My Life After MIT Sloan

組織と個人のグローバル化から、イノベーション、起業家育成、技術経営まで。

アグア・アズルの滝-メキシコ旅行(12)

2009-04-07 22:02:23 | ●メキシコ・中南米

Palenqueからの滝ツアーは通常、Agua Azul(アグア・アズル)とMisol-Ha(ミソルハ)の両方を訪れるセットなのだが、今回Misol-Haが工事中で行けなかった。
その代わり、Agua Azulで長い時間遊べる、というもので、パレンケ遺跡とあわせて100ペソに値下げされていた。
「歩き方」には150ペソと書いてあるので安いよね。

Agua Azulまでの道のりは長い。
直線距離では70kmも離れていないが、道路状況が悪いので、マイクロバスで2時間くらいかかった。

途中、昨日書いたような貧しい村をいくつか通る。
村の道路には車がスピードを落とすためのBumpが複数あって、そこを通るたびに車が激しく振動する。
後部座席の人はたまったもんじゃない。

村では、女子供、時には男たちが道路沿いに座ってこちらを見ている。
車がちょっとでも止まると、子供たちが物を売りにやってくる。
焼きバナナ、タマレス、
トルティーヤのお菓子みたいなもの、マヤ暦のキーホルダーなどなど。

正直、治安の面は「歩き方」に書いてあるほど昼間は悪くない。
ただツアーでなく普通のミニバスに乗ると、恐らく停車するたびに子供の物売りがまとわりついてくるので、それを避ける意味でもツアーでよかったと思う。

それにしても、子供たちはせっせと物を売って働いているのに、この道路沿いでただ群れている男たちはなにをやっているんだろう?
地道に農業をやるより、国からの
援助や、女子供が観光客に物を売るほうが楽に稼げるから働くのをやめてしまった、良くある途上国の悪弊か。

滝に着いた。
まずは滝のそばのレストランで腹ごしらえ。
そこにもいろんな子供たちが物を売りに来る。
その隣で、レストランのオーナーの子供たちと思われる子達が、楽しそうにおもちゃで遊んでいる。
こんな小さな村でも(だから?)、子供たちの運命は親の財産と才覚によって決まるのだな。

ひゃっほー、結構大きな滝だ。

着替えてる観光客や水着も多いので写真は取らなかったけど、たくさんの人が水着で泳いでいる。

このあたりは水が深くて(恐らく水深3,4メートル?)流れが速く、泳いでいる人は少ない。
私は実は学生までは水泳選手で、泳ぐのは得意。
このあたりの人がいないところでぱちゃぱちゃと流れに逆らいながら遊んだ。

とはいえ、夜行バスで来て疲れているので、無理はせず早めにあがる。

水は最初冷たいのだが、入っているうちに慣れてくる。

着替えて、河を更に上に登っていくと、更なる滝が現れる。

下流を見渡す。
水の青、空の青、山の青がそれぞれの色あいをみせる。

絶景かな。

水の青の微妙な色合い、山の緑の色合い。
岩に漱ぐ水、苔むした岩。
見ているうちに久しぶりに絵を描きたい気分になった。

私の母が絵も描く人で、私も大学の頃まではよく描いていたのだが、大学院生になって忙しくなった頃から一切描いてない。
忙しさと余裕のなさで「描こう」という気が起こらなくなってしまったのだ。

「描きたい、描こうかな」と思うのは本当に10年ぶりくらいだろうか。
それでも、実際に描く時間は忙しいMBA生活にはないんだけどね…
でもそう思える心の余裕が出てきたていうのはすばらしいことだ。

アメリカにいる間に、絵描き旅行でもしようかな、と思った。

次の記事→グアテマラ国境のヤシュチランへ-メキシコ旅行(13)

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