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老子「第三章」道徳経

2013-01-17 17:12:08 | 老子「道徳経と伊勢白山道「道経1~37
だから「人が生きる道」を知っている真の聖人が行う政治と経営というものは、民衆にムダな競争をさせることを止めさせて、その代わりに心身を健康に保つ行事・習慣を社会に持たせます。
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・老子「第二章「道徳経と伊勢白山道」道経 
第三章 *老子を英訳http://www.chonmage-eigojuku.com/magetan/roushi01.html
・原文 「書き下し文
不尚賢、使民不爭。「賢(けん)を尚(たっと)ばざれば、民をして争わざらしむ。 
不貴難得之貨、使民不爲盗。「得難(えがた)きの貨を貴(たっと)ばざれば、民をして盗(とう)をなさざらしむ。 
不見可欲、使民心不亂。「欲(ほっ)する可(ところ)を見(しめ)さざれば、民の心をして乱(みだ)れざらしむ。 

是以聖人治、虚其心、實其腹、「ここをもって聖人の治は、その心を虚(むな)しくし、その腹を実(み)たし、 
弱其志、強其骨。「その志を弱くし、その骨を強くす。 
常使民無知無欲、使夫知者不敢爲也。「常に民をして無知無欲ならしめ、夫(か)の知者をして敢(あ)えてなさざらしむ。 
爲無爲、則無不治。「無為をなせば、則(すなわ)ち治(おさ)まらざる無し。 
現代語訳
人の上に立つ人間が有能な人間を尊ぶ事がなければ、人々が互いに競争する事もなくなるだろう。
貴重な品々を有難がらなければ、盗みを働く者もいなくなるだろう。
欲望を刺激する様な情報を絶てば、人々の心は落ち着くだろう。

だから「道」を知った聖人の政治というのは、人々の頭を空っぽにして、そのお腹を一杯に満たす。
人々の欲望を弱くして、その肉体を強くする。
人々を無知無欲にして、小賢しい知恵者などにたぶらかされない様にするのだ。
そうやって余計な事をしない無為の政治を行えば、世の中が治まらないなどという事は無い。

英訳文
If a leader did not respect an able person, people would not compete one another. If a leader did not value treasures, people would not steal them. If a leader did not give information that stimulate people's desire, they would stay calm. So the saint who knows "the way" makes people be ignorant, then makes their stomach full. He weakens people's desire, then strengthens their body. He makes people be ignorant and disinterested, then they will not be tempted by crafty people. If a ruler never does what is unnecessary, his country will be at peace without fail.


*競争して病むことよりも健康第一  2012-08-26
 伊勢ー白山 道 記事全文http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/d/20120826
老子の言葉 第三章
(独自の超訳)
国家や会社の経営者が、試験による資格を持つ者ばかりを採用することが無ければ、人々が互いに卑怯な競争をしたり、他人を蹴落としたり、弱者をイジメる事もなくなるだろう。
金銭が有れば何でも出来る・許されるという風潮を社会の経営者が造らなければ、民衆が泥棒や詐欺を行うことはありません。
また、マスコミや報道が、人々の欲望を刺激する様な情報を流すのを絶てば、人々の心は落ち着くでしょう。
だから「人が生きる道」を知っている真の聖人が行う政治と経営というものは、民衆にムダな競争をさせることを止めさせて、その代わりに心身を健康に保つ行事・習慣を社会に持たせます。
民衆が互いに競う・比較し合う気持ちから発生するストレスを少なくして、その分は心身を強く保っていれば、間違った知識や野心を持つ一部の人間に民衆がダマされることが無くなります。間違った経営者が、社会に生まれなくなるのです。
このようにして世の中を自然と安泰に治めることが、聖人には可能なのです。

原文
「不尚賢、使民不爭。不貴難得之貨、使民不爲盗。不見可欲、使民心不亂。是以聖人治、虚其心、實其腹、弱其志、強其骨。常使民無知無欲、使夫知者不敢爲也。爲無爲、則無不治。」
(感想)
この文章で老子は、あえてわざと現実社会への嫌味・逆説を述べています。
私は老子ご自身が、古代中国における難関中の難関のいわゆる官僚試験を勝ち抜いた超エリート役人だったと感じています。
私の仮説として、老子は何回も中国に転生して老子というペンネームを継承して言葉を残したのではないか?と感じます。だから老子に関しては、複数人の集合説や年代的に大きな矛盾と疑問点が絶えず生じることでしょう。

現代でも超難関の北京大学や東大に入学する以上に、当時の王朝・国家に仕える官僚エリートに成ることは稀有なことだったと感じます。
現代社会における学歴主義や子どもたちの勉強への過当競争は、古代中国に勉強・資格試験への執念の原点が存在したと思います。
老子は、そのどの転生した人生においても、知性を持った高級官僚だったと私は思っています。

しかし老子は、当時で一番の知識と教養・頭脳を持ちながら、わざと昇進試験で落第するなどの微調整をしながら、中間管理職の地位に甘んじたと感じます。
そして民衆と権力者の所業を冷静に観察しながら、上記のような示唆を残しています。
しかし、古代中国の社会と現代社会がまったく同じ問題を抱えているとは、私たちは3000年後もこのままなのでしょうか?
この老子が残した社会描写は、日本のバブル期を思い起こさせるような正確な内容です。まったく驚くべき洞察力と未来社会への示唆を老子が有したことが分かります。

