MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

歩き遍路 47番札所 ㊶ 2022 初めてご本人から頂いた錦札

2023年02月25日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
47番札所 八坂寺
一巡目ブログ

八丁坂さんに続き、長珍屋さんには数十人のお遍路さんが泊まっていました。
食事の時間は皆さんの情報交換の場と言った感じでした。
ここで問題なのが、みんながみんな歩き遍路ではないという事です。
歩き遍路前提で話している人に対して少々戸惑っている様子のお遍路さん二人組がいらしました。
後で分かったのはこのお二人は車遍路さんだったようです。

私も経験がありますが、会話には気をつけたいものです。。。

さて、皆さんに遅れて出発です!
昨日、浄瑠璃寺はお参りはしましたが、朝のお寺の様子を見たいと思いました。
その前に、この近くに一番古い道標があると知り、探していました。
するとそこへお遍路さんが!朝にこの地点に着く人だから慣れた人かな??と思って聞いてみました。
残念ながら知らないようでしたが、親身になってくださり、好印象でした。

47番札所の八坂寺へ
浄瑠璃寺からはほぼ歩き遍路でも歩いた場所でしたが、歩いた道の印象は少し違っていました。
到着すると先に出発されたお遍路さんがお参りを終えて出てこられたところでした。
写真を撮っている私を見かけてか、撮ってあげようと記念写真をとって頂きました。
ゆっくり境内を散策して本堂をお参りして大師堂に向かうと、何処からか法螺貝の音が聞こえてきました。
すると、プロフェッショナルな雰囲気のお遍路さんと法螺貝を持った女性が現れました。

友人とタヒチの文化を学びにタヒチに行ったときに法螺貝を吹く経験をさせていただいたのですが、私は全くダメでした。。
ほっぺたが堅いのかな??
同じく初めての友人が色々な文化を教えていただいたタヒチの人よりも良い音を鳴らしていたことが印象的で今でも忘れられず、興味がありました。
そのことを、その女性に話すとこれもタヒチの貝であること教えていただきました。
ピンク色で可愛い色でした。そのままピンク法螺貝と言うようです。
このような法螺貝を扱う会があるとの事で詳しく教えていただきました。
タヒチで才能ZEROだったので、購入はしていませんが興味があり、HPをのぞきに行ってみました。
タヒチでの経験が無ければ購入まで考えたかも😻
ついつい話し込んでいたら、オーラのあるお遍路さんが、弟子と話していたからとお札を差し出してくれました。

それは錦札でした!
ビックリして固まってしまいました。ご本人から頂くのは初めての事でした。。。
あの感じの方は100回以上巡られてる人なんだと感心しました。

感謝の気持ちと共にお参りしようと進み、自分のお札を納札入れに入れようとすると、
そこには先ほどの錦札が裏返しておかれていました。
これは??貰っていいということ??

そこへ次々とお遍路さんがやってきました。
誰か受け取るかな?ちょっと興味が出てきてしまいました。(←修行が足りませんな)
大師堂をお参りして、あのお札がどうなったか見に行ってみるとまだ残っていました。。。

遠慮するものなのかな??

納経所へ行った時に聞いてみました。
「中に入っているものを盗るのはいけない事だけど、入れないで上に置いてあるものは頂いて良いと思いますよ。」
と教えていただきました。
すると、朝、宿の前で会った感じの良いお遍路さんがお参りを終えて納経所に向かってきてました。
錦札貰ったかな??
確認するとやはりまだ残っていました。みんな貰ってはいけないと思っているのかな??
この時までは、出逢ったお遍路さんはみんな欲しがっていたので、みんな欲しいものだと思っていました。

