Dying Message

僕が最期に伝えたかったこと……

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2009-03-18 03:06:47 | Weblog
 最近、スポーツを見ていて嫌になるのは、自分より年下の選手が結構いるという。例えば、侍ジャパンでいえば、ダルビッシュに涌井にマー君など、20歳前後の選手が日の丸を背負って堂々と戦っている。

 スポーツ選手ばかりじゃない。仮に、高卒で働いていたとしたら、オレの歳で既に勤続5年になるわけだろう。社会に揉まれ、仕事にもすっかり慣れた頃合いだ。倹約家なら、貯金だってある程度は作っているかも分からない。

 それに引き換え、オレは本当にダメな人間だ。考え方もすごく子供だし、自分では何ひとつできない。頭が良いわけでもなければ、特技があるわけでもない。中学生あたりから全く成長がないままに、気付けば学生生活も終わってしまった。

 普段は考えないようにしているのだけど、もし過去に帰れるとしたら、せめて大学に入った頃に戻りたいと思う。再受験なんてバカなことは考えず、下宿して、サークルに入って、普通の大学生らしい生活を送りたい。初っ端が腰掛け気分だったがゆえに全てが中途半端になり、何ひとつ得るものもなく大学を卒業することになってしまった。はっきり言って、物凄く後悔している。

 あまり意識する機会はないが、人生は案外長くない。自分もまだ前半戦に違いはないけれど、それでもおよそ1/3は終えた。人並みの快楽も享受できず、それどころか苦労すら味わえず、何の手応えもないままに、気が付けば人生も中盤に差し掛かろうとしている。

 野球でいえば、残りおよそ6イニングだ。そんな限られた攻撃の中で、オレはどれだけのチャンスを作れるのだろうか。どれだけ胸を張れるものを残せるのだろうか。考えれば考えるだけ不安になる。


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