要するに適度な欲望や競争は、人間を向上させるものなのですが、過度な出世競争や金銭至上主義は社会に犯罪を生み出させて、人間の心身を荒廃させることに「最終的に」成るのです。会社経営も早めに終わらせることに成ります。「ツワモノどもが夢の跡」のようにです。
階級主義や金欲・色欲を増長させる社会は、成長が早くて一見は華やかな感じがするかも知れません。しかし、そのまま永遠に継続できるのか?と老子は言いたいのです。
100年間の快楽を享受しても、人間の心身が病んで滅んでしまえば意味が無いのです。それよりも、一見は成長しない社会に見えても、心身を健康にする1000年継続する社会のほうが賢いと老子は示唆してます。

老子が示唆する会社経営では、資格や学歴重視ばかりの会社は伸びないことに成ります。
それよりも社員の心身の健康を重視した、偏った思想を持たない素直な人間を採用する会社が継続することに成ります。
また、社会競争を勝ち抜いた策略に長じた社員ばかりを集めますと、最終的には経営者が追放されるのが世の常なのです。
一時の栄華を見た後に追放された経営者、成長の後に破滅した国家を見て、お前たちは何のために経営をしていたのか?人間は楽しみながら、安心して長く生きることが大切では無かったのか?と老子が笑っているように思えます。

人間が欲望を追求していますと、間違った指導者が登場しても簡単に人間は誘導されると老子が文中で示唆しています。もしそうなれば、その社会と国家は破滅するのが繰り返されて来た人類のパターンなのです。
今の日本は、適度に欲望が枯れつつあると思います。繁栄一辺倒の社会から冷めつつあるのではないでしょうか。
お金を持っていても、心身が病んでいれば楽しめないこと、その意味がないことに気付き始めたのかも知れません。
これは個人も社会も長生きするためには、良い感じかも知れません。
要するに、他人を見て比較して「慌てるな」ということです。

生かして頂いて ありがとう御座位ます


*今の人類は、年収でコントロールされる不思議に気付くこと  2017-08-02
老子の人生論 伊勢ー白山 道 記事全文http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/d/20170802
参考記事:老子の言葉 第三章「競争して病むことよりも健康第一」

「老子の人生論」第三章

(1)国家や会社の経営者が、試験による資格を持つ者ばかりを採用することを禁止すること。
⇒ 手段を選ばない不正な競争や、イジメが無くなる。

(2)金銭が有れば何でも出来る・許されるという風潮を社会的な重い恥、犯罪行為に格上げすること。
⇒ 社会から犯罪が減るであろう。

(3)マスコミや報道が、人々の攻撃心や欲望を刺激する様なデマ情報を流すことを刑法に触れる犯罪にすること。
⇒ 人々の生活は安定するだろう。

(4)だからこそ、すべてを知る真の聖人が行う政治と経営というものは、
・ 民衆にムダな競争をさせることを止めさせて、
・ その代わりに心身を健康に保つ仕事・習慣を社会に普及させる人間を高給取りにします

(5)人間の心身が健全であれば、
・ 社会から不正競争が無くなり、
・ 犯罪を無くすことも出来る。

(感想)
老子が、青臭い中学生のような理想論を言っていると思って、笑う人がいるかも知れません。
老子こそは、古代中国の高級官僚に成るために、試験に次ぐ試験を勝ち抜いて競争社会にうんざりした人間です。

ワイロを使う不正な受験生も見たことでしょう。だからこそ、
* 競争する社会の仕組みが、人に罪を犯させる。
* 競争することが不要ならば、人は犯罪をしない。

そして、次に行き着いた結論が、
* 健全な精神は健全な肉体に宿る。

これを口で言うだけでは、社会に広まる訳はありません。
ここで、老子が真の聖人である違いは、
* 健康を広める仕事、健康に関わる仕事こそを、社会で最高の年収を保証する。

これは、人間のサガ・性を熟知した発想です。
犯罪者も、マスコミも、子供の受験戦争も、すべては今の・将来の自分の年収の為にしている所業に過ぎない訳です。
それが銭に成らない」ように社会の仕組みが根底から変われば、アホらしいことは誰もしません

学校で言えば、体育の先生を校長にして、健康第一にするような感じです。
でも、ここで矛盾が生じます。
健康産業だけを優遇すれば、そこでまた、健康産業に就くために、採用されるために、不正競争が起こるのでは無いか?
健康産業の過当競争が生じるのでは?

健康産業には、農業、医療関係、医学研究、健康に関する施設、リゾート、・・・・すべて心身の健康に良いものが含まれます。
これを金銭的に優遇します。

でも、老子は、
*犯罪や *捏造報道や 
*人間性よりも試験重視で年収が増える社会、
このような事が金に成る社会よりも、国家は平和に安定する。
という示唆をしています。

犯罪を犯せば、すべての財産を没収する。
捏造報道すれば、刑法に触れ、巨額な罰金を課する。
つまり、そういう行為が金銭に合わない社会仕組みにする意味です。

社会で収入を得る仕組みを変えてしまうことは、やはり根底から社会を動かす可能性があります。
・ 人間は、どんなキレイごとを言っても、年収アリキの理論で動く。
・ だったら、年収増加になる分野・内容を変えれば良いだけだ。税金を投入してでも。

でも、病気の人や、老人や、障がいの有る人は、どうなるのか?
・ その中での、自分が出来る改善努力をしたことに対して報酬を出す。つまり銭に成る。
このようなことも、言えそうです。

やはり老子はただの青臭い中学生のような理想論者どころか、ドロドロした清濁併せ呑む、偉大な夢への投資家であり巨人です。

でも以上は、現実には無理があると思いますが、
・ 今の社会の仕組みへの、強烈な嫌味
・ 誰も、仕組みに疑問を持たないことへの、謎掛け
が老子の本音だと感じます。

生かして頂いて 有り難う御座います


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