MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

歩き遍路 相州4番札所 ① 歩き遍路道がありました

2021年10月26日 | 横浜・神奈川好き
建長寺

この日最後のお寺です。

覚園寺への道を少し戻るとそれが現れます。
歩き遍路道♪
天園ハイキングコースとなっています。
二階堂口という入口で道標の庚申塔がありました。
相州二十一ヶ所霊場でこのような道を歩けるとは思っていませんでした。
なかなかハードで四国の遍路道を彷彿とさせるみちでした。
なだらかな道から堅い地層を階段状にした道、紐をつたって上がる場所と起伏に富んでいました。
鎌倉特有のやぐらもあられます。
鎌倉は山が多く平地が少ないため有力者のお墓を人を雇い山の斜面に 穴を掘らせそこに埋葬したというものがやぐらです。
防空壕のような穴がいくつもあいています。
弘法大師像や十王岩などのスポットもあります。

ハイキングコースという事で子供づれの家族が何組もいました。
ある家族の人とは歩きなれている様子だったので先に行ってもらい、
休憩しているところを抜かしたりとちょっとした交流もありました。
分かれ道でそちらの方向へ進む人が多くいたのでそちらへ進もうとすると、
「行き止まりですよ」と教えていただく事もありました。
やっぱり、空海さんが同行二人でいてくれていると思いました。
旦那さんが一緒だったので同行三人かな??

建長寺が近くなって来ると
二十一カ所の道標を見つける事が出来ます。
道の流れからは左に行きたくなりますが、石標には「右」とあります。
右へ進みました。道標があって良かった。やっぱり同行三人??
少し進むと開けた場所があり、人の賑わいがありました。
こんなに沢山の人がハイキングしてるのかな??と思って様子を見ていると喪服姿の男性の姿。
どうもほとんどの人が建長寺から高台に上がってきた人たちでした。
素晴らしい景色で建長寺越しに相模湾が見えたり、横浜のランドマークも見えました。
空気が澄んだ日には富士山も見えるようです。

さて、建長寺に向かいます。
あの皆さんはここを上がって来たのか!と感心するほどの急な階段を下ります。
すると中腹の辺りに半僧坊口という受付が現れます。
ここで拝観料を払います。
御朱印も受け付けているようなのでお願いをすると弘法大師の御朱印は総門横の受付で頂けると教えていただけます。

建長寺は伯母のお墓もあるので何度か訪れているのですが、こんなに奥があり、高い場所があるとは知りませんでした。
一度総門横の拝観受付に足を運び、御朱印をお願いして、改めて三門からお参りする事にしました。
建長寺ってこんなに立派だったんだ・・改めて思います。
奈良や京都のお寺ぐらい勢いのある大きさです!
大きな三門をくぐります。
三門とは「三解脱門」の略だそうです。空・無相・無作を表し、この門をくぐることによってあらゆる執着から解き放たれるのだそう。
三門の上手側にはこれまた大きな茅葺屋根の鐘楼堂がありました。
仏殿に向かいます。
仏殿にはやさしいお顔の本尊の地蔵菩薩が鎮座されていました。
天井は鳳凰?鳥が描かれている花天井が見事でした。荘厳な仏殿でありました。
その奥の法堂は天井の雲龍図が目を惹きます。
そして釋迦苦行像が印象的です。断食の苦行を行っているお釈迦様姿を現しているという事です。
パキスタン北西部のガンダーラ文明の遺産のお像をもとに製作され、パキスタンより寄贈された像とのこと。
確かになかなか日本では見られない仏様の像で印象的でした。
さらにその先にある大庫裏には庭園があるとのことで行ってみる事に。

知らなかった。。

龍王殿の濡れ縁から庭園を眺める事が出来ました。
しばし休憩。
癒される庭園でした。それにしてもここは鎌倉か???(←そろそろしつこいですね)

目から鱗の一日でした。
次は2泊3日の予定で最後まで巡りました。


建長寺への遍路道入り口


気持ちの良い道


ハードな道も


四国の遍路道さながら


やぐらが現れます


その内部


独特な地層の遍路道


ロープの必要な場所もちょっとありました


相州21ヶ所の遍路道と分かる石標


上の方に十王岩


近くに行けます


一番高い場所から鎌倉の街並みと相模湾


横浜のランドマークも見えました♪


急な階段を下りて建長寺へ


登る方の目線!


大きな三門!


