2013年 日本
ほぼ三浦しをんさんによる原作通りでした
主人公の馬締(松田龍平)は原作から自分が想像していたよりさらに風変わり
一生懸命な人間が見せる滑稽さ、でもカッコイイ
真面目な馬締は松田龍平以外では誰が演じられるか、と思うくらい嵌まっていました
西岡(オダギリジョー)は映像でも相変わらずのチャラ男ぶり
プラス、原作では印象の薄かった西岡の彼女・麗美(池脇千鶴)が存在感を増していました
一見軽めの女の子なのだけれど西岡の良いところも悪いところも全部受容れてて、上手く手のひらで転がされているのは西岡のほうなのですね
馬締と香具矢(宮あおい)は原作とは少々違い完全にプラトニックに描かれていました
その分を西岡&麗美が補っていたかな
村越局長(鶴見辰吾)が「自分の給料分くらいの稼ぎを出せ」と馬締と西岡に厳しく言うところでは、夢を追っているだけでは企業は成り立たないという現実を観客にも伝えてくれます
辞書「大渡海」の編集から完成までには長い時間がかかります
馬締が辞書編集に携わり始めた時にアパート近くにあった公衆電話ボックスが12年後には姿を消していました
他にもPHSやパソコン、ファッション、ヘイスタイルなど時のながれを感じさせるものが色々と出てきてよく計算されていました
脇を固めるベテラン俳優陣も良かったです
加藤剛さん、随分お年を召されましたが美形ですね
エンドロールで麻生久美子さんの名前を見て、他の方の記事を思い出したのですが後の祭り
子供を抱いた全体像をボンヤリと覚えている程度で…残念
馬締が大量の辞書を買って帰宅するシーン
あれだけの辞書を一重の紙袋2つでは無理でしょう
絶対破れますよ、あれは (^_^;)
文字、言葉そして人への愛が描かれた素敵な映画でした
公開から直ぐ観なかったのは宮崎あおいさんの香具矢にギモンがあったから
鑑賞後の印象は
スクリーンに香具矢という女性は登場したが、宮崎あおいさんはいたのか、です
昔の「青い車」という映画のときの宮あおいさんが思い出されて仕方なかったのは何故かなぁ
よくわからないや
役者さんは、「大岡越前」の加藤剛をのぞきほとんど知らない人ばかりですので、どなたもみな新鮮でした。こういうところは、ほとんどテレビを見ないで○十年の仙人生活のメリットでしょう(^o^)/
私も英和辞典が一番かな。
「憮然」「右」を我が家の国語辞書(岩波)で調べました。
ナルホド、映画とはまた違う表現がされていました。(^_^;)
渡辺美佐さんや八千草薫さんもご存じないとは本当に仙人ですよ!
BSプレミアムで放送されている東山紀之版「大岡越前」を一回だけ見たのですが加藤剛版をそのまま持ってきた感じで、国営放送が民営の脚本をそのまま流用しているかと疑いたくなる内容でした。
今さらヒガシで放送しなくても加藤剛さんので充分でしょう、なんて思いましたよ。
そうですよね・・・私もあおいちゃんは別に嫌いじゃないけれど、ちょっと最近、出過ぎかな・・・と思ったりもします。
彼女じゃなくても、もっと別の女優さんでも良いんじゃないのかな・・・?って役でも、出てたりするから・・・。
青い車、むかーし見たんですが・・・
途中で寝ちゃって・・・・
そのまま返却しちゃった映画でした・・・
「青い車」
寝てしまったのですか。
分る気もします。
淡々と流れる物語でしたものね。
そういえばその時のお姉さん役は麻生久美子さんでしたよね!
ありませんが胸の奥からくる(じわあ~)
って感じが素敵な作品ですよね。
辞書作り・・・僕は無理だなあ(笑)
馬締役は松田龍平すっごくハマッて
いたかと思います。
ところで・・・宮崎あおいさんを見ると
どうしても幸薄い印象が否めないのは
僕だけでしょうか?
ありませんが胸の奥からくる(じわあ~)
って感じが素敵な作品ですよね。
そうそう、そうなんです!
邦画のこういうところが大好きです。
宮あおいさん
ハチャメチャに明るい役とか無いですねぇ。
どの作品の、どの役を演じても同じに観えてしまいます。
それって、まだ若くて将来のある女優さんにとって良いことなのかしらねぇ。