ミロク文明

新しき[神]の国の写し絵、天国地の上に現す
ミロクの世 ミロク文明人 大和ごころを志しての旅は・波・∞無限大∞

老子「第二十二章」道徳経

2018-07-30 23:47:25 | 老子「道徳経と伊勢白山道「道経1~37
そもそも人と争って何かを求めようとしないので、決して誰にも敗れる事が無い
  
私の大和ごころを志しての旅は「ミロク文明」ミロクの世を地の上に現す方向性。

・老子「道徳経と伊勢白山道」 道経 
第二十二章 *老子を英訳 http://mage8.com/magetan/roushi03.html

・原文 「書き下し文
曲則全、枉則直、窪則盈、敝則新。 「 曲(きょく)なれば即ち全(まった)し、枉(ま)がれば即ち直(なお)し、窪(くぼ)めば即ち盈(み)ち、敝(やぶ)るれば即ち新たなり。
少則得、多則惑。「少なければ即ち得られ、多なれば即ち惑う。

是以聖人抱一、爲天下式。「 ここを以(も)って聖人は一(いつ)を抱きて、天下の式(のり)と為る。
不自見故明、不自是故彰。「 自ら見(あらわ)さず、故(ゆえ)に明らか、自ら是(よし)とせず、故に彰(あら)わる。
不自伐故有功、不自矜故長。「自ら伐(ほこ)らず、故に功あり、自ら矜(ほこ)らず、故に長(ひさ)し。

夫唯不爭、故天下莫能與之爭。「それ唯(た)だ争わず、故に天下も能(よ)くこれと争う莫(な)し。 
古之所謂曲則全者、豈虚言哉。「 古(いにし)えの謂(い)わゆる曲なれば即ち全しとは、豈(あ)に虚言(きょげん)ならんや。

誠全而歸之。「誠(まこと)に全くしてこれを帰す。

現代語訳
曲がりくねった木の様に役立たずであれば、生をまっとうできる。
尺とり虫の様に身を曲げておればこそ伸びる事も出来る。

くぼ地の様にへこんでおれば、いろいろな物を溜める事が出来る。
古着の様にボロボロであればこそ、新しくなる事が出来る。
多くの物を持ち多くの事を求めると、悩み事には際限が無い。

だからこそ聖人はたった一つの「道」を守り、世の模範となっているのだ。
自ら目立とうとはしないからこそ誰もが気づく、自らを肯定しないからこそ誰もが認める。
自らを自慢する事が無いからこそ誰もが称える、自らを自慢する事が無いからこそ長く「道」を保てるのだ。

そもそも人と争って何かを求めようとしないので、決して誰にも敗れる事が無い。
昔の人が言う「曲がりくねった木の様に役立たずであれば、生をまっとうできる。」とは真実である。

そうしてこそ生をまっとうし、根源に帰る事が出来るのだ。 


英訳文
If you are useless like a bent wood, you can complete your life. You can stretch your body, because you bend it. You can fill a vessel, because it has a hollow. You can renew something, because it is worn-out. The more you seek profit, the more you are troubled. So the saint values only "the way" and shows a good model for people. He does not want to attract others, so people pay attention to him. He does not justify himself, so people agree with him. He does not boast of himself, so people praise him. He can keep "the way" for a long time, because he is not arrogant. He never loses because he never competes. As the ancient proverb says "If you are useless like a bent wood, you can complete your life", this is true, you can return to the origin like this. 



*盆栽の銘木ほど曲がっています  2012-10-12  老子の言葉
伊勢ー白山道 記事全文 https://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/d/20121012
老子の言葉 第二十二章
(独自の超訳)
 遠回りで曲がった人生だからこそ、逆に成長して悟る(完“全”に成る)ことが可能に成るのです。
人生の苦労には一切のムダがありません。
人生が曲がる体験をするからこそ、逆に真っ直ぐに直す人生体験をすることが可能に成るのです。
人生で落ち込めば、そのヘコんだクボミが大きいほど、逆に大切なモノ(愛情など)で満たすことが可能に成ります。
物事が破れれば、また新たな挑戦をすることが可能に成ります。もし破れなければ、出来ないのです。
財産や持ち物が少ない人は、もっと大切な物事に気付けて成長が可能に成ります。
持つモノが多い人ほど、迷い悩むことも増えます。多くを持つ人は、それに執着しないことが大切です。