大きな鐘楼堂


牡丹が美しく咲いていました♪


仏殿


地蔵菩薩さま


法堂の雲龍図と釋迦苦行像

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歩き遍路 相州3番札所 ① NGですが写真に納めたいお寺

2021年10月25日 | 横浜・神奈川好き
覚園寺

次のお寺までは1.2kmです。
このお寺は拝観の時間が決められていてその時間に集まって案内していただけるスタイルでした。
ただコロナ感染対策で受付をして案内に従って各自拝観するスタイルになっていました。
もともとその拝観時間に合わせて計画していていました。
なので、ここのルート内でお昼の時間にしていました💗

覚園寺へのルートにはいくつかのお店がある様でしたが、少し早めの昼食
cafe kaeru」さんをチョイス!
とても素敵なお店でした。名前のとおりカエルの置物がそこかしこありました。
素敵なお庭の先にカフェがあります。
店内はソーシャルディスタンスの対応か3組程度が食事できる配置で、外にも席がありました。
外の美しいお庭が店内まで流れ込むようなインテリアに癒されました。
食事も美味しそうなメニューがいくつもありましたが、本日の定食「筍おこわ弁当」にしました。

筍が大好きなんです♪

目にも美味しい♡食べても美味しい♡♡お昼でした!
気持ちも元気もリフレッシュ出来て出発です。

グーグルでは広い道を案内されましたが、一本手前の道を進みます。
その道は津和野??って思う・・違いますが、側道に川が流れる道でした。
鎌倉にもこんな風景があるとは。
近くに住んでいるのにまったくもって表面しか知らなかったのだと知ります。
鎌倉宮の前を通り先に進んだ先に覚園寺があります。

山門をくぐり、まず目に入るのが愛染堂です。
元々は近くにあった大楽寺(だいらくじ)のお堂で、廃仏毀釈になり覚園寺に移築されたとのこと。
その下手(左側)に受付があります。
そこで拝観料を払い、直に案内をしていただく代わりに詳しい案内図に説明のあるプリントを頂いて拝観をします。

ここは鎌倉か?!と思う奥の深い空間が広がります。
このような場所を求めて一生懸命に京都や奈良に足を運んでいたのにこんなに近くにこんなに素敵な場所があるとは!
歴史があるだけに大きな樹に包まれた空間で異次元でした。
撮ってはいけないのですが、撮りたくなる美しさでした。
大きな茅葺の屋根をもった本堂薬師堂はまた格別の雰囲気があります。
しばらくここに留まりたいと思いました。

今でも目に浮かびます。カメラ画像には残せませんでしたが、私の中に残りました。
また訪れたいお寺です。

受付で預けた御朱印帳を受け取ると、入るか悩んでいる若いカップルがいました。
思わず「拝観した方がいいですよ」とお節介にも言ってしましました。。。
それほどお薦めなお寺です。

あ~わたしもおばさんになったな~~

cafe kaeruさんの入り口


カフェの入り口はお庭の先


店内にも緑が


目にも美味しい♡食べても美味しいお昼


お庭がとても素敵でした


津和野??おおげさですが素敵な通りでした


覚園寺の山門 この奥があれほど奥深いとは想像できませんでした。


愛染堂


石畳に特徴がありました


様々な緑に包まれた覚園寺でした





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歩き遍路 相州2番札所 ① 鎌倉の苔寺?!

2021年10月23日 | 横浜・神奈川好き
杉本寺

宝戒寺から1kmほど先に進むと鎌倉最古の寺の杉本寺に到着します。
「鎌倉の苔寺」とググると「妙法寺」とありますが、ここ杉本寺も美しい苔の参道の階段があります。
この美しい苔を守る為、この階段を登ることは出来ませんが、下手(左)側に階段あるのでそちらから本堂へ向かいます。

参道は階段です。さすがに鎌倉最古の寺の仁王門の屋根は茅葺でした。
そして仁王像にもとても魅かれました。運慶作のようです(トップ写真)。
仁王門をくぐると美しい苔の階段が目に飛び込んできます。
美しい!歴史を感じる💗いつごろまで登ることが出来たんだろう??
本堂も茅葺屋根でした。ご本尊は十一面観音です。
本堂に入りお参りする事が出来ます。

お堂内に運慶や行基の作などの文化財などの仏像が並んでいます。
お日様が出てくると観音様が浮かび上がって来ました。
美しい!

本堂内の上手(右)側に御朱印所があります。
さて、今度は間違えられないように伝えなくては!
「相州・・相模21カ所霊場の御朱印を頂きたのですが、、空海さんの」
「あ、分かりました。」
窓口の上に範例がある様で確認しています。
「間違えないように判子を確認しますね。」と言われて印を揃えてくださいました。
そしてポイントの霊場番号の印が見つからないようでした。
私が調べたブログにはすべての御朱印が揃ったとありました。

あるはず!