良い感じのお遍路さんだったし教えてあげようとお節介にも伝えると、怒った感じで「興味ない!!」と言われてしまいました。
お節介だった・・落ち込みました。
もうしばらく境内に残り、駐車場にある大きないやさか不動尊をお参りしつつ。。とぼとぼと反省しながら歩いて行くと、
地図の前で先ほどの怒られたお遍路さんが立っていました。
道に迷っておられたようです。
そこに畳み掛けるように道に迷った車遍路さんが来て道を聞いてこられました。
カーナビで来たようでしたが「目的地周辺です」で終わってしまい分からなくなったようです。
わかる範囲で説明しました。
先ほどのお遍路さんも一緒に居て下さったので、車が出発したのを見送ったところで、
先ほどのお節介を謝りました。
そして、次のお寺まで一緒に進みました。
すると、46か47のお寺の納経所で、今日はどこまで?と聞かれて答えたら、「なんだ、それしか行かないのか。」と言われたのだそうです。
自分のペースで歩んでいるのにそんな事を言われ、腹が立っていたのだそうです。
足を痛めていて、健脚な人みたいに進めないけど自分なりに一生懸命歩んでいたのだそうです。
そして気を遣ってくださり「自分のペースで先に行って良いよ」と言ってくれたのですが、
私も自分にとってガンガン進むことが良いとも思っていない頃だったので、私も足が遅いのでと一緒に次のお寺に向かいました。

打ち解けられて良かった♪

私の次のお寺は別格9番でした!私はこのお寺もお参りするのでと別格9まで一緒に進み、お別れしました。

住宅地を通ります


分かりやすく道標があり、迷いませんでした。


景色が広がります


気になる道標


ユーカリ畑がありました。産地なのかな??


八坂寺が見えてきました


山門に太鼓橋が架かっている印象的なお寺です


天井には極楽の絵がありました


にゃんこさん 私の好きなタイプ💗


本堂


大師堂


閻魔堂 左は地獄道 右は極楽道


黄色みがかったきれいな八重桜


初めてご本人から頂きました


お参りに来られた方をお迎えするように立たれる観音様と大師様





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歩き遍路 46番札所 ㊵ 2022 千本峠・三坂峠  沢山の出逢い♪ 縁♪

2023年02月21日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
46番札所 浄瑠璃寺
一巡目ブログ

チェックアウトをしに八丁坂さんのフロントでチェックアウトをしていると40番札所に続き、見覚えのあるイラストが飾られていました。
宿毛の林邸で出逢った女性のイラストでした!
私に描いていただいたイラストを見せると嬉しそうにしてくださいました。
宿泊してくださる度にお部屋に残されているのだそうです。

昨日相談させていただいた千本峠を通ってみますと伝えて出発しました。

県道から「高野」という道標が出ているところを県道から右に入ります。
入った時は不安だったのですが、しばらくしていつもの遍路道標が出てきたので安心して進むことが出来ました。
とちゅう民家もあり、イノシシ除けもあり少々ドキドキしましたが、最後まで安心して進むことが出来ました。
地域の方に感謝です!
遍路道にはいくつかの古い石標もあり、ここが遍路道であることを実感しました。
千本峠まで登って下がって高野休憩地まで登り降りて行くと国道に出ます。
国道に出る前の橋のたもとには美しい仰西渠(こうさいきょ)川と桜が咲いており、ライダーの人が愛車と記念撮影をしていました。
仰西渠は農民を救うために私財を投じて作った農業用水路で、固い岩盤をノミと槌だけで切り開いたとの事です。
さて、ここから3.5km程は車通りの多い国道を進むことになります。
覚悟はしていましたが、歩き遍路にとっては少々逆に辛い道のりです。
すると、車から女性がこちらを見ています。
挨拶をすると、こちらに手をふって呼んでいるようでした。。。
なんだろう??
「この時間にこの場所では間に合いませんよ。。」
と言われました。後で調べると、この時点で10時半ぐらいでした。しかしながら、山を越えて来たので時間の感覚が分からず、
お昼を過ぎているのではないか??と思ってしまいました。
すると、次の浄瑠璃寺まで送って下さると言ってくださいました。
お遍路休憩所で有名な坂本屋さんの前を通ってみたかったので、歩き遍路道の入り口まで送っていただくことに。
とても明るい女性の方でした。
話に夢中になってしまったことにあり、バイパスに入ってしまったのですが、無理を言って途中で降りてもらい、三坂峠に送っていただきました。
申し訳なかったのですが、戻る道には沢山の桜が満開でした♪
女性の方にとっても懐かしい道だったようで、通れて良かったと言ってくださいました。
こういう時に「良かった」と言える女性に感心し感謝の気持ちでいっぱいでした。
最後に名前の交換もさせて頂きました。また会ってゆっくりお茶でもしたい方でした。

