
Deutsches Museum,München
←その11:寝台特急City Night Lineからの続き

近郊電車(Sバーン)でミュンヘン中央駅まで戻り、予約していた駅近くのホテルのフロントに荷物を預けて身軽になってから、
路面電車(トラム)に乗って出かけます。
目指すは、“世界最大のおもちゃ箱” とも称されるドイツ博物館!
ドイツ博物館には中央駅前から16番系統のトラムに乗れば、乗り換えなしで直接向かうことができます。

ここでもみーや★さんのGPSトラックが大活躍。
16番系統のトラムはミュンヘン市内をこんなルートで走って行ったんですねぇ…

ミュンヘンのトラムは、近代的な超低床車。熊本市電に導入されている車輌とも同じ系列のようで、車体のデザインはほとんど同じです。
でも、ミュンヘンのトラムは編成の片側にしか運転席がない「一方通行タイプ」。
最後尾は運転席がないので展望車のようになっています。
「Deutsches Museum」停留所で降りて、川沿いの道を歩いて行くと、そこがドイツ博物館。
川の中州が丸ごと博物館の敷地になっているのです。

エントランスはまるで宮殿のようです。
そして、ドイツ博物館に一歩足を踏み入れると…

そこはまさに巨大なおもちゃ箱!
航空、航海、交通機関、そして宇宙科学…ありとあらゆるドイツの科学と技術がぎっしり詰まった、
とんでもない空間が広がっています!


「空をとぶもの」のコーナーだけでも、この有様。
黎明期の飛行機械から戦闘機まで、とにかく考えられるすべての物を集めまくって並べたといった様相を呈しています。

以前行ったペーネミュンデ博物館で見憶えのある無人有翼飛行爆弾V1の奥には、
ぶった切られたエアバス機の輪切りの胴体が。
…何と言うかもう、「節操が無い」 としか言いようのない詰め込みっぷり(笑)

「空をとぶもの」なので当然、宇宙を飛ぶものも展示されています。
これは国際宇宙ステーションのヨーロッパ実験棟のモックアップですね。
館内にはこんな展示もあります。

農業に関する詳細な展示コーナー。
まるで農機具置き場!

こちらは電気のコーナー、放電実験設備。
実演が行われていたのですが、すごい人気で室内に入れませんでした。残念!
ところで、これって福岡県青少年科学館にある放電実験ステージのモデルになったもののようですね。
器具類の構成がよく似ています。
(※参考記事→秋の日曜は電車に乗ってHAYABUSAを観に行こう ~HBTTE in 久留米~)
なんかもう「お腹一杯」になってしまったような気分ですが、まだまだ序の口。
ドイツ博物館の膨大な展示をかき分けて、いよいよ宇宙科学のコーナーへと行ってみましょう。
そこには、あるロケットが待っていました。
→その13:ドイツ博物館のV2に続く
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