Dying Message

僕が最期に伝えたかったこと……

シェイクハンド

2009-03-26 06:40:23 | Weblog
 昨日、無事に卒業式を終えてきました。そのまま朝まで遊んで、今は電車の中。車窓に映る景色のように、4年間の思い出が頭を駆け巡ります。

 オレはどうも本心で喋るのが苦手だから、ついつい「大した思い出もない大学生活だった」とか書いてしまう。でも、最後なので本音を言います。色々あって高校を中退した自分にとって、この4年はかけがえのない時間でした。僕と仲良くしてくれた数少ない友人には、心の底から感謝します。本当にありがとう。

 多くの人は4月から社会人となります。お金を貰って働くにあたっては、時に辛いことだって強いられるかも知れない。だけど心配無用です。オレのような性格の悪い人間と付き合えた方なら、誰とだってうまくやれるはず。何も恐れるものはないよ。

 かたやオレは4月からフリーターです。はっきり言って人間としては底辺です。でも、そこから平行でない2本の線を伸ばせば、やがて頂点にたどり着く。もし次にいつか会う機会があったら、その時にはオレも立派になっているからね。心配してくれた人の期待に応えられるようなビッグな人間になっているからな。覚えとけよ。

 しかし、日々の生活に追われるうち、やがて僕のことなんて忘れてしまうでしょう。本当は「別に覚えていてほしくなんかないぜ」と強がりたいけれど、やっぱりそれは正直寂しい。だから、例えばテレビでサザンの歌を耳にした時など、ほんの一瞬だけでも大学時代のデキの悪い友人のことを思い出してもらえたら幸いです。四六時中は考えないでね。嫌な記憶も蘇っちゃうだろうから(笑)。

 最後に、繰り返しにはなるけれど、僕の大学生活を支えてくださった皆さん、本当にありがとうございました。今はこれまでに経験したことがないくらいに胸が痛くて、しばらくは心にポッカリと穴が開いたような状態が続きそうだけど、いつまでもメソメソしてはいられない。そこを乗り越えてオレも強くならなきゃ。なかなか難しいけど、頑張るよ。

 あ、それから入念な練習の成果で、ちゃんと涙を流すことができて、ホッとひと安心でした。役者だねぇ、オレも(笑)。


最新の画像もっと見る