再び歩き遍路に入りました。
独り女性の方が景色を見ていました。
そこからはとても素敵なが臨め、松山の街並みも臨めるようでした。
この女性とはしばらく一緒に進むこととなりました。
すると、少し後から男性が現れました。熱心にメモを取っています。
気が付くと女性は出発されていました。
熱心にメモを取られているので色々質問をしてしまいました。
それぞれのペースで進むことに。
途中女性は山林の中で昼食をとったりとても楽しんでいる感じがしました。
それぞれのペースでしたが坂本屋で合流しました。
歩き遍路道を出ると坂本屋さんに出ます。
この時の坂本屋さんは日曜日に開いているようでした。地域の方が交代でお接待してくださっているようです。
小休止です。お茶と一六タルトをお接待して頂きました。2階に上がって見学もできます。
実は一六タルトは食べす嫌いだったのですが・・めちゃめちゃ美味しくてお土産に買って帰りました♪
ここからは3人一緒に進みました。
女性の方は東京から、男性は地元の方でした。
話しているとなんとなく母と同じ感じがしたので、何年生まれか聞いたところ本当に同じ年でした。
同じ年でもこんなに元気に動いている人もいるんだなぁと感心しました。仕方ない事もあるとは思うけど、私もこんな風に元気でいたいと思いました。
ここから、私の事を「娘」と呼んで下さって今回のお遍路で一番印象的な方との出逢いでした。
男性はなんとこの女性が住んでいる場所の近くの大学に通っていたという話で、私も土地勘があったので、色々聞いてみると、
なんと!私の大学の先輩だったのです!!
一気に二人に親近感が湧きました。
男性は俳句を趣味にされていて、メモを取っていたようです。
お寺につくと仕上げにかかっているのか、ベンチで熱心に筆をとっていました。
タイミングが合わず、最後のお別れの挨拶は出来ませんでしたが、「縁」って凄いなと思いました。
あの車のお接待が無かった絶対に会えてない。道も間違えていなければ絶対に会えてない。。

浄瑠璃寺は色々なスポットが小さめの境内に沢山あります。
お参りを終えて、チェックインまでしばらく時間があったので、それらをゆっくり見て回ってから納経所へ。
その前には荷物を下ろせるベンチがあり、そこでゆっくりしていると地元のおばあちゃまが声をかけてくださいました。
しばし、世間話。あっと言う間に時間は過ぎてしまいました。

挨拶をして今日の宿の長珍屋さんへ。浄瑠璃寺の目の前にあり、お遍路さんの為の宿と言った感じです。
高野山の木が壁紙として使われているお部屋に泊まりました。

千本峠へはここを右に入ります♪


歩き遍路道で合っているようです♪


高野へ向かって進みます


途中民家がありました。いのししおどし??


古い石標がありました①


動物よけですかね?超えて行きます


古い石標がありました②


ちょっとした峠越え


高野休憩地へ向かいます


高野休憩地からの眺め


仰西バス停に向かいます


段々畑のある村が現れました!鹿も鳴いていた!向こう側の山は大除城址のようです。


古い石標がありました③


山を下って行きます


仰西渠


三坂峠の歩き遍路道入口 ここまで車のお接待をしていただきました


ちょび髭八ワレさんがお迎えしてくださいました


歩き遍路道の案内がありました♪


松山の街を臨める景色が現れました。出逢った遍路の女性もこの景色を堪能されていました。


鍋割坂を下ります


遍路のおば様が昼食中。雰囲気が良かったので撮らせて頂きました。


坂本屋が見えて来ました♪


2階も見学させていただけます


昔のお遍路で亡くなった方のお墓だそうです。地域の人が葬る事になっていたようです。


あみかけ大師


向いに あみかけ石


マスクメロン??のように網がかかっているようです


丹波の里接待所 こちらも地域の方がお接待して下さる場所とのことです 感謝


浄瑠璃寺


本堂


大師堂


樹齢1000年以上の霊木






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歩き遍路 45番札所 2巡目 ㊴ 2022 八丁坂歩き旧遍路道

2023年02月19日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
45番札所 岩屋寺
一巡目ブログ

