人とは少し違う男の子・ワタル
家には父というものが存在しない
人より髪や目の色が薄い
ぼくのお父さんはクロマニヨン人だ
ぼくは遺伝子研究者であるお母さんがモスクワに研究滞在中にアイスマンのDNAを使って体外受精して出来た子供だ
と信じて疑わない少年の物語
結論
荻原さんの青春ものは膚に合わないようです
他の作品もですが荻原さんの描く青年には違和感を持ちます
でも荻原さんですから
あちこちに素敵な文章や言葉が散りばめられており読ませてくれます
特に自分の拠り所であったアイデンティティが否定された後のワタルの成長ぶり
周囲と違う自分を認めてくれる人がいたからこそ今の自分がある
普通でない自分に悩んでいたけれど気付けば普通の人間など何処にもいない
大切な人は少ない、だからこそ大切なんだ
ワタルとサチの不器用だけれど純粋な恋愛も良かったです
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「僕たちの戦争」は良いと思うンだけど…
現代の若者と第二次大戦中の特攻隊の若者が入れ替わっちゃう話。
自分は荻原氏の青春ものとして、これをお薦めします(^-^)b
でも、どちらかというと現代の健太より戦中の吾一に共感しました
吾一が現代の東京(日本)に戸惑い、疑問を持つ辺りが特に
「噂」
「コールドゲーム」
の若者はダメでした
二人の恋愛の行方を常に応援していたいワタルとサチの恋愛模様でした
映画かTVとして企画しても面白いのではないかと思います。
当たり前に生活していますが、時折自分の祖先を、
行き着くところまで調べてみたい気もするのですが(笑)
アイスマンを雪原に埋めるところは、そこまでやるの?でしたけど
(^_^;)
自分の祖先
興味ありますね~