大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

広州恒大がカンナバーロを解任した件だが

2015-06-05 07:16:13 | 中国サッカー
ACLで対戦するかもしれない広州恒大がカンナバーロ監督を解任し、フェリポンを後任に向かい入れたことについて書いておきます。

まず、フェリポンをすぐ向かい入れたということは、カンナバーロ監督の能力にクラブが疑問符をつけていたからこそ、以前から後任監督人事に着手していたということが考えられるでしょう。なぜ今ごろになってなのか、ということは後任監督が決まった時点ということが言える。かつてACLのラウンド16直前になってイ・ジャンスから里皮(リーピー、リッピのことを中国語でこう表記する)にスイッチしたということもあるんでACLのグループステージが終わった時点というのはあまり関係はないかもしれない。

個人的には今季の恒大はACLを数年続けて出た勤続疲労もあり、かつ過密日程の中においては、寧ろ新人監督のカンナバーロはよくやっているようには思えた。勿論監督として経験の浅さが露呈した場面がないわけではないけども、それならなんで彼を監督にしたのか、というのがそもそもの疑問。恐らくリッピ等のイタリアン・コネクション絡みの人事だったと推測するけども(じゃあ、ペッつぁんは今後あそこで仕事出来るんですかね?)。

フェリポンに関して言うと、チェルシーでは一旦つまづいたらなかなか立て直せない状態で解任されたし、去年のW杯でもネイマールが負傷したとはいえ、ドイツとまともにやってまともにボロ負けしたというところからすると、一旦逆境に立たされるとなかなか立て直せない脆さがあるんじゃないかという気はする。まあ、そんな人が再建屋というのに適任かどうかはまずはお手並み拝見、といったところですけどね。勿論チェルシーやセレソンでダメだったからここでもダメと決めつける気はないし、そもそも監督としてそのクラブで成功するには、能力もさることながら、クラブの戦力やスタイルへの適性という部分にも左右されやすいということも言える。

だからまあ、セレッソでチームを造れているとは言い難いアウトゥオリなんかでも鹿島に迎え入れられたら脅威だという人が居るんだけども、それも結局のところチームに合う合わないという側面を見てのことだろうし。逆に言えばクルピがセレッソ以外のクラブに行っても成功するかは別問題ということも言えるかもしれない(多分セレッソ以外のチームでこの人のやり方を貫き通すとなれば、GKとCBの質が問われることになる)。

そこへ行くとフェリポンの場合今回のチームには国足(中国代表)の選手を多く抱え、外国人選手の質もアジアでは反則レベルだというチームを率いることが出来たんだから、一旦軌道に乗れればというところですけどね。逆に言えばそれで勝たせられなければ本当にもう監督としてはダメかも判らんけどね。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。