~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

七夕に想う…

2012-07-08 18:00:46 | 日記
小さい頃、七夕が近づくと笹を取って来て折り紙で飾りを作り

短冊に願いごとを書いて、織姫様と彦星様が会えるようにと

七夕の日が晴れることを、ひたすら祈ったものでした。

そして、翌日近くの川に母と笹を流しに行きました。

子供ながらに、天の川まで行くとは思わなかったけれど、

流れて行く笹を見ていると、願いが届くような気がしました。

いつのころからか、笹がゴミ問題になり川に流せなくなりました。

それからは、七夕が終わると笹をゴミ捨て場に捨てるようになり、

願い事の夢は一挙にしぼんでしまいました。

そして、七夕の唄も歌うことがなくなりました。

昨日、何十年振りかに、高山千代美さんのコンサートで

「笹の葉さーらさら 軒端に揺れる…」と歌ったのです。

短冊は書かなかったけれど、この歌を歌っていると願いが天に

届くような気持ちになるのは、なぜでしょう…

外は小雨が降っていました。

織姫と彦星の一年に一度の出会いは、叶わなかったけれど

コンサートの会場には沢山の出会い、再会があり

高山さんの歌が、優しく包んでくれました。

高山さんの歌には、横浜のイギリス館が似合う気がしていましたが

本当にぴったりでした。

皆で歌った七夕の歌が、一人ひとりの願いを天まで届けて

くれたような気がしました。

高山さんの鳴らす鐘が、みんなの心に響き誰もが優しい気持ちに

なれた、素敵な七夕の夕べでした。



コメント (2)
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