廃校を巡る

風雪に耐えた美しい木造校舎。小さな空き地にポツンと二宮尊徳。
錆びたブランコに、朽ちかけた百葉箱。廃校ノスタルジア…。

鹿沼市 北押原小学校 奈良部分校

2017年03月21日 17時58分16秒 | 栃木の廃校
閉校後54年を数える北押原小学校奈良部分校。
現在跡地には奈良部町生活センターと言う名の集会所が建っています。
シンボルツリーは当時からのものでしょうが、
それ以外に廃校記念碑や卒業記念碑のようなものは見当たりません。
あまり学校跡の雰囲気もありません。
敷地の脇に屋外用のバレーボールのネット用の鉄柱がありましたが、
当時のものではないでしょう。
何しろ廃校から54年も経っていますので遺構らしきものは皆無…。
とりあえず集会所を撮影して帰ろうとすると、
敷地の入口付近に引き抜かれ打ち捨てられた門柱らしきものを発見しました。
リサイクル用ゴミの集積場になっているらしく、
何となく痛々しく感じます。
明治6年の開校と歴史ある学校跡のわりにはぞんざいな扱い…。


奈良部小学校沿革
明治6年上奈良部に「寛祐舎」(かんゆうしゃ)の名称で創立。
明治8年奈良部尋常小学校ととなる。
昭和22年に北押原小学校に併合して分校となる。
昭和37年に本校に統合


桜の木や遊具類もなくサッパリとした印象









何とも雑な感じで放置されている門柱らしき石柱



近所にはわずかに子供たちがいるようです