奈霊堂に向かう


真間の継ぎ橋
入り江の浅瀬に杭を打ち、板を渡して継ぎ足し、砂洲との往来に供したらしい。
万葉歌「足の音せず 行かむ駒もが 葛飾の 真間の継ぎ橋 止まず通はむ」(巻14-3387)
    →万葉アルバム


手児奈霊堂
お墓の傍らに文亀元年(1501年)に日与上人が、手児奈の霊を感じて、奥津城処(墓)の跡と伝えられる辺りにお堂を建てた。これが現在の手児奈霊堂。霊堂には、昔の入り江の面影を残す池が水をたたえている。


手児奈のハッピ




手児奈霊堂境内の万葉歌碑
万葉歌「勝鹿の 真間の井を見れば 立ち平し 水汲ましけむ 手児奈し思ほゆ(巻9-1808)
    →万葉アルバム


亀井院境内の万葉歌碑と井戸
手児奈霊堂の隣に亀井院がある。万葉の真間の井は、ここの裏庭の井戸のことであると伝えられている。
手児奈霊堂境内と同じ万葉歌(巻9-1808)
    →万葉アルバム


手児奈霊堂境内の稲荷神社と神輿

手児奈通りを歩行者天国の本会場に向かう。


手児奈橋


手児奈橋下の真間川にかかる万葉歌陶板


ブラスバンドと手児奈おどり


手児奈太鼓


ふたたび手児奈霊堂へ


霊堂と絵馬



手児奈霊堂の古池, 真間の入り江の唯一の名残りとも。湧水があるのか、涸れることがないらしい。


江戸芸かっぽれ踊り


ハイハイレース
手児奈霊堂には安産と子育て祈願があり、このような面白い行事がある。


稚児行列


お菓子みこし
みこしの四方八方がお菓子で飾られているのだ。


通りの家屋に架かる「てこな」のプレート


手児奈神輿
この神輿は女性が担ぎ手である






稲荷神社神輿
こちらは男性が担ぎ手




帰路:真間川

バス停「真間山下」まで歩き、松戸へ。


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