廃校を巡る

風雪に耐えた美しい木造校舎。小さな空き地にポツンと二宮尊徳。
錆びたブランコに、朽ちかけた百葉箱。廃校ノスタルジア…。

福島県 柳津町 久保田小学校

2017年08月03日 17時43分17秒 | 福島の廃校
福島県柳津町 西山温泉
つげ義春は会津の小さな温泉宿を数多く訪れていますが、
西山温泉もつげ義春ゆかりの温泉地。
今でもつげファンが多く訪れているようです。

そんな西山温泉から細い山あいの道を進むこと10数分。
本当にこんな山奥に学校なんてあるのか?
そもそも人家さえ無いじゃないか… と不安になる頃、山の頂きに抱かれるように集落が現れましたよ。
何となく天空の隠れ里のような感じの集落。
わずかに田畑はありますがほとんどは自家消費用でしょう。
林業集落なのかもしれません。
学校跡は集落の規模からすると思いのほか立派なものでした。
数年前まではプールも残っていたようですが、残念ながらプールは解体済みのようです。

久保田小学校は、明治6年 砂子原小学校 久保田分校として設置され、
明治9年久保田小学校として独立しています。
いくつかの分校がありましたが、平成4年まで大峯地区に季節分校をもっていたようです。
閉校は平成17年。創立以来130余年で卒業生1100余名と記念碑には刻されていました。

閉校記念碑に卒業記念のモニュメントが残っています。
校舎も閉校後も地域で使われているようで、ある程度管理されているのかきれいな状態です。
山奥の小さな集落のわりには校庭も広く立派な学校ですね。
記念碑にはプールのほかにスキー場もあった刻されています。
スキー場をもっている学校はなかなかありませんよ。


















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