読書と映画とガーデニング

読書&映画&ガーデニング&落語&野球などなど、毎日アクティブに楽しく暮らしたいですね!

辻原登「抱擁」

2010年07月19日 | た行の作家
2・26事件から間もない昭和12年、東京
前田侯爵邸の小間使いとして働くことになった18歳の「わたし」は、5歳の令嬢・緑子の異変に気づく
緑子は時折、ここにはいない誰か、の姿を追いかけるような仕草を見せる
誰か、とは「わたし」の前任者で、夫が2・26事件の首謀者の一人であった為、自ら命を絶ったゆきのなのだろうか

謎を追いかける「わたし」が引き起こしてしまった事件

そして最後の一行に唖然!

この作品自体は軽いもののように感じましたが
辻原さんの文章は好みですし、各文学賞を受賞されているようなので、過去に発表された他の作品も読みたいと思いました


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 川北義則「人間関係のしきたり」 | トップ | 荻原浩「神様からひと言」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

た行の作家」カテゴリの最新記事