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荻原浩「神様からひと言」

2010年07月19日 | あ行の作家
主人公の凉平は
「押入れのちよ」
の恵太より大人

「メリーゴーランド」の啓一より子供
でしょうか


サラリーマンに元気をくれる傑作長編小説


素敵なひと言見つけました

夜の公園に現れるジョンの
「見つけたものは拾うべき、拾ったものは離さない」

お客様相談室の上司
篠崎の
「手の中に握ってるものが、たいしたもんじゃないことを知ってるのに、手のひらを開くのが怖いんだ。全部こぼれ出ちまうのが。本当にたいしたもんじゃなかったことを知っちゃうのをさ。誰も彼も、俺も」


仕事で出会った人々との関係性と愛する人や家族との絆が主人公を支え成長させていく

荻原さんの作品には
いつも光と希望が溢れていますね





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