MINの目

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歩き遍路 37番札所 2巡目 ㉓ 2020 みちぞい物語、猿田彦の命の業?の再会

2021年03月01日 | お遍路好き(修行・高知)
岩本寺
一巡目ブログ

朝はコーヒーと須崎で買ったパンの残りを一つ食べ、
居心地の良かったGUEST HOUSE 40010さんを出発しました!
道の駅が見えてきたところで逆打ちのお遍路さんが向かってきます。
何処から?の質問で答えると同じ市の方でした。
「もうお遍路さんには会えないかな。首都圏は緊急事態に入ったからね。」とお遍路さん。
そうか。。ただでさえ少ないけど、首都圏の人はもう出発できないか。。
お互い気をつけて行きましょうと健闘を祈って別れました。

本日は18kmと短めです♪少し窪川の道を散策したいななどと思っていました。
短い距離とはいえパン一つでは心もとないので道の駅 あぐり窪川で朝食をと思っていましたが、食べたいと思っていたメニューが無く断念。
しかしながら、その隣に「ゆういんぐ四万十」という農協のドライブイン?があり覗いてみる事に。
すると窪川高等学校とコラボした「ゆずカツオ」のおにぎりを見つけ、頂くことに。
外には大きな椨(たぶのき)がありその木を眺めながら頂きました。

元気が出たところで岩本寺に向かいます。
このお寺はプロアマ問わず全国から奉納された575枚の板絵が飾られた花天井が見どころです。(トップ写真)
そして技術的に価値のある円柱の「歓喜天堂」が注目です。歓喜天、夢をかなえるゾウのガネーシャが祀られています。
このお寺にはアルコール消毒器が設置されていました。
なのでその他は通常通り利用できました。ありがたい事です。
ゆっくりとお寺をお参りして出発です。

窪川を散策したい。。。
ラーメン屋さんに昔ながらの喫茶店、古民家カフェ♪
ラーメン屋さんには時間が早く、昔ながらの喫茶店には結局入る勇気がなく、旧都築家別邸を再生した古民家カフェ「半平」に行ってみる事にしました。
お遍路に行く前に調べた時は高知も感染が増えていて休館となっていました。
のぞいてみると別邸は見学できそうです。お店もオープンしていました。
しかし、カフェで使っているだろう正面の座敷には人がいません。。
おそるおそる覗くと事務所に人影があり、やっているか尋ねると「どうぞ」と案内をしていただきました。
入って右手に行くと物販コーナーがありました。
しかし、どこがカフェの入り口なのか分かりません。
すると障子の引き戸から声がしました。これまた、恐る恐る開けると正解でした!
窓側の席に通され、美味しそうなパフェと自家製のジンジャーエールと食べてみたいもの飲んでみたいものを注文!
抹茶とかコーヒーにすればよかったかな???すっかり冷えてしまいました。
しかしながら、どちらも美味しかった💗
裏のお庭も素敵でのんびりとした時間を過ごしました。
本日の宿まではあと12kmほどなのでゆっくり出来たのです。
建物の見学も少しさせていただき、今日の宿に向かって出発です。
次の38番札の足摺岬までは先が長いのです。。。一番長いと聞きました。

国道を進む途中、弘法大師と小坊主さんの像が目印の場所から旧遍路道に入ります。
道なりに進んで行くと明らかに人の敷地?!「窪川町環境美化センター」とある門がありました。
またまた覗き込むと向こうの方にお遍路の道標を見つけました。。
通って良いんだ!こういったシチュエーションは本当にドキドキします。
しばらく進むと歩き遍路道が現れました!
高知では少ない歩き遍路道!山道ではありますが、曲がりくねった国道を近道で進めます。
中古車販売の裏手に出てきました。お遍路さんの休憩所もありました。
しばし休憩!
国道は緩やかなようでけっこう登っていたりします。宿につくとけっこうヘトヘトになっていました。
この日の宿は土佐佐賀温泉 こぶしのさとです。
敷地内に大師様の像もあるりっぱな遍路小屋もあったので、野宿の方もここの日帰り温泉を利用して遍路小屋に泊まるの良いかもしれません。
チェックインをして部屋に案内される途中、次の宿を聞かれました。
答えると関連する宿らしく、荷物を運んでくださるとの事、一瞬迷いましたがこれも何かの縁、お願いする事にしました。
温泉を頂き、施設内のレストランで食べたいメニューを見ていると、お遍路さんが入って来ました。
韓国からの留学生です!安芸に向かう途中で出逢った男の子でした。
一緒に食べるのも変かな?などと考えつつも声をかけると、ベジタリアン?らしく食べられるメニューが無かったようで出て行ってしまいました。
意外とペースが一緒だったのだと知ります。次はルートが違うだろうしもう会えないかもしれない。
何か出来る事はないかな??と思いました。先ほどの遍路小屋にテントを張っているようでした。
ずっとマスクをしていない様子だったのでマスクを持っていないのかな?と思ったので、ホテルのフロントで売っていた手づくりマスクを購入して、
「これから通る方向に感染者が多く出ているみたいだから」と渡すと、持っているとの事。。

役立たずでした。シッパイ!

仕方ないですね。。安全を祈ってお別れしました。

それにしても宿の少し手前、拳の川休憩所の横にあった「四国遍路みちぞい物語」の看板にあったのですが、猿田彦の命の業だったのか?!
その近くに猿田神社があり、失ったものや再会なども叶うらしい。
ここで「そういえばあの男の子とは結局合わなかったな」などと考えた気がする。
今度、白豆腐をお供えにいかないとですね。

ゆずカツオおにぎりを食べた「ゆういんぐ四万十」


シンボルツリーの椨(たぶのき)


結局入る勇気が無かった昔ながらの喫茶店


旧道標がお店に馴染んでいた


仁王門が見えて来ました


アルコールが設置されていました


境内の様子


本堂


大師堂


歓喜天堂


旧都築家別邸 古民家カフェ「半平」


旧都築家別邸


旧都築家別邸 居間より庭を臨む


カフェコーナーの様子


メニューも可愛い


美味しかったミニパフェとドリンク(裏庭を愛でながら)


ミニ浸水橋


大師様の小坊主さんを見かけたら左へ


環境美化センターに侵入


右方向の道を進むと遍路道が現れます


歩き遍路道の様子


国道の上を通過


竹林もあり、のどかでした


自動車販売会社の裏手に出ます


段々畑


こぶしのさとの遍路小屋


神々しく大師様が迎えてくれます


夜は利き酒とおつまみを頂きました(うつぼの唐揚げは外せません。。)


朝は土佐ジロー


猿田彦の命の看板

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