雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

立憲議員が田中角栄研究会を設立

2024-05-09 18:55:08 | 日々これ好日

    『 立憲議員が田中角栄研究会を設立 』

   立憲民主党の議員が 田中角栄研究会を設立したとのニュース
   一部有志によるものだが 少々驚いた
   良い面は 何からでも取入れようという事なのか
   現状打破が必要と 考えたものなのか
   田中角栄氏といえば 「今太閤」「日本列島改造論」
   「コンピューター付きブルドーザー」
   「田中金脈」「金権政治」などが 即座に浮かぶが
   どの辺りを学ぼうとしているのか 興味津々!!

                   ☆☆☆ 
   

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愚者ですか?賢者ですか? ・ 小さな小さな物語 ( 1765 )

2024-05-09 08:00:40 | 小さな小さな物語 第三十部

「愚者は伝えたがり、賢者は学びたがる・・・チェーホフ」というメモを見つけました。
ゴールデンウィークの前半は、当地はお天気が良くなかったこともあって、ほとんどお籠もりといったような日を過ごしました。もっとも、ほとんどの日がそれに近い状態と言えばその通りなのですが、少し時間をかけて、特に当てもないままに残している資料のような物を見直しました。その中で、頭書の言葉を見つけました。
言葉の意味に興味を持ったわけではなく、「チェーホフ」という名前がいやに気になったからです。

つまり、「そういえば、『チェーホフ』などを読んだ時期もあったなあ」と、ちょっとした感傷にはまり込んでしまったのです。今となっては、チェーホフの作品(もちろん和訳されたものです。)を何冊が読んだ記憶はあるのですが、その内容は全く覚えていません。その頃、遠い遠い昔のことになりますが、「人生とは何ぞや」などとこの種の本を読みふけった事もあったのですが、その記憶さえ薄れていて、そうした読書が、私のその後にどのような影響があったかなどは、考えることもなく今日に至っている程度の影響のような気がします。
ただ、はっきりしていることは、「人生とは何ぞや」と問いかけることはすっかり影をひそめてしまいましたが、何の答も得ていないことは確かです。

もっとも、「愚者は伝えたがり、賢者は学びたがる」という言葉は、私などはチェーホフの言葉として認識していますが、どうやら正しくないようです。チェーホフが編み出した言葉ではなく、すでにロシアの格言として存在していたものを引用したもののようです。
また、シェークスピアには、「愚かな知恵者になるよりも、利口な馬鹿者になれ」という言葉があります。高邁な教えが秘められているのでしょうが、何だか言葉遊びをしているような気もしてしまいます。
「愚者・賢者」を対比した言葉を二つ紹介させていただきましたが、実は、この種の言葉は幾つもあるようです。

「愚者は何々・・、賢者は何々・・」と対比させている言葉は意外に多く、著名な作者や学者の言葉とされるものも幾つもあります。哲学者と称されている人の言葉も伝えられています。
「明快」であるとも言えますが、人間をかくも明快に「愚者」と「賢者」に分ける事が出来るのでしょうか。それとも、ここで言う「愚者」とは格別の愚者のことであり、「賢者」とは格別の賢者を言うのであって、大半の人は、愚者とも賢者とも断定できない並みの人だと言うことなのでしょうか。
賢者にはほど遠く、愚者と断定されるには抵抗を感じる身としては、「底の浅い知識を得々と語ること」だけは控えるようにすべきだと感じました。
お籠もりゴールデンウィークの退屈紛れの思索ですが・・・。

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