あまり無理はせず、八丁坂さんに2泊することにしました。
身軽になって出発です!
宿と同じ名前の八丁坂を登ってお寺に向かいます。
宿から少し進んだところから歩き遍路道がスタートします。
あまり人が歩いてないのか草をかき分ける必要のある場所がありました。
それでも石の階段など整備された道もあり、歩きやすかったです。
浄水場が見えたあたりで八丁坂への案内が現れます。
このブログにも動画をはめてみたいと思い、you tubeみたいに動画を撮って見ましたが、セリフがダメダメでお蔵入りです。。。
それなりにきつい登りですが、気持ちの良い上り坂でした。
八丁坂を登り切ったところにはお茶屋跡があり、ベンチがありました。
そこに子供が書いたような文字で「がんばりました」と書いたお札が置いてありました。
ほっこり💖
もう少し登り、そこからは下り坂です。
穴がぽこぽこ開いたような独特な岩肌が見えてきました。
三十六童子行場が現れます。ふと見上げると大きな穴の岩屋が見えました。ちょっと足場悪かったのですが、行って見ました。
そこには五輪塔がありました。納経所で聞いてみるとこのお寺の開祖の方をお祀りしている場所ということでした。
山道に戻り、三十六童子行場を進むと、行ってみたいと思っていた奥の院へのせりわり行場への門が見えてきました。
門はとてもきれいに付け替えられていました。
そこに書かれていたのは、梯子などの老朽化のため入ることが出来ないとのことでした。

残念。。

そのまま下ると大師堂横に見える仁王門が現れます。とても趣のある門です。
ほぼ歩きの時は車で来たので、もう一つ門があるけどあの先に何があるのだろう?という感じでした。
歩き遍路の門はこちらということになります。

本堂、大師堂とお参りし、前回も上がらせていただいた岩屋へ。
大師が修行されたという場所です。
せりわり行場に行けなかったこともあり、行ってみることに。
5年ぶりです。。はしごを登り始めると、前回よりも恐怖心が増しているような気がしました。
歳かな???
自分に打ち勝たなければ!

頑張って登りました♪

「女の子が登ってるよ〜〜」と下から聞こえます。。。
いいかげん女の子ではないので、こういったお天馬は大概にしないとですかね。。
でもチャレンジです!

お参りして、空間を堪能して降りていくと、そこには女子の行列が!!!
ちょっとのんびりしすぎたかな?
次は穴センジョウへ。別格3ばんとは違いますが、2,30mでしょうか??薄暗いトンネル状の穴を奥に進みます。
流石に人気のお寺なのでしょう、納経所も混んでいました。

この後は楽しみにしていた古岩屋温泉へ。
ここに宿泊したいと考えていたのですが、私の歩きのタイミングでは上手く宿泊への流れが作れなかったので、日帰り温泉を利用したいと計画しました。
駐車場への三門へ向かいます。前回は車だったので、車遍路さんも大変な参道であったことを思いましました。
皆さん、ヘトヘトです。
途中では、お祖母ちゃんをおぶって登ろうとしているお孫さんの姿もありました。
おばあちゃまは上り坂だった事もあり怖かったようで、ゆっくりゆっくり登って行く事にされたようでした。

駐車場まで行かず、その手前に川沿いに歩く歩き遍路道があります。
やはり通る人が少ないのか、薄暗い感じがしました。
トンネル手前で県道に出ます。トンネルを抜けたところでまた歩き遍路道があるようでしたが、こちらは気が付くことが出来ませんでした。
印象的なある岩肌の見えるとその麓に古岩屋温泉がありました。
昼食と温泉を利用したいことを伝えると、レストランが閉まってしまう事を教えていただき、先に昼食を頂きました。
印象的な岩を見ながら名物のキジうどんを頂きました♪
温泉ものんびり入ることが出来、癒されました。
さて、本日も宿の八丁坂さんに向かって出発しました。
道沿いは様々ま花で彩られ県道ではありましたが、楽しく進むことが出来ました。
すると、気持ちよく走るミニベロの自転車遍路さんが現れました。
思わず声をかけると、止まってくれました!
お話を聞くと、車移動で拠点を決めてそこから自転車で順々にお遍路をしてるそうです。
たのしそうでした♪
そういった方法もあるのか!自転車は寄りたい場所があれば、さーっと行けるのが魅力の一つだそうです。

宿に戻ると女将さんがいらしたので、通ろうか迷った千本峠の遍路道について聞いてみました。
去年は通れなかったというクレームがあったそうなのですが、地域の方がきれいにしてくださって通れるとの事でした。
地元の人が散歩コースとしても利用されている道の様でした。

この道を通らないと危険なトンネルを通ることになります。
歩き遍路道を選択する事にしました!

