538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

牡丹と竜

2013-01-15 23:33:09 | 邦画
CSのチャンネルNECOの1月の邦画企画
銀幕スター列伝
高橋英樹仁侠アクション篇で
「仁侠八方破れ」「牡丹と竜」「関東刑務所破り」の
三本を録画しておいたのを鑑賞

CS放送は日本映画専門でOAしてる4チャンネルを契約しており
って邦画の古いものは、殆どパッケージ化されずにいるので
結構Blu-rayに焼いて保存しており
暇なときに見流していてるけどもここには
殆ど見たらそのままでレビューは書かないなぁ

そんな私が何故此所にこの作品を書こうと思ったのは
なんとなんとこの映画
1970年日活製作、監督はマキノ雅弘さん
あの東映のドル箱映画「日本侠客伝 斬り込み」の
リメイクなんだよねぇ
殆ど誰も問題にしてないようですが

どっから見てもまんま「日本侠客伝斬り込み」でしたねぇ
監督さんはどっちもマキノさんなのですが
「日本侠客伝斬り込み」は笠原和夫さんのオリジナル脚本ですよね

で、日活作品には原案入山次郎になってた
ま当時は今みたいに著作権など問題ない時代
お小遣い程度の謝礼金でOKでもしたのかしら

で映画自体は本がしっかりしてるし
監督が監督なのでカッチリ仕上がってるのだけども
この時代の高橋英樹自体が生硬過ぎるのと
ヒロインの和泉雅子さんに女の情感の欠片もなくて

どうにも映画的にはメリハリのない映画でした

そんな中小林旭さんが一人愉しそうに演技したたなぁ
ラストの殴り込みの高橋英樹との道行きで
高橋が斬った水島道太郎の長ドスを頂いて
抜き身のまんま肩に担いでるのと
二人して談笑しての道行き何てね

マキノ監督のやっつけ仕事な作品だったんのかしら
同じ高橋英樹との作品「日本残侠伝」では
梶芽以子さんに着物裁きのノウハウすべて教授されてるのに
和泉さんには何も教えなかったのかしら
ラストの芸者姿の様になってないことったら