ということで、仕事を終えてガンバサポの聖地である心斎橋某所でざっと試合録画をチェックして、細かいところは、NHK総合が浦和柏の試合が延長となった為録画し損ねたんで、BSでの深夜再放送を録画して翌日に確認。
相手がシーズンで一番疲労が蓄積する12月に8試合という未体験ゾーン(確かにこの時期だけに限定すると、という条件付きだが一月に8試合は08年のガンバよりも上回っている)へ足を踏み入れ分、故障でドウグラスを欠いてフィニッシュの迫力が落ちたことと、塩谷が累積で出停(一番彼不在の影響が出たのが先制ゴール場面でパトが頭で落とした部分だった)というのを差し引いても、広島対策のゲームプランをCSの時から修正したガンバが妥当な勝利だった。CS終了後の3週間の休みがこちらにとってはリフレッシュ期間だったとも言えるわけなんで、次はお互い出来ればイコールコンディションでやりたいものですね。出来ればゼロックスで。
一番リフレッシュ休暇の恩恵を受けたのが宇佐美。この天皇杯は彼が本来のフォームに戻っていることにつきるかな。それだけ彼の存在というのが大きいということだし、補強話にしても水面下で動いていないわけじゃないと思うけども、結局宇佐美の決断待ちがすべてなのかもしれない。つまり、声掛けられた方も宇佐美の動向待ちということ。
そうなると、もし宇佐美が出るとなった場合の後釜探しを残り物から探すしかないわけなんだけども・・・今の宙ぶらりんの状況考えると、ガンバにとっても、そして宇佐美にとっても夏の移籍市場まで待った方がいいかもしれない。長いシーズンで60試合もこなした後に休まずに行くよりはその方がいいんじゃないかと思うけども。まあ、彼の気持ちを尊重するっていうのがガンバなりの誠意なんだろう。
話しを準決勝の試合に戻すと、対広島というか浦和を含めた対ミシャ式という点で言えば去年のナビスコ決勝の後半の時と比べても青山へのケアをする守備をウサパトがやるようになった。この意識改革が大きい。攻撃面で言えば、広島の3CBとWBの間のペナ角あたりを左に秋、右にパトがつくようにはなった。
守備の部分での比較と言えば、ミシャ式対策という点で他の天皇杯の試合を見比べて見ると、例えば神戸なんかは541でミラーゲームにしてレアンに守備免除させたわけだけども、三原と田中英雄の前でボールを回されると、この二人が元々食いつきやすいタイプであるせいか、彼らの裏のスペースにボール入れられて神戸のCB陣がつり出されて失点するという形を暴露してしまっている。
そう考えると、早い時間に先制してしまえば、ポゼッションは広島に渡してしまっても、ウサパトが青山をケアし、ボラがバイタルを空けないようにしてしまえば、広島にはサイドからのクロスからしか選択を与えないようにしてしまっていたのはある意味理想的な広島対策だっただろう。
ただ、その代償として広島の最終ラインに対してチェックが行かなくなる分、千葉ちゃんには鋭い縦パスを再三出されたわけなんだけども、これも守り方考えると捨ててる部分なんで致し方ないわけだけども。
ただ、その観点からすると本当に危なかったのは長沢投入の直後に中央で縦にブロックをズラされて茶島をフリーにさせてしまった場面で、このあたりはさすが広島と言うべきか。
それとクロスへの対応の部分で、終盤にゴール前で浅野にフリーで合わせられた場面っていうのはもうちょっときちんと閉じないといけないんですけどもね。浦和に最近やられるパターンっていうのがサイドからのクロスなんだとしたら尚更なんだけども。この2点についてのリスク管理をしっかりやる必要はある。
こうして今年最後のブログ更新となるわけですが、サッカーに関しては本当に濃密な1年を過ごすことができました。それもひとえにガンバの選手スタッフ、それにサポーター仲間の皆さんのおかげです。元日の天皇杯決勝で勝って来年も幸先良いスタートを切り、更に充実した一年になるように頑張りましょう!