歩き八丁坂遍路道入口


階段があって整備されていました


大きなメッセージがありました


八丁坂への登り口


八丁坂


峠が見えてきました


峠(八丁坂茶屋跡)には大きな道標がありました


八丁坂茶屋跡の様子


ベンチに「がんばりました」のお札が置いてありました。


お寺が近づいてきた予感♪


岩屋寺ならではの岩肌が見えて来ました


歴史を感じる樹の大きさを表現してみました・・


ふと見上げると何かが


開祖を供養している場所だったようです


せりわり行場への入口が見えて来ました


山門が見えて来ました!


本堂


大師堂


大師堂のモチーフは独特です


法華仙人堂跡から境内を臨む


穴禅定はその下にあります。


何かが出来るよう出でした


帰りに歩き遍路道を通ってみました


少々荒れていました・・


歩き遍路で間違いないようです


古岩屋温泉でお風呂と名物キジうどんをいただきました♪


古岩屋温泉にあった壁画(古岩屋の礫岩峰を表現されていました♪)


フォトポイントがありました


こんな感じに撮れます💗 一番印象的な岩です


自転車遍路さん気持ちよさそうです♪


ミツマタ(三椏)が美しく咲いていました♪ 一万円札にもなる高級和紙の原料になる樹だそうです。
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歩き遍路 44番札所 2巡目 ㊳ 2022 3つの峠越え!

2023年02月14日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
44番札所 大寶寺
一巡目ブログ

大福さんから引き返して鴇田峠を越えるか、先に進む形で畑峠遍路道を進むかギリギリまで悩みました。
宿の人に聞いたり、先輩お遍路さんに聞いたり、徳島で出逢ったタクミさんにもLINEで相談したりしました。
結果、宿の方からはあまり畑峠遍路道を進む人の話は聞かない事とタクミさんからのお勧めが原動力となり、
鴇田峠を越えて大寶寺へ向かう事にしました。
昨日歩いた突合大師堂(グーグルマップ調べ)まで約3km戻ります。
5kmほど歩いた場所にあった遍路小屋38号はトイレ・シャワー完備と言った具合で寝袋でのお遍路さんにはありがたい遍路小屋のようでした。
美しい川沿いを進みます。

右へ曲がるポイントで地元の女性とご挨拶しました。
歩き遍路であることを感心してくださいましたが、バスなどツアーを利用されているとはいえ、4回巡られている先輩お遍路さんでした!
7回巡られて錫杖のついた杖を持つことを目標にされているようです。
良い出会いがありました♪元気を頂けました。
途中、桜並木の美しい道がありました。バス停小屋があったので一休み。花吹雪が美しかったです。
その先にはキノコ畑もあり、このように育てられているんだと感心しました。
町中に入ったり、山道に入ったり、峠を越えたり変化に富んだ遍路道でした。
鴇田峠には「だんじり岩」があります。空腹と疲労の為に自分の修行の足りなさを腹を立て、
この岩の上で「だんじり(じだんだ)」を踏んで我慢された逸話が残っている場所でした。
そして鴇田峠は標高800mほどで大洲からずっと雨続きだったが
やっとこの峠で晴れて「日和りだ」と言われたのがなまって鴇田(ひわだ)になったそうです。
この遍路道を選んで良かったと思いました。
峠を越えて久万高原の町が見えてきたときはとても足が軽くなりました。
町中でもいくつかの古い大きな遍路道標を見つける事が出来ました。
橋を渡ると総門がありました。これは、ほぼ歩き遍路で車移動だった時には気が付きませんでした。
44番札所大宝寺まではもうすぐです。
懐かしい参道を進みました。迫力ある杉の木や山門も懐かしくお参りしました。
納経所では45番札所からスタートした夫婦が結願されたようでした。
納経所の方から「1番札所から出発して1番札所にお礼参りするという風潮がありますが、その必要はありませんからね」
と伝えていました。
私も少々悩んでいた事なので参考にさせていただくことにしました。