だからこそ聖人は、その生き方(道)を人々に見せて、世の中の模範と成ることが可能に成ります。
聖人は自分から説明や誇示をしないからこそ、逆に自然と世の中に知れ渡ります。
聖人は自分のことをほめないからこそ、逆に世間から認められます。
聖人は自分の功績を言いませんから、逆に世間から功績を認められます。
聖人は自ら自慢をしませんから、世間から長く賞賛されます。
聖人は誰とも争いませんから、世間から叩かれることもありません。
他人からイジメられる人は、自分の中に他人をイジメる気持ちが無いかを見ましょう。

以上のことから、曲がりくねった木のような苦労の多い人生を歩む者は、その人生を完成させることが出来ると昔の人が言ったことは、ウソではなくて真実なのです。
その人から生まれた誠意が、そうさせるのです。 


原文
「曲則全、枉則直、窪則盈、敝則新。少則得、多則惑。
是以聖人抱一、爲天下式。不自見故明、不自是故彰。不自伐故有功、不自矜故長。夫唯不爭、故天下莫能與之爭。
古之所謂曲則全者、豈虚言哉。誠全而歸之。」




(感想) 
まさに老子の巨視、巨大な視線が炸裂しています。
会社が倒産したと泣いている元社長を老子が見れば、
「普通の平凡な会社員には体験出来ない貴重な体験ではないか。
その御蔭で、またゼロから立ち上がる青春を味わおうではないか。」
と言いそうなのが目に浮かびます。

以上の話には、納得出来ない心境の御方は多いでしょう。
しかし、これの答えは、「人生は有限」であるということに尽きるのです
何もせずに、眠ったままで人生を終えるのも、人生です。
色んな様々な苦労、失敗、失恋、・・・・経験をしてアノ世に帰るのも人生です。
どんな人生の物事も、それを不幸だと思わずに「経験」だと自分が受け入れることが出来れば、変な執着が脱落するのが分かります

ただし、ただ何でも経験するのではなく、そこには自分の「誠意」(良心)が存在することが大切なのです。
愚かな経験を、自分で肯定しては生けません。
自分の誠意をもって経験して行けば、どんな曲がりくねった人生でも、それは盆栽の銘木のような輝きを放つと老子は言っています。

過去に自分の誠意の無い嫌な経験が有ったとしても、今から誠意をもって歩いて行けば大丈夫に成ります。
盆栽では、死んだ枯れた枝でも、その全体が完成した時には重要なチャームポイントに変わっています。
これは、人間の人生でも同じなのです。
「今から」誠意をもって生きて行けば、過去の失敗も大切な意味を持つのです。
誠意をもって、頑張って時間限定の人生を生きましょう。

生かして頂いて ありがとう御座位ます 


 逆境こそは、幸福に気付く機会だった  2017-11-15 老子の人生論
伊勢ー白山道 記事全文 https://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/d/20171115
参考記事:老子の言葉 第二十二章「盆栽の銘木ほど曲がっています」

「 老子の人生論」第二十二章

真っ直ぐな木は折れやすい。
曲がった木は、なかなか折れない。
だから、苦労の多い人生ほど、人を強くします。

人は、心が落ち込んだ時ほど、感受性が高まり、色々なことを感じられます。
心の財産を増やす機会だと受け止めて、慌てないことにしましょう。

自分の持ち物や、心が壊れた時は、ただ落ち込まずに、それを治す・刷新する喜びを味わう機会だと思いましょう。

多くの物を持ち、欲しいモノが多くなるほど、その人の悩みも比例して増えるのが法則です。

だからこそ聖人は、
・ 多くのモノを持とうとせずに、1つの「道」だけを歩きます。
そして、
・ 自ら宣伝しないからこそ、逆に有名に成って行きます。
・ 自画自賛しないからこそ、逆に認められて、他人から賞賛されるように成って行きます。
・ 他人と争うことを避けるからこそ、誰にも負けません

以上のことから、
「曲がりくねった木のような苦労の多い人生を歩む人ほど、その人生を完成させることが出来る」
と昔の人が言ったことは真実なのです。
そういう人ほど人生をまっとうし、今生を完成させて根源へと帰ることが可能に成ります。

(感想)

老子は、アジアにおいて今でも、
・長寿の神様 ・福の神
として幅広く信仰され、人気が有ります。

この項の内容を読みますと、このような生き方は確かに、
・ 何も持たない露天商から、財閥を創る人物。
・ 心を安心させて、長寿に。
こういう事が、人に起こることが分かる気がします。さもありなん、です。

自分は何をしてもダメだ。
心が苦しい。
このように思う人が、現代は特に増えています。

でも、
・ 心の財産を増やす機会だと受け止めて、慌てないことにしましょう。
・ それを治す・刷新する喜びを味わう機会だと思いましょう。

このように老子は言います。
健康が継続しますと、それがアタリマエとなり、健康の有り難みが薄れます。
でも、健康を失くした時に、健康が恩恵だったことを思い知ります。

