water steppe memo

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2013福島県に日帰り旅行_その0

2013年03月31日 10時10分04秒 | 東北旅行
実はすでに書いた話ではあるのですが、もう一度書こうと思います。

1995年1月17日に阪神・淡路大震災が発生しました。被災地からは遠く離れた地に住んでいた私ですが、テレビで流れるその凄まじい破壊の跡を食い入るようみ見ていた記憶があります。
震災の後しばらくして、神戸に住んでいる方々から
「神戸へ物見遊山に来てほしい」
との要望が出ている、という話が飛んで来ました。この話は今でも強く印象に残っているのです。
被災地へ物見遊山へ行くという文面だけ見ると、かなり悪い行為であり世界愚行選手権の上位進出間違いなしです。報道の方々が被災地を踏みにじるような行為をした話もありましたわけで、一個人がボランティアに行くわけでもない物見遊山に行くなんていうのは、本当に最悪の最悪です。じゃあ上記の話はどういう流れから出たのかと申しますと、
「観光地に観光に来て」
という事らしいのです。
観光というのは大事な産業であり、それで生活している方々が沢山いらっしゃいます。震災で大きなダメージを受けたものの、その後落ち着いたら以前の生活を取り戻そうという方向になるのは当たり前で、観光地としての準備をし、あとは観光客さんに来てもらうだけだ、という段まで進むわけですよ。ところが、観光する側からすると、
「まだ、大変な状況なんじゃないだろうか」
「そもそも被災地に遊びに行っていいんだろうか」
という不安があるんですよね。被災地が今どうなっているんだろう、という興味本位で多くの方が困難に遭遇している地に遊びに行っていいのかよ、と。ここにミスマッチがあったようなのです。観光地側は復興に向けて準備していってあとは観光客が来るだけなのに、観光客側は気後れして遊びに行けない。だから、
「いいんだよ、準備できてるんだから、遊びに来てよ」
という意味での、物見遊山に来てほしい、だったらしいのです。
これは私の中で本当に心に残りまして、いつか神戸に行かねばならぬと誓ったんですよ。当時はまだヒョイッと行ける年齢でなく、ずっと温める事になってしまったんですが、数年前に大阪に行く用事ができ、しかもかなり時間に余裕があってついに神戸へ行けるとなった時には感慨ひとしおでしたし、実際に神戸に降り立った時には胸に来るものがありましたよ。

2011年3月11日に東日本大震災が発生し、それから2年経ちました。今の私はヒョイッと行ける年齢にあります。観光地も開店してるらしい。

じゃあ行くのは必然でしょう。アクアマリンふくしまへ旅行しようじゃありませんか。

ということで、福島県いわき市小名浜にあるアクアマリンふくしまへ行ってまいりましたので、しばらくその話題でいこうと思います。

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