さてさて、本日の宿は「八丁坂」さんです。
油断していました。3kmほどで到着できると思っていたのですが・・。
峠御堂がある峠を越えなくてはいけませんでした。
本日3回目の峠!まさか3つも峠を越えるとは調べ不足で油断をしていました。
峠にたどり着いたときは17時頃になっていて、頑張らないと陽がくれそうでした。
宿にも連絡して、急ぎました。結局、18時少し前の到着。。

この日は26kmほどの距離ですが、3峠(下坂場峠・鴇田峠・峠御堂)超えるのは少々キツイスケジュールでした。
峠のチェックはきちんとした方がいいですね。


気持ちの良い朝♪空気が美味しい💗


シャワー施設もある遍路小屋


美しい風景


ここを右に曲がります


曲がったところ 内子町は広いですね


周辺地図がありました。イノシシの絵が?!


桜吹雪がきれいでした


三嶋神社 畑峠遍路道との合流地点です。


雰囲気のあるお地蔵様


真っすぐ行きそうですが、歩き遍路は左方向へ登ります


しいたけ畑がありました とても大切に育てられている♪


鴇田峠遍路道入り口


最初の峠への歩き遍路道 左の道を上がります


峠が見えて来ました 超えると久万高原町です!


ちょっとした歩き遍路道がありました


🗿モアイ?!


応援してくれています♪多分


古い道標 いよいよ鴇田峠へ


鴇田峠への歩き遍路道入り口


だんじり岩


鴇田峠


久万高原の町が見えて来ました!


古い道標に導かれます


総門が見えて来ました


勅使橋


迫力のある杉 樹齢800年~1000年だそうです


迫力のある山門


迫力のある草履


山門の足元に薔薇のレリーフ(前回は草履に気をとられて気付かなかったのかも)


階段の上に本堂


大師堂


宿に向かって峠御堂を越えます


峠が見えて来ました


峠の御堂でしょうか。お地蔵様がいらっしゃいました


峠からの景色


河合大師 遍路宿が立ち並んでいたそうです
(足摺岬のように河合を拠点に岩屋寺をお参りして打ちもどりをしたそうです。)


本日の宿に到着!


心遣いが嬉しい夕食 美味しかった♪







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歩き遍路 大福 ㊲ 2022 いかだやもチェック♪

2023年02月12日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
観光をしているからかもしれませんが、44番札所への道のりは長い為、本日も宿へ向かって歩みを進めます。
本日の宿は遍路の体験本を読んだときに出てきた宿でした。
本当はもう少し進みたかったのですが、電話をした時に女将の調子が悪いらしい様子でした。
どうにか引受けてもらったのですが、横浜からと伝えると不安そうでした。。
PCR検査などをして伺いますのでと伝えたものの気持ちが乗らないところでムリムリなのもどうかな??と思い、
そこから色々調べ始めました。
本来は鴇田峠を越えて行きたかったのですが、畑峠遍路道を歩けばと考え、遍路の本に出てきた大福さんに連絡すると引き受けてもらえました。

そんな大福さんへ向かいます。
内子からの道のりは約17kmです。

内子には建造物保存地域があり、英語版の歩き遍路道へ行く場合はこの地域を通るのですが、舗装された道使う場合は通りません。
シュミレーションをしていたのは英語版だったので魅かれるように保存地区を通過して行きました。
こちらも見ごたえのある町並みで、これは絶対に観光リベンジをしたいと町並みを横目で見ながら進みました。

登り切った所でこのルートは歩き遍路道だったことに気が付きます。
すっかりイノシシが怖くなり極力山道は避ける事にしていたことを忘れていました。。
このままだと山道への道だ!
道を下り、普通の道へ進む道を悩んでいると近道っぽいけど人の敷地??という場所がありました。
どうしよう。。。と悩んでいると2階から洗濯物を干している奥さんが声をかけて下さりました。
「この道を通っても大丈夫ですか?」と聞くと
「ガソリンスタンドの所に出るわよ、あまり人が通らないから雑草が邪魔かもしれないけど」と教えて下しました。
無事に国道56号に出て、そこからトンネルを抜けて国道379号に復帰出来ました。
山道を利用したらこのあたりに出てくるのかな?と思った場所でイノシシを追う鉄砲の音がしました。
やっぱり、イノシシがいたんだ。。この道を選択して良かったと思いました。

