Dying Message

僕が最期に伝えたかったこと……

漫才36~サザン活動休止、秋葉原殺人事件、食品偽装~

2008-06-20 22:20:47 | 漫才
「あのサザンオールスターズが無期限の活動中止を宣言したね」
「福田内閣はちっとも解散の気配がないのにな」
「いきなりそんな風刺は要らないから。それにサザンはあくまで解散じゃなくて活動休止」
「で、代わりにEE JUMPが活動を再開するんだろ?」
「するわけないだろ!」
「あとヒステリック・ブルーも」
「だからしないよ! 絶対に活動再開できないアーチストばかり挙げるな!」
「しかしL'Arc-en-Cielも活動を休止するってのに、サザンの陰に隠れて全く話題にならなかったな」
「まぁね」
「ひっそり宮崎勤と一緒に死刑執行された、陸田真志と山崎義雄みたいなもんだな」
「そんなもんに喩えるんじゃねぇよ!」
「ま、さすがビジュアル系ってところだね」
「サザンの陰に隠れたこととの因果関係はないだろ! そもそも彼らはビジュアル系じゃないって言ってるんだから」
「あんな格好をしておいてビジュアル系じゃないと言われてもねぇ」
「いいんだよ、これは本人たちが決めることなんだから」
「男湯で勃起してるのに、オレはホモじゃないって言い張るようなもんだな」
「よく分からない喩えをするな!」
「しかしサザンですよ。オレもファンだっただけにちょっとショックだな」
「名曲がたくさんあるもんね」
「まず何と言っても『都並』」
「それを言うなら『TSUNAMI』だ! 都並はサッカー選手!」
「あとは『エロティカ・ラモス』も好きだな」
「くだらないよ! ヴェルディの選手を挙げてるだけじゃねぇか!」
「『みんなの柱谷』もいいね」
「それを言うなら『みんなのうた』だろ!」
「それから『いとしの柱谷』」
「気持ち悪いよ!」
「だけど、やっぱり一番好きなのは『柱谷のG★SPOT』だな」
「だから本当に気持ち悪いよ! 柱谷、しつこいから」
「しっかし、秋葉原でとんでもない事件が起きたね」
「ああ、まったくねぇ」
「まさかパンチラのアイドルが逮捕されるとは……」
「そっちか! もっと大変なことがあっただろう」
「通り魔ですよ、通り魔。怖いよね」
「本当だね。逮捕された加藤智大容疑者は、まずレンタカーで歩行者天国の人混みに突っ込んだらしい」
「これじゃ歩行者天国じゃなくて、歩行者地獄だぜ」
「うまくねぇよ!」
「そもそもさ、ボケてもないのに突っ込むのも、いかがなもんかって思うよな」
「バカ野郎! 漫才じゃないんだよ!」
「ま、被害者の中には年寄りもいたらしいから、ナチュラルにボケていた可能性は否定できないけど」
「やめろよ! そういうことを言うな!」
「次に犯人はナイフで続々と人を刺したんだろ?」
「そう。死者7人、重軽傷10人だから、少なくとも17人を刺したことになる」
「これは現役時代にカツノリが刺したランナーの数より多いらしいね」
「そんなわけねぇだろ! 比べる対象もおかしいよ!」
「死亡者の中には、何事かと思って家を飛び出して車に轢かれた人もひとりいたらしい」
「それは東北の地震の話だろ! そもそも現場はホコ天だから車は走ってない!」
「でもさ、秋葉原と言ったら有名な街だから、遠くから来ていた人もいそうだよね」
「そうだね」
「『今日は、エロゲーム買って、帰りはメイド喫茶で豪遊だ!』なんて」
「まぁあるかもね」
「それがまさか冥土喫茶になってしまおうとは……」
「やめろ! 不謹慎すぎるよ!」
「しかし、こういう事件に隠れて、食品偽装なんてもうどこ吹く風だな」
「確かに。毒入り餃子事件だって、解決したわけでもないのにね」
「あれは餃子だからまだ良かったけど、牛タンに毒が入ったら悲惨だよな」
「意味が分からないよ」
「だって、毒舌のウシだぜ」
「毒が入るって、どういうことじゃないだろ!」
「そのウシが王貞治さんに『オレは4個も胃があるからお前にひとつだけ分けてやろうか』なんて」
「最悪だよ!」
「ひっでぇこと言うなぁなんて思いながらそのウシを見ると、なぜか角が生えていたりして」
「どういうことだよ」
「実はオリックスバファローズのマスコットだったっていう」
「くだらねぇよ!」
「パウエルの恨みは根深かった……」
「もう誰もそんな話題覚えてねぇよ! いい加減にしろ!」


最新の画像もっと見る