すると良く分かっている方に連絡を取って下さり、印の在り処が分かりました!
少し特別な場所にありました。その印は鉄製でした!!
電話口で丁寧にしっかりと押すようにアドバイスされたようです。
これまた歴史を感じる印を押していただけてとても幸せな気持ちになりました。

一番、二番といきなり色々あるものです。
御朱印が頂けるか頂けないか・・ずっとドキドキのお遍路となりました。

とても素敵なお寺でした♡

参道入り口


仁王門が見えます


仁王門をくぐると苔の階段見えます


苔むした階段


本堂が見えて来ました


鐘楼堂


茅葺の屋根を持つ本堂


五輪塔群とお地蔵さま


仁王門も苔むしていました


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歩き遍路 相州1番札所 ① 水琴窟の音色のするお寺

2021年10月22日 | 横浜・神奈川好き
宝戒寺

JRで鎌倉駅へ。
ついつい小町通りに進んでしまいそうですが、若宮大路を渡り、小町大路へ向かいます。
若宮大路にある二の鳥居にある大きな狛犬さんもマスクをしていました。
私もマスクマナーをしっかりしつつ進みます。
近くに住んでいると知っているようで知らない事がいっぱいあるものです。
小町大路は初めて通る道でした。
この道を500mほど進むと目的地です。
さすがに歴史のある鎌倉には観光ポイントが次々現れ、なかなか前に進みません。
初めて通る鎌倉の道を楽しみつつ進むと八角形の大きな石が敷かれた参道が印象的な宝戒寺が現れました。
秋のお彼岸の時期には白萩に境内を埋め尽くし萩寺とも言われているそうです。

お堂の中に入ってお参りする事ができます。
17もの貴重な仏様が並びます。
閻魔様の像が大きく迫力があり、記憶に残りました。お参りして御朱印所へ。
相州21か所霊場の御朱印をお願いしました。
住職「初めてですか?」
私「こちらが一番札所ということで順にお参りしていく予定です。」
住職「このお寺が一番札所なので『発願』という印が押されます。順番は自由ですが24ケ所お参りしたら『結願』という印が押されますから」

?! 24ケ所???

印されている御朱印を見ると『鎌倉地蔵尊第一番』とあります。。。
調べてみると鎌倉には13仏 33観音 24地蔵尊など色々あるようなのです。
相州はレア過ぎたようです。

「相州・・いえ、相模21ケ所霊場を・・空海さんの・・。」と私。

やっと分かって頂き、次の頁に御朱印をいただきました。
弘法大師の像は閻魔様の左前におられることを教えていただきました。
これも何かの縁、次は鎌倉二十四地蔵尊巡りをしようと思いました。

境内を散策します。
本堂の横にひっそりとオブジェのようなお洒落な水琴窟がありました。
柄杓が添えてあったので、水をひとすくいし小石の部分にかけると美しい音が聞こえてきました。
すると先ほどの住職が現れ「聞こえますか?」と声をかけてくださいました。
桜の葉や種子が詰まって聞こえなくなることあるらしくお手入れが大変のようです。
こんな形の水琴窟があるとは。

一番目のお寺から出会いがありました。



鶴岡八幡宮の狛犬さんもしっかりマスク


印象的な八角形の敷石の参道


本堂


綺麗な音を奏でる水琴窟


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歩き遍路 相州二十一ヶ所霊場 2021 プレリュード

2021年10月21日 | 横浜・神奈川好き
さて、歩き遍路 土佐 2巡目 2020 あとがきにあるように今年(2021年)は伊予(愛媛)の予定でしたが、
コロナ問題から延期する事にしました。

来年は行けると良いな。

四国遍路をすることでお寺に興味を深く持つようになりました。
私が通った小学校の横にもお寺があったけど、あのお寺はどういった宗派なんだろう?

小学校の横にお寺とは良くある話なのかもしれません。塀をのぞくとお墓がずらりとか・・。
私の通った小学校は塀をのぞかなくてもお墓が見えるのです。
斜面になっていてお墓が小学校の校庭を見守ってくれている印象なのです。
この小学校に赴任された先生は最初にギョッとされるようです。
そして、今は形態が違うようですが、
このお寺のお墓の一番高い場所には洋式の棺が6基十字架の前に並んでいました。
印象的で記憶に残るお寺でした。

宗派は何なんだろう??
調べてみる事に。。

”高野山真言宗”とあります。

?!

なんと!四国霊場と同じ真言宗でした!
そして相州二十一ヶ所霊場の札所であることを知りました。

これは愛媛に行けない代わりの提案を弘法大師がしてくれたのかな??
などと思い調べてみる事に。

相模国の弘法大師所縁の寺院による霊場とのこと。
改宗され、真言宗のお寺は半分ぐらいでした。
しかし相州二十一ヶ所霊場の御朱印は残されているらしいことが分かりました。

四国遍路の事を考えれば、距離的には一泊二日で巡れそうでした。
具体的に予定をたててみるとそうはいかない事に気が付きます。
四国霊場の場合は7:00~17:00でお寺が開いていますが、
相州二十一ヶ所霊場は9:00~からの開門で閉門は16時のお寺がほとんどでした。
お寺によっては拝観出来る時間を区切られているところもありました。
タイミングが合わないと1時間入れなかったりするようでした。
鎌倉という観光地では拝観料なるものも必要だったりします。

日帰り+2泊3日でお遍路をすることにしました。
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