川沿いを癒されながら進みます。
大瀬の町並みも雰囲気があり、きれいな休憩小屋で一息つかせていただきました。
出来るだけ旧遍路道のあった道を通るようにしていました。
内子町 川登筏の里 を通過していると地元の人が前を歩いていて追いついたので挨拶をしました。
すると家に戻るところなので一緒に歩きましょうと言ってくださいました。
一緒に歩いていると内子町 川登筏の里 交流センター・いかだやの前を通りました。
何処に泊まるの?と聞かれ、こんな時期なので良い場所が見つからなくて「大福」さんにお世話になることにしています。と伝えると、
「ここも宿泊施設なんだよ」と教えて下さいました。廃校を利用して地元の人が交代で対応してくださっているそうです。
見つけられなかった。。残念。内子を観光して少し疲れていたのでこのあたりで泊まれたら良かったかなという感想です。
この色々お話ししてくださった方はこの施設の役職の方でした。
小田川で行われる筏流しの話や、サルスベリのようにつるつるにな樹々が柿であることも教えていただきました。
3年に一度虫がつかないように水圧できれいにするのだそうです。
勉強になりました!1kmほどを一緒に歩いたでしょうか?楽しい時間で疲れを忘れました。

この辺りは遍路休憩所はほどんどないのですが、バスの待合所が遍路小屋のように休憩できる場所となっていました。
遍路小屋風の梅津というバス停で一休みし、大福までの道を遍路地図でチェックしていました。
意外に意識が散漫になっていたらしく、チェックした地図を置き忘れて2kmほど先の突合大師堂まで進んでしまいました。
まだまだ、これからの道のりで無くすわけにはいかない。。探しに戻りました!
何処で最後に地図を見たかグルグルと考えながら戻りました。
見つけた時にはとても安堵しました。。体力的にも精神的にも一気にヘトヘトになりました。

突合大師堂から大福さんまではまだ3kmほどあります。。
やっと大福さんにたどり着き、ここかな?と見ていると道の真ん中でおばあちゃまが合わせた両手を左ほほにあてて、
お休みのポーズをとってくれました。
私も声を出せばいいのですが、うんうんと頷きます。
するとそのおばあさんがやって来て中に案内してくださいました。大女将だったようです。
古い建物でしたが本当に雰囲気があり、道に面した窓には二階縁があり少しのんびりできました。
父の田舎の家も町屋なのですが似た空気が流れていてとても癒されました。

内子の保存地区


特徴的なミセが折りたたまれています。


ミセが出ている状態


使われている様子


貴重な建物が多くありました


このトンネルを抜けて国道379に出ました


川沿いを進みます


美しい春を感じます


川沿いですが、単調な国道を黙々と進みます


みきゃんちゃんが応援⁈してくれてました


宿泊可能な遍路小屋がありました


神社への階段!お参りが大変そうです。。


4月の時期は鯉幟を見る事が出来ます。桃太郎??さんが鯉につかまっています!!


大瀬の町にはいくつかの休憩小屋がありました。宿泊は不可です。


川にはくじら岩や夫婦岩がありました。
写真の夫婦岩は右がもっと大きく寄りそう形だったそうです。


サイクリストの為の休憩小屋がありました♪


大きな筍が売られていました。干しシイタケ買えばよかった。


千人宿記念大師堂


廃小学校を利用した宿泊施設いかだや


4月の第4日曜日に筏が流れる小田川


サルスベリのようにツルツルの樹は柿だそうです。


地図を忘れたバス停 遍路小屋のように休憩出来ました。


バス停内にいかだ祭りの様子が分かる写真がありました。


突当り大師(トップ写真)が見えて来ました。鴇田峠へは左、大福へは右へ、車も右


美しい景色


大福さん


部屋の様子


懐かしく心温まるデザート





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