昨日の記事にも書いた、製作中のある物…。
一番のネックだったスナップ・ハトメ付けが終わりましたので、「 後は縫うだけ♪」 と取り掛かりました。
久々の大物（？）縫い、久々のミシン掛けで舞い上がってしまったのか、いきなり表裏間違えて縫ってしまいました…。
「 ありゃ…。」
ほんの１５cm位でしたので、「 久し振りって、こういうミスしちゃうのよね～。」 と、笑顔で呟きながら、解いて縫い直しました。
ええ、笑顔で…笑顔で呟いていたのです…この時は まだ…。
その後 順調に縫い進み、調子が出て来た途端…
ガゴッッ！
嫌～な音が…。
確認してみると、ミシン針が曲がっていました…。
ほら…。
厚手の生地を何枚も重ねた箇所だったせいでしょう。
「 あ～あ、ウッカリだぁ…。」 と、微笑んで呟きながら、取り替えました。
ええ…微笑んで…微笑んで呟いていたのです…この時は まだ…。
気を取り直して 再び縫い始めた途端…
ガゴッッ！
再び 嫌～な音が…。
確認してみると、またミシン針が曲がっていました…。
ほら…。
針を留めるネジの絞めがあまくて、抜けてしまったせいでしょう。
「 う～ん、ウッカリだぁ…。」 と、苦笑いで呟きながら、取り替えようとしました。
ええ…苦笑いで…苦笑いで呟いていたのです…この時も まだ…。
ミシン針の入れ物から 新しい針を取り出そうとした、その時…
「 え…？」
曲がっています…。
「 も…もしかして…？」
一緒に入っている普通地用の針も確認してみると…
「 やっぱり…。」
曲がっています…。
つまり…新しい針に取り替えて、曲がってしまった針を刺しておいたのですね…。
全滅…。
お裁縫箱を漁っても、針のスペアは もう何処にもありませんでした。
そして、私の顔には もはや笑顔の欠片も残っていませんでした…。
シクシクシクシクシク…。