だから、今が健康な人は、
・ 健康を失くさなくても、生かされていることに感謝をしたいものです。

今が病気の人は、
・ 改善することを楽しめる機会だと思い、慌てないことにしましょう。

このようなことは、家族生活、仕事、友人、・・・・などにも言えます。
それを失くさなくても、その良さ、有り難みに感謝することが大切だと言えそうです。

コノ世のすべては、
・ 自分が生かされていることに気付かせる為に、物事が流れる法則。
このように感じます。

だからこそ逆に言えば、
・ 生かされていることへの感謝を、素直に心から思える人は、自分の心もモノもすべてが富み始める。

このような法則が流れているとも感じます。
老子は特に、
・ 心が富めば、コノ世のすべては後から勝手に付いて来る。
・ こういう生き方が、「道」である。

このように言いたいと随所に感じます。
自分の人生の生き方の参考にして頂ければ幸いです。

生かして頂いて 有り難う御座います 


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自由人って何?

2018-07-01 16:20:53 | 体・息・心を調える
この「自由」と「上質」のふたつのバランスを大切にしています
  
私の大和ごころを志しての旅は「ミロク文明」ミロクの世を地の上に現す方向性。

*「自由に生き、上質に暮らすLOFAH(ローファー)という生き方」は、
自由と上質を大切にしたライフスタイルを実現するための考え方やヒントを紹介してます。
    http://lofah.net/ 
:LOFAHな人々を10倍楽しむヒント!
  http://lofah.net/lofah10enjoy.html
ようこそ!LOFAHへの冒険の旅へ!
「LOFAHな人々。~あなたのココロと暮らしに自由と上質を。~」
を10倍楽しんでいただくためのポイントをまとめましたので、
ぜひこれを読んで、LOFAHなココロ豊かな暮らしづくりにお役立てください!

1.ココロのあり方に大切に!
2.何度も読み返して復習!
3.実際の暮らしで実践しよう!
4.昨日の自分より成長しよう!

  *自由人って何?
   http://lofah.net/Freedom/f01freeman.html

自由人とは、
「好き勝手に横暴な振る舞いをする人」ではありません。

やりたいという気持ちから行動する人」です。

人に強制されて生きることは、
自由人のやることではありません。

「やらなければならない」という気持ちからではなく、
「やりたいからという気持ち」から行動します。

自分の人生は自分でつくっています。
あなたが選べばいいのです。
人が決めることではありません。
人の期待にこたえることでもありません。
これまでの人生もあなた自身が選んできたのです。

自由人は仕事もやりたいという気持ちから働きます。
自由人は働く企業もやりたいという気持ちから決めます。

どこでも働く自信があるが、
この会社のビジョンに共感できたから
ここで仕事をしたいという気持ちで働きます。

安定のためだけに、やりたくない仕事を
やっていてはストレスがたまります。

自由人は、やりたいという気持ちで仕事をするためストレスがありません。
自由人は、お金がないときから、「やりたい」という気持ちで考え、行動します。

自由人とは、
「好き勝手に横暴な振る舞いをする人」ではありません。
自由人として生きると、横暴に振る舞う必要もなくなくなるからです。


人に強制されないで生きようとする姿勢そのものが自由人です。

経済的な自由があるから、自由人なのではありません。

自由人のココロで行動することが経済的な自由を引きつけるのです。 

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*心呪の呼吸・・ミロク心呪のお・ス・ス・メ
・自己「マインドコントロール」ながら研鑽の一例
ただし情感・五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)を無視して行う。
TVを見ながら研鑽をするといったように。

【スバハヒイ】の呼吸・息をする時には。

【ス】で息を吸う
【バハヒイ】で息を吐く

【ス】で腹式呼吸【バハ】で胸式呼吸で息を吸う
【ヒイ】で息を吐く

【ヒ】で息を吸う
【イ】で息を吐く

【ヒ】で腹式呼吸【ィ】で胸式呼吸で息を吸う
【イ】で息を吐く

完全呼吸法とミロク心呪
【ナアモウ】で腹式呼吸
【マハア】で胸式呼吸
【マ】で鎖骨呼吸で息を吸う

【ヒトラアヤ スバハヒイ】で息を吐いていく

呼吸法のどんな方法も、【吐く息に時間を掛ける】ことが共通しています。
長息は長命、短息は短命と言われています

呼吸法  Wikipedia
呼吸を訓練することは、心身を訓練する最も簡便な手段のひとつであるといえる


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