小浜に移動し、海に近い界隈を歩く。
街を徘徊しながらふと目を向けた路地の向こうに海が見えたりすると
なぜかホッとする。
2年前にお寺巡りをした時は羽賀寺、明通寺、国分寺と小浜の東のエリア
を回ったので、今回は西側を歩いてみることに。
秘仏拝観は2カ寺だけど、それ以外にも気になるところがいっぱい。
●高成寺(こうじょうじ)
海岸近くの小浜公園のそばにあり、また、歴史を感じさせる街並みの
一角に高成寺があった。
立派な楼門をくぐると禅寺らしい清々しい境内が広がっていた。突き当
たり正面の建物がめざす観音堂らしい。ご本尊は十一面千手観音立像。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/de/8e41da219b3d0a9e81cee43894772c42.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/15/157943c2f073278624b5a7bf2bcc0085.jpg)
ご自由にお参りください、と書かれてあったので靴を脱いで引戸を開け、
お堂内にあがるとアッと声を出しそうになった。
ほの暗いお堂で、そこだけ灯りに照らされて観音さまのお姿があった。
事前に写真で見ていた全身像とは印象がまったく違う。
なぜだか、聖母マリアさま、という言葉が浮かんだほど。
国指定重要文化財の十一面千手観音立像。若狭地域における千手観音像
の最古の作例とのこと。
上部で振り分けられた赤い布によって、手の部分や頭上の特徴的な部分
が覆われ、そのせいでいっそう秘仏感が増している。
隠れている部分はアングルを変えることでディテールも確認できた。
お顔には気品が漂い、しっかり丁寧に彫られた姿は優美に感じられた。
前に置かれた白い十一面観音さまはお前立ちだろうか?
他に脇侍もなく、これは秘仏公開時期だけの特別配置かもしれない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/c5/a54d2db2e20082bc1e624aba8eef46e9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/bf/39daa90a73a5421b4cc963f157f800ae.jpg)
もとは足利尊氏が1339年に建立した安国寺。その後、僧を迎えて開山と
した臨済宗の寺。境内に梅田雲浜の顕彰碑があった。
「若狭小浜のデジタル文化財」で全身像写真と詳しい説明あり。
<拝観メモ>
「平成27年度みほとけの里若狭の秘仏 特別公開」の寺
拝観料無料、パンフレットなし。納経所でご朱印だけいただいた。
北陸三十三カ所観音霊場 第4番
若狭三十三観音霊場 第21番
小浜西組重要伝統的建造物群保存地区にある。
●栖雲寺(せいうんじ)
本堂のご本尊は木造阿弥陀如来坐像。
像高36.9㎝という小さな仏像で、近づいて見てみるときりっとひきしまっ
たきれいなお顔をしていた。顔と手に部分的に金泥が残っているが、全体
的に黒い、という印象だった。平安時代末期の寄木造りの仏さまとのこと。
寺の創建や仏像の来歴の詳細は不明とのことだが、歴史を感じさせること
はたしか。
ぼうっとして撮影許可をもらうのを忘れたため仏像の写真はとっていない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/14/ce87557e53ff81ab3307f469ef6c67fd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/04/4f8b2c52d14d9f42eef53e48f13cdd67.jpg)
<拝観メモ>
「平成27年度みほとけの里若狭の秘仏 特別公開」の寺
拝観料無料、パンフレットなし。ご朱印だけいただいた。
若狭三十三観音霊場 第23番
「若狭小浜のデジタル文化財」で写真と詳しい説明あり。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/c1/ed7f0db05b9a49ec8878a0dfdcc2184f.jpg)
ひとやすみ。
去年、マーメイド像の写真を撮ったときはもう暗くて海が見えなかった。
はじめての、小浜の海~~~~~~♪
(3)につづく
みほとけの里・若狭(1)安楽寺
街を徘徊しながらふと目を向けた路地の向こうに海が見えたりすると
なぜかホッとする。
2年前にお寺巡りをした時は羽賀寺、明通寺、国分寺と小浜の東のエリア
を回ったので、今回は西側を歩いてみることに。
秘仏拝観は2カ寺だけど、それ以外にも気になるところがいっぱい。
●高成寺(こうじょうじ)
海岸近くの小浜公園のそばにあり、また、歴史を感じさせる街並みの
一角に高成寺があった。
立派な楼門をくぐると禅寺らしい清々しい境内が広がっていた。突き当
たり正面の建物がめざす観音堂らしい。ご本尊は十一面千手観音立像。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/de/8e41da219b3d0a9e81cee43894772c42.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/15/157943c2f073278624b5a7bf2bcc0085.jpg)
ご自由にお参りください、と書かれてあったので靴を脱いで引戸を開け、
お堂内にあがるとアッと声を出しそうになった。
ほの暗いお堂で、そこだけ灯りに照らされて観音さまのお姿があった。
事前に写真で見ていた全身像とは印象がまったく違う。
なぜだか、聖母マリアさま、という言葉が浮かんだほど。
国指定重要文化財の十一面千手観音立像。若狭地域における千手観音像
の最古の作例とのこと。
上部で振り分けられた赤い布によって、手の部分や頭上の特徴的な部分
が覆われ、そのせいでいっそう秘仏感が増している。
隠れている部分はアングルを変えることでディテールも確認できた。
お顔には気品が漂い、しっかり丁寧に彫られた姿は優美に感じられた。
前に置かれた白い十一面観音さまはお前立ちだろうか?
他に脇侍もなく、これは秘仏公開時期だけの特別配置かもしれない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/c5/a54d2db2e20082bc1e624aba8eef46e9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/bf/39daa90a73a5421b4cc963f157f800ae.jpg)
もとは足利尊氏が1339年に建立した安国寺。その後、僧を迎えて開山と
した臨済宗の寺。境内に梅田雲浜の顕彰碑があった。
「若狭小浜のデジタル文化財」で全身像写真と詳しい説明あり。
<拝観メモ>
「平成27年度みほとけの里若狭の秘仏 特別公開」の寺
拝観料無料、パンフレットなし。納経所でご朱印だけいただいた。
北陸三十三カ所観音霊場 第4番
若狭三十三観音霊場 第21番
小浜西組重要伝統的建造物群保存地区にある。
●栖雲寺(せいうんじ)
本堂のご本尊は木造阿弥陀如来坐像。
像高36.9㎝という小さな仏像で、近づいて見てみるときりっとひきしまっ
たきれいなお顔をしていた。顔と手に部分的に金泥が残っているが、全体
的に黒い、という印象だった。平安時代末期の寄木造りの仏さまとのこと。
寺の創建や仏像の来歴の詳細は不明とのことだが、歴史を感じさせること
はたしか。
ぼうっとして撮影許可をもらうのを忘れたため仏像の写真はとっていない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/14/ce87557e53ff81ab3307f469ef6c67fd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/04/4f8b2c52d14d9f42eef53e48f13cdd67.jpg)
<拝観メモ>
「平成27年度みほとけの里若狭の秘仏 特別公開」の寺
拝観料無料、パンフレットなし。ご朱印だけいただいた。
若狭三十三観音霊場 第23番
「若狭小浜のデジタル文化財」で写真と詳しい説明あり。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/c1/ed7f0db05b9a49ec8878a0dfdcc2184f.jpg)
ひとやすみ。
去年、マーメイド像の写真を撮ったときはもう暗くて海が見えなかった。
はじめての、小浜の海~~~~~~♪
(3)につづく
みほとけの里・若狭(1)安楽寺